↑ 2011/06/23 撮影…高清水自然公園のヒメサユリ
高清水自然公園の姫早百合群生地 (たかしみずしぜんこうえんのひめさゆりぐんせいち)
高清水自然公園は、
福島県南会津町(旧南郷村)にある
貴重なひめさゆりの群生地です。
楢(なら)林を進んで行くと、
7ヘクタールのすり鉢状の草原が広がり
約100万本のひめさゆりが自生しています.
毎年6月中旬から7月初旬にかけて開花するそうです。
ヒメサユリは別名オトメユリとも呼ばれ、
ウイルスに弱く、
種から育って1輪の花を付けまでに
早くて4年はかかり、
多くの花を付けるには7~8年かかるそうです。
今年は開花が遅いとのことですが、
新緑の風にそよぐ
淡色や濃いピンク色の優しい花を見ることができました。
木道を整備したり、
群生地の保護対策も進められていました。
2011/06/23 撮影
…高清水自然公園
…木道
…ヒメサユリの蕾
…ヒメサユリの蕾
…ヒメサユリ
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…赤松林、マツゼミの声
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…アザミ
…ヤマボウシ
…タニウツギ
…ヤマドリゼンマイ
駒止湿原 (こまどしつげん)
2011/06/23 撮影
駒止湿原は、
昭和村と南会津町にまたがる標高1100mに位置し、
ブナ林に囲まれた10数個の湿原からなりたっています。
その代表的なものは、大谷地(おおやち)約14ha・白樺谷地(しらかばやち)約5ha・
水無谷地(みずなしやち)約8haなどで、
国の天然記念物に指定されています。
指定保護区域面積は148haあり、
この3つの谷地を結ぶ木道と道路の長さは約2kmです。
低層から高層へと3種類の湿原があり、
湿原特有の貴重な植物の宝庫として
幅広い種類の植物(471種類)を見ることができます。
また貴重なモリアオガエル、クロサンショウウオの生息地域にもなっています。
4月下旬から5月上旬の雪解けとともに
水芭蕉が咲き始め、
ワタスゲ・リュウキンカ・ニッコウキスゲ・タテヤマリンドウ・
ショウジョウバカマ・コオニユリ・エゾリンドウなど、
次々と咲きます。
また、現在喪失してしまった56haのブナ林の復元が行われています。
全ルート、片道130分~180分で、
大谷地湿原は1時間弱で一周することができます。
山頂近くの駐車場(南会津町)からすぐに駒止湿原への入り口があり、
少し歩くと大谷地が広がります。
2011/06/23 撮影
…南会津町駐車場から入り口へ
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大谷地 (おおやち)
木道(一方通行)を進むにつれ、
コバイケイソウ・ワタスゲ・ウラジロヨウラクを初めとして
色々な花が咲いていました。
2011/06/23 撮影
…大谷地
…ツマトリソウ
…レンゲツツジ
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…ウラジロヨウラク
…コバイケイソウ
…ミズバショウ
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…ワタスゲ
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…ズミ
…ニッコウキスゲ
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…コバイケイソウ
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…タテヤマリンドウ
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白樺谷地 (しらかばやち)
進むと
ヒオウギアヤメ・タテヤマリンドウ・シャクナゲなどを見ることができ、
ホトトギスが鳴いていました。
2011/06/23 撮影
…白樺谷地
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…シャクナゲ
…ヒオウギアヤメの蕾
…ヒオウギアヤメ
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迂回道路、南会津町駐車場へ
2011/06/23 撮影
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…笹の花
…ヨモギ
…フキ
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…ブナ植樹地
…タニウツギ