しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

奥多摩の紅葉 ・ ころ柿の里・・・[ 東京都西部~山梨県塩山市 ] < 11月 >

2010-11-21 |  雀の足あと ・・ 冬

                               ↑ 2010/11/20 撮影

中野区役所前7時50分集合8時発。
バスは青梅街道を走り、御嶽で下車しました。

御嶽
            2010/11/20 撮影
 

 


御嶽駅からJR青梅線に乗り、
御岳渓谷の紅葉を眺めながら鳩ノ巣で下車(約15分)。

鳩ノ巣

鳩ノ巣渓谷沿いに、
落ち葉を踏みながら双竜の滝や鳩ノ巣由来の碑などを散策しました。

             2010/11/20 撮影
…雲仙橋から

…双竜の滝

…鳩ノ巣由来の碑付近




バスで国道411号線を行き奥多摩湖に到着。

奥多摩湖

山々が色付き、
木の葉が日を受けながら舞い散る湖のほとりを
ゆっくり散策しました。

             2010/11/20 撮影
 

…ドウダンツツジ


奥多摩湖を後に、
車窓から丹波渓谷を眺めながら柳沢峠で下車。

柳沢峠 (標高1472m)
峠からは遠富士が見え、穏やかな冬景色を楽しみました。

             2010/11/20 撮影
…柳沢峠からの遠富士






バスは大菩薩ライン(国道411号線)を走り、
塩山 「ころ柿(枯露柿)の里」 に到着。

ころ柿(枯露柿)の里

恵林寺を通り、澄んで豊かな水の小流れに添いながら、
農家の吊るし柿のすだれを見て回りました。
門の外から吊るし柿の写真を撮っていましたら、
庭に入れて下さり、お話を伺いうことも出来ました。

             2010/11/20 撮影
…吊るし柿・平干しの柿・柿の皮

…ブドウの葉

…カリン

…リンゴ

 



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山茶花 ( さざんか ) <季> 初冬

2010-11-21 |  冬の草木・その他 の 俳句

◉ 茶梅 (さざんか)・姫椿 (ひめつばき)・小椿 (こつばき)

霜を掃き山茶花を掃く許りかな ・・・・・ 高浜虚子[虚子全集]
山茶花は咲く花よりも散つてゐる ・・・・・ 細見綾子 [雉 子]
山茶花の散る月光に畳職 ・・・・・ 黒田杏子 [一木一草]

小春日の頃に咲く山茶花は、椿の花とよく似ていますが、
椿より花弁が平に開き、葉がやや細く、小ぶりです。
寒風に花弁が一枚一枚散っていくさまは、寂しい中にも趣があり、
椿より繊細で清楚な味わいがあります。
椿に似て葉や花が椿より小さいことから、
「姫椿」「小椿」ともいいます。

  [ ツバキ科ツバキ属の常緑小高木 ]

山茶花や夕暮方の里恋し ・・・・・ みな

サザンカ(山茶花)
日本原産の花木で、
山口県・四国西南部・九州・沖縄に及び、
低山から海岸近くにも自生します。
樹高は、2~6m。
枝はよく分枝し、多くの葉を付けます。
葉は柄を持ち、長さ3~6cmの倒披針形、幅に広狭があります。
先はわずかに凹み、尖りぎみでときにやや丸味を帯び、
質は厚く、縁には低鋸歯があり、互生します。
花期は、10~12月。
花は一重で、白色の花弁は5~7枚、薄く、波をうち、芳香があります。
平開し、ばらばらに散ります。
果実は、2cm弱の球形で、夏の終わりに熟します。
江戸初期にはすでに園芸化が始まっていて
さまざまな園芸品種が生まれ、
花色は、白のほか淡紅・濃紅・絞りなど、
一重・八重・千重咲きなどがあります。
寺院や庭園などには樹齢300~400年の古木もあります。
日陰や大気汚染・潮風にも耐える強健な木で、
庭木・生垣・切花・盆栽などに使われています。
材は細工物に、種子からは油を採ります。
漢名で椿を「山茶」その花を山茶花(サンサクヮ)、
椿と似ているので山茶花と呼ばれ、それが
が転訛してサザンカになったそうです。

 


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