↑ 2019/04/21 撮影
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[ カヤツリグサ科スゲ属の多年草 ]
北海道、本州の中北部と近畿地方南部、九州屋久島において、
亜高山の乾いた草地や礫地に自生します。
草丈は、30~60cm。
根茎は短く、密に叢生します。
根は黄褐色の根毛が多く、匐枝はありません。
葉は、幅の広い線形で長さ約20㎝、幅約3.5㎜、下部は長い葉鞘になり、
基部は紫褐色の光沢のある鞘状葉で包まれます。
裏面は粉白色です。
開花は、6~7月。
扁平で2稜形の細い茎を出し、頂に3~4個の小穂を付けます。
頂小穂は雄性で1個、長さ1~2㎝位の倒披針状紡錘形で光沢のある濃紫褐色です。
側小穂は雌性で2~3個、下位のものは短く細い柄を持ち、
やや垂れて花穂より長い無鞘の苞があり、雄小穂と同色です。
雌花の鱗片は赤紫色の披針形で長く先は次第に尖ります。
花胞はやや短く、長披針状で刺毛があり、くちばしは深く2裂します。
花柱は2個あって長く、宿存性です。
名は、花穂を狸の尾に見立てての呼称であるタヌキランに比べて、
小さいということから付いたそうです。
大きな鉢のコタヌキランは、
花穂を付けませんでしたが、
小さな鉢のコタヌキランは、
花穂を付けてくれました。
2018/12/21 撮影
2019/03/16 撮影
2019/03/30 撮影
2019/04/03 撮影
2019/04/21 撮影
< 2021 年 >
2021/03/27 撮影
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