つくば植物園で咲いていました。花だけを見るとあまり区別がわからないかと思いますが、この植物は夏に実がなって特徴がはっきりするようです。褐色の実にひげがあり、五月人形で見る「鐘馗さん」のひげに似ていることが和名の由来のようです。写真でお分かりでしょうか、萼の奥の方に髭のようなものが少し見えています。説明板によれば、中国中部地域原産で、「Kolkwitzia amabilis」、スイカズラ科の落葉低木です。写真は5月9日に撮影しました。
つくば植物園の小川のほとりで咲いていました。白い小さな花に芳香があり、近くを通ると甘い香りがします。関西地方から九州にかけて野山などで自生しているわが国固有の略用低木です。緑の葉と白い可憐な花に良い香り・・。庭植えや鉢物として楽しんでいる方も多いようです。写真は4月18日に撮影しました。
つくば植物園では5月に入って各種のウツギた花盛りです。その中からいくつかの種類を紹介します。初めに、白や紅色の花がとても色鮮やかで良く知られているウツギが写真の「ニシキウツギ」です。実はこの花は、白色から時間がたつにつれて紅赤色に変化しますので、二色の花を同時に楽しめると言うわけです。ハコネウツギとも良く似ていますが、それもそのはず、生育する場所で違う名前になっています。沿岸付近で咲くものを「ハコネウツギ」、山で生育する物を「ニシキウツギ」と呼んでいるようです。説明板によれば、「Welgela decora」、スイカズラ科の落葉低木です。写真は4月29日に撮影しました。
最近道端にあちこちで咲き、増え過ぎて困っている植物のひとつです。こともの頃傘の先でなぎ倒して遊んだこともありますね。一輪一輪は薄赤紫や白色の小さな菊の花に似ていますから、とても美しい花ですが、繁殖力がとても強くて土手や道端のあちこちで咲き、迷惑な帰化植物として嫌われているところもあります。和名はもともと夏から秋にかけて咲くシオン(紫苑)に似ていますが、春に咲くことから名付けられたようです。もともと北米原産で、大正時代に観賞用として輸入されたようです。写真は5月18日に撮影しました。