サクラソウ展で撮影した最後の花です。掲載した花はほんの一部で、全部はとても掲載できないほどの豊富な種類が展示されていました。この花は紅色が濃くてやや俯きに咲いていますが、開花した状態がなんとなく派手で、風格があるように感じます。写真は4月26日に撮影しました。
つくば植物園で行われていたサクラソウ展で見かけました。比較的高く伸びた茎の先端に輪生する薄紅色のサクラソウです。名前がとても文学的ですから・・花を見ていろいろと想像力が膨らみます。写真は4月26日に撮影しました。
つくば植物園の中で「サクラソウ展」が行われて、鉢で育てられた各種のサクラソウが美しさを競っていました。その中から数点を紹介します。最初は’戦勝’と言う勇ましい名前を持つサクラソウです。写真のように花の中心部と先端に白色があり、一本の茎に数輪が咲いています。嘗て武将が戦での勝利を願って眺めていたのかも知れませんね。花に固有の名称がついていると何かと想像力を働かせて自分なりのイメージで見ますから興味深いものです。写真は4月18日に撮影しました。
つくば植物園の池の近くで咲いていました。写真のように5弁の桜のような花びらがまだ肌寒い春先に地面近くで凛として咲いているのを見ると何となくうれしくなって励まされるようにも感じます。説明板によれば、わが国原産で「ニホンサクラソウ」とも呼ばれ、準絶滅危惧(NT)種として指定されており、自生地での個体数が激減し、保護されています。学名は「Primula sieboldii」、サクラソウ科、サクラソウ属の多年草です。つくば植物園では4月下旬ころに「サクラソウ展」が行われていましたので、園芸種を含めて紹介します。写真は4月15日に撮影しました。
つくば植物園の観察路脇で咲いていました。我が国のあちこちの山地や丘陵の林縁などで咲いています。写真のように花は釣り鐘型で、白色ですが、先端は緑色をしています。葉は笹のようながですが、柔らかく、春先に新芽を摘んで山菜として食材にする地域もあるとか。この植物は古来薬用としてその根茎部分が使われてきました。若芽も甘くて美味しいようです。説明板によれば、「Polygonatum odoratum var. pluriflorum」、ユリ科アマドコロ属の多年草です。とても似た植物に「ナルコユリ」があります。一見すると違いがわかりにくいですが、茎に特色があり、丸いものが「ナルコユリ」、角ばった感じがするものが「アマドコロ」と教えていただいたことがあります。写真は4月29日に撮影しました。
つくば植物園の海岸植物区画で咲いていました。黄色いマメ科独特の美しい花です。北海道~本州の海岸付近に自生しています。春になると砂の間から緑色の柔らかい芽が出て、連休の頃には花が咲きます。説明板によれば、「Thermopsis lupinoides」、マメ科、センダイハギ属の多年草(宿根)です。