2018/05/02 撮影
[ ゼンマイ科ヤマドリゼンマイ属の夏緑性多年草、シダ植物 ]
日本では、
北海道~本州中部以北かけて、
山地の冷涼な明るい湿地や湿原などに自生し、
多くは大きな群落になります。
草丈は、60~100cm。
根茎は太く径5~8㎝に達し、頂より葉を束生します。
葉は、直立するが上部ではやや開き気味となります。
胞子葉と栄養葉の2形性であり、
胞子葉は少し早く出て胞子を散らしたあとすぐに枯れ、
栄養葉は少し遅れて出て冬に枯れます。
栄養葉は、長さ30~60㎝、幅10~25㎝の長楕円形で、
2回羽状複葉、下部は多少狭くなります。
羽片は長楕円状披針形で先端は尖り羽片に深裂し、
長さ5~14㎝、幅1.5~2.5㎝、
裂片は接近して並び、鈍頭または円頭、やや革質で鮮緑色、
縁にはわずかに毛が残り、2叉する側脈があります。
はじめは全体にわたつて赤褐色の綿毛を被り、
若芽は食用にします。
胞子葉は栄養葉よりも小形、2回羽状に分裂し、
全体に黒毛が混った赤褐色の綿毛をかぶります。
名は、ゼンマイ科の植物であること、
褐色の胞子葉を山鳥の尾に見立て付いたそうです。
小さな草花たちを
夏の強い日差しから守るために、
山鳥薇を植えてみました。
丁度いい日陰ができるように期待して…。
2018/04/02 撮影
2018/04/07 撮影
2018/04/09 撮影
2018/04/12 撮影
2018/04/18 撮影
2018/05/02 撮影
〃…胞子葉