◉ 山錦木 (やまにしきぎ)・真弓の実 (まゆみのみ)・檀紅葉 ( まゆみもみじ )
しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実 ・・・・・ 後藤比奈夫 [初心]
西の山人居てまゆみの実を握る ・・・・・ 金子兜太 [東国抄]
まゆみの実寄りくるものをいとほしむ ・・・・・ きくちつねこ [雪輪]
秋に葉は橙色に美しく紅葉し、
角ばった実は淡紅色で、
熟すと4個の赤い種子が顔を出します。
古くから観賞用に、
庭木や盆栽などに用いられてきました。
* 檀の花(仲夏)
[ ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木 ]
この径の行き止まりらし檀の実 ・・・・・ みなみ
マユミ (檀)
日本では、
北海道~九州の山野に自生します。
樹高は、3~10m。
若い枝は緑で白い筋があり、
樹皮は灰白色です。
葉は楕円形で先が尖り、
縁に鋸歯があって対生です。
雌雄異株。
花期は、5~6月。
葉腋から出た長い柄の集散花序に、
花径約1cmの緑白色4弁花を付けます。
果期は10~11月。
果実はほぼ四角形で淡紅色に熟し深く4裂、
中から朱色の仮種皮に包まれた種子を出します。
材は細工物などに利用します。
名は、材がよくしなるのでこの木で弓を作ったことから、
真弓と付いたそうです。
別名 : ヤマニシキギ・カワクマツヅラ
2011/07/08 撮影…青い実