季節の花

季節の花などを掲載しています。写真はクリックして拡大して見てください。
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フジカンゾウ(藤甘草)

2007-09-22 10:38:18 | 趣味・季節の花
牛久自然観察の森の遊歩道沿いにところどころで咲いています。林の中を散策していてたまたま発見すすると、ハッとびっくりするような美しさを感じます。マメ科らしい淡紅色の蝶形のフジに似た独特の花で、花の大きさは7~8mm程度です。葉は写真でお判りのように萩などより大きく、甘草に似ているので、和名の由来となったようです。ハギなどとともに秋を感じさせる花の一つですね。前述した盗人萩と同じ仲間ですので、花後の実は動物などに引っ付いて繁殖します。学名は「Desmodium oldhamii」で、マメ科、ヌスビトハギ属の多年草です。写真は9月15日に撮影しました。
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カントウヨメナ(関東嫁菜)

2007-09-21 11:25:42 | 趣味・季節の花
8月中ごろから野原を散策していると、いわゆる野菊があちこちで咲いているのを見かけます。この花もその一つです。薄い白紫の綺麗な花で、秋の日差しを受けて凛としている姿はなんとも美しいものです。牛久自然観察の森でも咲いていました。関東地方以北の土手や小川の辺りなどに分布します。学名は「Kalimeris pseudoyomena」で、キク科、ヨメナ属の多年草です。和名の由来は、西日本に分布するヨメナ(嫁菜)の同属で関東以北に分布するものだからのようです。図鑑によれば、ヨメナは春先に若芽を摘んでおひたしにしたりして食用にできるようですが、カントウヨメナは食用には向かないと記述されていました。牛久自然観察の森では見頃の植物の説明板が設置されていますので、この花を知ることができました。写真は9月15日に撮影したものです。
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ヌスビトハギ(盗人萩)

2007-09-20 12:22:59 | 趣味・季節の花
牛久自然観察の森を散策していると、ハギに似た淡赤紫色をした花が咲いていました。ハギより草丈は低く、花もごく小さなものです。北米原産の学名「Desmodium paniculatum」、マメ科、ヌスビトハギ属の多年草で、最近土手や路傍のあちこちで見られるようになった帰化植物です。草丈は高いものは1mくらいにもなり、実には動物やヒトに引っ付くように密生した毛が生えています。このように動物などを介して繁殖します。秋の野原を歩くとズボンなどにすぐ種が引っ付くので厄介者とされています。和名は盗人が偲び足で侵入した足跡に花の形が似ていることのようですが、盗人も言い訳のできない証拠を残してくれる草かもしれませんね。
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緑米の実り

2007-09-20 11:44:56 | 趣味・季節の花
近所の大学の研究農場で栽培されているものです。「ミドリ米」と標札に記述されていました。緑米は玄米の皮の部分に緑黄色野菜に多い「クロロフィル」の成分が含まれているため、少し緑がかっている珍しい古代米の品種の一つです。最近の健康食ブームで生産量は増えて来ているかもしれませんが、もともと緑米の生産量は極めて少ないので、貴重なものです。従って市場では高価格で流通していると思います。もともと「もち米」の品種であることから、「うるち米」に少し混ぜて炊き上げて美味しく戴いたり、餅にして戴いたりするようです。写真のように稲の色も穂が黒紫色で、珍しい色をしています。(写真の後方にある稲は普通の色をしていますから比較して観察して下さい。) 以前古代米の稲穂を掲載した際、緑米のことを書きました。その際緑米を見た事がないので是非掲載して欲しいとのリクエストがありましたので、掲載します。写真は9月15日頃撮影しましたが、この頃はまだ花が咲いていました。収穫は10月上~中旬頃かもしれません。
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ミズヒキソウ(水引草)

2007-09-19 23:29:54 | 趣味・季節の花
夏の盛りから咲き始めている特色のある花です。野原でお祝いの際使う紅白の水引に似た長い糸状の花序にほんの数ミリ程度の小さな花が数多く咲きます。花期は8月頃から10月頃までのようですが、9月上~中旬頃が一番目だつような気がします。写真は既述したキンミズヒキと隣りあわせで咲いていましたので、金と赤のミズヒキ。これは縁起がいいかな?と勝手に理解してパチリ。日本や朝鮮半島など東アジアに分布しています。学名は「Polygonum filiforme」で、タデ科、タデ属の多年草です。写真は牛久自然観察の森で9月16日に撮影しました。花は白い色もありますが、やはり赤が目立ちますね。手前側に写っているキンミズヒキは花が既に終わっていますが、奥のほうにはまだ黄金色の花が見えますね。
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ウメモドキ(梅擬)

2007-09-19 14:07:16 | 趣味・季節の花
9月に入って朝晩が涼しくなったからでしょうか、牛久自然観察の森でも赤い美しい実をつけたウメモドキを観察することができます。花は小さな5弁の梅のような花(白又は薄紫色)ですが、秋になると真紅色の綺麗な実をつけます。雌雄異株で実のつく木とつかない木があります。本州から九州にかけての野山に分布し、学名は「Llex serrata」で、モチノキ科、ウメモドキ属の落葉低木です。秋が深まると葉は紅葉し落葉しますがその時期にも残っている赤い実は又格別に美しさを増します。和名は葉が梅の葉に少し似ていることからつけられているようです。写真は9月16日に撮影したものです。これからが身ごろですから散歩がてら是非見ておきたい植物です。
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コウホネ(河骨)

2007-09-18 22:49:54 | 趣味・季節の花
牛久自然観察の森の沼の辺に咲いていました。葉が意外に大きいのでその下のほうに咲く小さな黄色い花を、誰に見せようとしているのでしょう。恥ずかしそうにソッと咲いていました。水面に映るくらいの水際に咲いています。和名は根茎が白く、ところどころに葉の跡が残り、骨のように見えることから名づけられたようです。ちょっと気味の悪い名前ですね。学名は「Nuphar japonicum」で、スイレン科、コウホネ属の多年生の水草です。葉は、水深が深いところでは浮葉となり、浅いところでは水の上に伸びています。花を良く見ると外側の花弁のように見える黄色いものは、実は顎で、写真では良く見えませんが、花弁はその内側にあります。説明板には牛久市周辺でも減少しており、牛久市の絶滅危惧種に指定されていると記述されていました。写真は9月15日に撮影しました。
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とんぼ

2007-09-18 22:25:52 | 趣味・季節の花
ちょっと一息・・。花を見て歩いていると、トンボがロープにとまって動きません。そこでパチリ! トンボの名前はわかりませんが、当日の比較的強い風に向って懸命にバランスをとっています。秋になると山から里へ赤とんぼが下りてきますが、その一つでしょうか?尻尾が赤とんぼほどには赤くないですが、透き通ったはねを羽ばたかせて飛ぶ姿は何とも優雅です。かつて軽飛行機の「赤とんぼ」に乗っていたことを思い出しました。
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アキノノゲシ(秋の野芥子)

2007-09-18 20:22:43 | 趣味・季節の花
牛久自然観察の森で見かけました。野原の日当たりの良い路傍で淡黄白色の菊のような花を咲かせています。最近までこのような花があることさえ知りませんでした。雑草が繁茂する野原でふと見かけると、ハット驚くような美しさと凛とした品格を感じます。春に咲くノゲシに花が似ていることから和名である「秋のノゲシ」となっているようです。8月末頃から11月頃にかけて咲きます。花後はタンポポのような丸い綿毛状の種子が出来ます。タンポポのような風媒花だと思われます。東南アジア原産で、日本、朝鮮半島、中国、台湾などに広く分布しています。学名は「Lactuca indica var. laciniata」で、キク科、アキノノゲシ属の多年草です。写真は9月16日に牛久自然観察の森で撮影しました。
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オトコエシ(男郎花)

2007-09-17 19:26:02 | 趣味・季節の花
秋の七草の一つ「オミナエシ」が咲く頃にオミナエシに似た白い花が咲きます。オミナエシより葉や茎が大きくて凛として見えることから、女郎花(オミナエシ)に対比して男郎花(オトコエシ)と名づけられたもののようです。日本や中国に分布s、学名は「Patrinia villosa」で、オミナエシ科、オミナエシ属の多年草です。写真は9月15日に牛久自然観察の森で撮影しました。
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ヒガンバナ(彼岸花)

2007-09-17 19:05:35 | 趣味・季節の花
彼岸の頃に田んぼの畦や土手の法面で咲きます。今年は暑い夏で少し遅いのかと思っていましたが、牛久自然観察の森では咲き始めていました。秋を告げる花の一つで、彼岸の頃に咲くことからこの和名になったのでしょう。地下にある鱗茎で繁殖するため、群生していることが多い植物ですね。小さい頃ヒガンバナには毒があるからといわれて近寄らなかったですが、花をよーく見るととても綺麗ですね。別名は「曼珠沙華」とも言われて彼岸の頃に祖先を供養するために咲いているような気もする品格のある花です。学名は「Lycoris radiata」で、ヒガンバナ科、ヒガンバナ属の多年草です。花の色は白い色のものもあります。あぜ道などで地面からにょっきり芽が出てきてどんどん伸びた茎(約30~50cm)の先端に花を付けます。花の後から葉が出てくるのが特徴です。
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クルマユリ(車百合)

2007-09-17 18:33:16 | 趣味・季節の花
今年の夏山で北アルプスを踏破した家族が涸沢付近で撮影して送ってくれた写真です。8月15日頃撮影されたものです。高山植物の中では派手な花の一つで、反り返った美しい花弁はなかなか風格がありますね。疲れた多くの登山者を元気付けてくれることでしょう。学名は「Lilium medeoloides」で、ユリ科、ユリ属の多年草です。この写真では少し見えていますが、茎の周りに車の車輪のように葉がついています。これが和名の由来といわれています。我が国に自生するユリとしては最も標高の高いところで咲くものといわれていますので、高山で自生する花の写真は登山した人だけが撮影できるものですね。
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ナナカマドの実

2007-09-17 15:42:39 | 趣味・季節の花
9月9日の帯広は夏を思わせる暑さでしたが、着実に植物は秋に向って変化していました。秋が深まるともっと赤く色づきますが、この日はまだ少し黄色みがかっていました。朝晩の冷え込みが綺麗な赤色を作り出すのでしょう。写真は9月9日に帯広で撮影したものです。あれから半月を過ぎてもっと赤い美しい色になっているのでしょうね。既にナナカマドの花については安曇野付近で撮影したものを掲載しましたので、それを比較してご覧下さい。
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ツルボ(蔓穂)

2007-09-17 13:10:44 | 趣味・季節の花
最近道端の草むらで淡紅紫色の綺麗な花が咲いていますね。和傘を畳んだときの様な外見の総状花序をしています。夏の終わりごろから、日当たりの良い草原などで一斉に咲き出して来るように感じます。牛久自然観察の森でも今あちこちで咲いています。日本、朝鮮半島、中国などに分布し、学名は「Scilla scilloides」で、ユリ科、ツルボ属の多年草です。ユリと同様に地下に小さな卵形の鱗茎があり、飢饉があった際には食用にされたこともあると記述されていました。また薬効もあるようで、薬用植物図鑑にも記述されています。野原に群生して咲いている花はとても美しく、直ぐにシャッターを切りたくなります。写真は9月15日に撮影しました。
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バショウ(芭蕉)

2007-09-16 20:22:13 | 趣味・季節の花
道路沿いのお家の庭に植えられていました。観葉植物として露地に植えてあり、変わった花が咲いていましたので、撮影しました。寒さにも強いバショウだと思われます。バショウは、葉が大きくて芭蕉布の材料にされるそうです。台風の後でしたので、葉が相当痛んでいましたが、写真でお判りのように淡緑色の苞がついています。その付け根に雌花が咲いているのが見えると思います。小さなバナナのような実がつくことがあるので、英語名は「Japanese banana」といわれると記述されていますが、食用にはならないようです。葉の絞り汁や根茎に薬効があるようで、古くから民間療法などで使われていると書かれていました。学名は「Musa basjoo」で、バショウ科、バショウ属の多年草です。学名の名付け親はシーボルトであると記述されていました。これと同じバショウ科のリュウキュウバショウは、古くから沖縄で栽培されており、芭蕉布の材料とされているようですね。写真は9月中旬に牛久周辺の道路沿いにあったものを撮影しました。
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