しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

トウテイラン ( 洞庭藍 ) 

2016-09-15 |  9月 の花たち

                                ↑ 2016/09/12 撮影




[ オオバコ科クワガタソウ属の多年草 ] 
ゴマノハグサ科ルリトラノオ属として分類することもあります。

本州の近畿~中国地方北部の、
日本海沿岸に自生します。
草丈は、40~60cm。
茎は円柱形で直立し、
全体が白い綿毛で密に覆われています。
葉は、ほとんど柄が無く、
長さ5~10㎝の披針形で先が鈍く基部が細くなり、
縁に少数の浅い鋸歯があって、対生します。
花期は、8~10月。
茎頂に穂状の総状花序を出し、多数の青紫色の花を密に付け、
下部から咲き上がります。
花冠は下部が筒状で、先が4裂し、雄しべは2本、雌しべは1本です。
花柄は短く、がくは深く4裂します。
果実は蒴果(さくか)、卵球形で先がやや凹み、
小さな円柱状の種子が多数入っています。
江戸時代の園芸植物で鑑賞用に栽培されていましたが、
今はあまり栽培されていません。
名は、花の色を中国の洞庭湖の美しい水の色にたとえて付いたそうです。
・絶滅危惧種・ 

銀色がかった葉と
青紫色の花のコントラストが美しく、
日向が好きです。
雨が多く日照不足の日が続いていますので…
ちょっと気になります。


 2016/04/10 撮影
 〃

 2016/05/06 撮影

 2016/08/24 撮影
〃 



2016/08/26 撮影



2016/08/29 撮影



2016/09/10 撮影


2016/09/11 撮影


6016/09/12 撮影



2016/09/16 撮影

 

<  2017 年  >
 2017/12/16 撮影


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イブキジャコウソウ ( 伊吹麝香草 )

2016-09-15 |  6月 の花たち

                      ↑ 2016/05/10 撮影…伊吹麝香草

 2016/05/10 撮影…白花伊吹麝香草 

[ シソ科イブキジャコウソウ属の常緑性小低木 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
低地から高山帯までの日当たりの良い岩地や乾いた草地に自生します。
草丈は、3~15cm。
茎は細く、地上を這い、上部が斜めに立ち、また枝分かれして直立し、
多数の枝を出します。
若枝には白い短毛があります。
葉は、ごく短い柄を持ち、卵形~長楕円形で長さ5~10㎜、幅3~6㎜、
先が鈍頭、縁は全縁、十字対生します。
表・裏面とも腺点があります。
花期は、6~8月。
枝先の短い花穂に淡紅紫色の小さな花を数段密に付けます。
花冠は径約5㎜の2唇形で、長さ7~8㎜、上唇は小形で直立し、先が凹みます。
下唇は平らに開いて3中裂し、裂片は細く円頭です。
雄しべは4本で同じ長さまたは下の2本が長く、雌しべは1本で柱頭が2裂します。
がくは筒形の2唇形で長さ4~5㎜です。
果実は分果で4個に分かれます。開花期の地上部を採取して、
陰干したものを薬用、また香料に用います。
名は、伊吹山に多く産し、芳香があることから付いたそうです。
別名;イワジャコウソウ(岩麝香草)・ヒャクリコウ(百里香)

草庭に初めて植えてみました。
匍匐枝を伸ばし、見たところは名もない草のように見えます。
小さな花を咲かせる姿は可愛らしく、
ちょっと触れると芳香に包まれます。


イブキジャコウソウ(淡紅紫色)
 2016/04/12 撮影
 〃
 〃

 2016/04/30 撮影
 〃

 2016/05/02 撮影
 〃

 2016/05/05 撮影

 〃

 2016/05/06 撮影
 〃

 2016/05/10 撮影
 〃

 2016/05/13 撮影

シロバナイブキジャコウソウ(白花)
 2016/04/12 撮影
 〃
 〃

 2016/04/30 撮影
 〃

 2016/05/02 撮影
 〃
 〃

 2016/05/05 撮影

 2016/05/10 撮影

 2016/0812 撮影

2016/05/13 撮影



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