↑ 2013/03/21 撮影
[ ゴマノハグサ科クワガタソウ属の二年草、ヨーロッパ原産 ]
明治初期に帰化植物として日本に入り、
今は各地の畑や道端に普通に見られます。
草丈は、15~30cm。
全体はイヌフグリより大きく、
茎は基部で枝分かれして地上を這って四方にに広がり、
柔らかな毛か生えています。
葉は、卵円形で長さ0.7〜1.8cm、幅0.6〜1.5cm、
先の鈍い鋸歯を持ち、茎の上部のものは互生し、下部のものは対生します。
花期は、3~5月。
葉腋から長い花柄を伸ばし、藍色の条を持った淡青色の小さな花を付けます。
花冠は径約8㎜で深く4裂し、筒部はごく短く、上裂片は幅広く円形、下裂片は小さいです。
雄しべは2個です。
日が当たっているときだけ開きます。
萼は深く4裂し、裂片は狭卵形て先は鈍形です。
果実は、蒴果でやや扁平な倒心臓形、
数個の大型の種子は長さ1.5㎜楕円体で腹部に窪みがあります。
名は、イヌフグリより大きく、果実の形が犬のふぐりに似ていることから付いたそうです。
駐車場や道端の日だまりに、
空色の可愛い花が星を散りばめたように咲いているのを見かけます。
オオイヌノフグリが各地に広がって、
淡紅色の小さい花を付ける在来種のイヌフグリは、
山間部に行かないと出会えないほど減少してしまったそうです。
2013/03/21 撮影