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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

[千本銘木商会」で開催された「木の感謝市」。木工体験で、ミモロもマガジンラックを製作。

2016-10-16 | 体験

「また、参加したい~」と、今回2回目となるミモロの木工体験。今年も10月8日に「千本銘木」という京都屈指の銘木店に意気揚々と向かいました。

  
「千本銘木商会」は、もともと三条通の高瀬川のそばに店を構え、神社仏閣や茶室をはじめ、さまざまな建築物に優れた木材を供給してきた歴史ある老舗です。「酢屋」という屋号でも知られ、幕末、坂本龍馬をかくまった商家として、その名を歴史に刻みます。

現在「千本銘木商会」を担う中川典子さんは、ミモロのお友達。「ミモロちゃん、今日も頑張ってね~」と。「あ、田村さんも参加するんだ~」と偶然、プロデューサーとして活躍するお友達とも一緒になりました。
「ミモロちゃんも来てたんだ~」 「うん、2回目」と。

木工教室は参加費3000円。千木銘木の良質の木材を使って、木工雑貨を作ります。ベテランの職人さんが指導してくれます。
「今回は、マガジンラックだって~」
参加者の前には、すでに切りそろえられた木材が。それを組み立ててゆくのです。
 形は自分の好みで
「え~と角の部分は削ろう」とミモロは、木に切断する線を描きます。「のこぎりで切らなくちゃ~」
「う~動かない」「のこぎりは、あまり立てないで・・・手前に引くときに木が切れますから、押すときは力を入れすぎないようにね~」とのこぎりの使い方を教わります。
「なるほど、こんな感じね~」「そう、上手上手・・・」

次に、切った部分やマガジンラックに使う木材の角をすべてやすりで丸くします。
「これミモロ得意・・・」と、なかなか丁寧な仕事をするミモロ。すべての木材の角にやすりをかけます。「できた~」

「では、次はいよいよ組み立てますよ」マガジンラックの上の持ちて部分と底の板を付けます。すでに持ちて部分は、丸く穴が開いているので、そこに円柱の木材を差し込み、またそこの部分にも切り込みがあるので、そこに底板を入れ込みます。
「ぎゅ~」体重をかけて穴に差し込むミモロ。
「大丈夫かな?」と鉄棒のようにしながら安定具合を確認。ミモロがぶら下がってもビクともしないほど安定。
「では、底板と側面の板に釘を打ってください~」と。「は~い」
「重い~ヨイショ、トントン」体重を掛けながら釘打ちを…。
「あ、曲がっちゃった~まずい…」と慌てるミモロ。「大丈夫ですよ、ちょっと貸して~」
「上手だなぁ~」と職人さんの釘打ち作業に見惚れるミモロ。
「見てばかりいないで、ミモロちゃん、自分でやってください」と。「うん、全部やってくれてもいいけど…」
なんとか残りの部分の釘打ちを澄ませたミモロ。

「キャ~完成!すごい~」
サイドの木材は、いろいろな種類があって、ミモロは、ヒノキとトチの木を選びました。「あの~1枚多くしてもいいですか?」と完成品より、サイドの木材は1枚おまけで多くなってます。

「あれ?だれもいない…」ミモロが自分のペースで一生懸命に作業をしていたら、気づけば、すでに参加は全員作業を終えて、帰っていました。「わ~ミモロ、ビリだったんだ~。ごめんなさい。遅れちゃって~」と。
「いいんですよ、気にしないで・・・まだまだ時間ありますから…」と優しく・・・。

「ミモロちゃん、こっち来て~。最後に焼き印いれましょうね」
「ブチュ~」「熱いから気を付けて…」リハーサルしてから、ミモロのマガジンラックに焼き印を押します。

「この焼き印入れると値打ちが上がる~」とちょっと誇らしげなミモロ。

「ミモロちゃん、できた~」と、ミモロが終わるまで待っていてくれたお友達の田村さん。
「あ、待っててくれてありがとう…ほら、こんなのできちゃった~」と、作品をうれしそうに見せます。

さて、この「木の感謝市」は、木工教室のほかに、日頃公開されていない「千本銘木」の作業所の見学も無料でやっています。
「多くの人に木に触れ合ってほしい。また木のすばらしさを知ってほしい。さらに木を育てることがいかに大切で、そして多くの人が長い年月をかけているかを知ってほしい」と中川さん。

私たちが使う木材は、100年以上の歳月をかけて育まれたものも多いのです。
先人たちが、未来を思い、植えた木が、今の私たちの生活に役立てられているのです。

「感謝しなくちゃね~」とミモロ。

100年先も、1000年先も、人々が木材を使うためには、今、環境を整え、自然を守ってゆかなくてはなりません。
「木のお仕事って、昔に感謝して、未来につなげるお仕事なんだ~」と、木工体験を通じ思うミモロです。

*「千本銘木商会」の詳しい情報はホームページで。個人の家の改装なども手掛けています。「どうぞお気軽にご相談ください」とのことです。


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1日1組のゲストハウス。「0CAFE+ INN」(ゼロカフェ プラス イン)。モダンで快適なスペース。

2016-10-15 | 宿・ホテル

祇園安井にある「0CAFE +INN](ぜろカフェ プラス イン)。1階は、染色作家 山本玄匠の作品が展示されているギャラリーのようなスペースのカフェ。その2階は、ゲストハウスになっています。

ミモロは、オーナーであり、カメラマンの築地久さんの案内で、2階のゲストハウスを見せてもらうことになりました。
  
2階には、INNと書かれた入口から入ります。階段を上がって2階に到着。
「わ~素敵なお部屋~」
 
部屋のドアを開けると、そこには、広々としたスペースが…。
かつて町家だった家を改装したゲストハウスは、奥行きのある造り。2階全体が客室です。
「わ~スイートルームみたい…」ここは、1日1組だけが宿泊できます。

ミモロたちは、部屋の中を見て回ります。
「ここバスルーム?わ~素敵、使いやすそう・・・」
機能的でモダンな浴室とトイレです。
バスルームを過ぎると、奥はリビングルームです。
  
木製のテーブルと「玄匠染め」の特注ソファー、そしてキッチンもあります。

「ここで、お料理買ってきて、食べるのいいかも~」
ゲストハウスは、旅館と異なり食事が付いていないので、宿泊客は、外食するか、料理を買ってきて食べます。
電子レンジや湯沸しポット、そして食器もいろいろ揃っています。

「わ~ここ景色いいなぁ~」とベランダに出てミモロは、目の前のお庭に見惚れます。
「日本庭園が見える…」
そう、このゲストハウスは、建仁寺に隣接しているので、2階からは、その塔頭のお庭が眺められるのです。
「よく手入れされているお庭~」まさに素晴らしい借景です。
「そう、自分で手入れしなくて済むので、本当にありがたいですよ~」とオーナーの築地さん。
朝は、お寺からおつとめの読経が聞こえるそう。「わ~京都らしい・・・」とミモロ。

最近、町家を改装したゲストハウスが京都では急増中。そのため、町中の古い町家の価格は、うなぎのぼりだそう。

多くのゲストハウスが、日本情緒たっぷりの造りになっている中で、ここは、とてもモダンな感じ。
「それが素敵だよね~」とミモロ。「そうなんです。宿泊される方も、日本情緒は、外にでればこの辺りは、すぐに味わうことができますから、宿泊するところは、モダンな感じの方が過ごしやすいと思うんです」と築地さん。
「うん、ミモロもそう思う…」

さらにゲストハウスと言っても、そのいろいろあって、部屋の広さや雰囲気も、違います。「ホテルや旅館以上に選ぶの難しいかも…」

ここの魅力は、インテリアの質の高さ。多くの家具を、特注で設え、築地さん設計の椅子などもあります。
「いいよね~この感じ~」
また、染色作家の山本玄匠さんの作品も飾られ、アート感覚にもあふれています。

部屋には、タオルなどもしっかり揃っていて、ホテル並の設備が揃っています。

「このベッドも寝心地よさそう~」
大きめのベッドが2台のツインベッドタイプ。畳の和室には、お布団も敷けて、最大4人まで宿泊可能です。

「ちょっと寝心地チェック~」
必要ないと思うけど~。ミモロは、さっとベッドに…「いい感じ、眠くなっちゃいそう」
ダメ~寝ちゃ~。しだいに目がトロンとして来ました。ランチをいっぱい食べて、そろそろ眠くなるころ。

「ここに住みたい~」とミモロ。その気持ちわかります。

さて、ここの宿泊料金は、1泊2名使用で、2万5000円。1名増えるごとにプラス5000円です。
つまり4人で宿泊すると合計3万5000円、それを4人で割れば、ひとり8000円ちょっとです。

一人でも宿泊できますが、その場合は、2万5000円になります。

予約は、Airbnbまたは、ホームページから。

「東京のお友達に教えてあげよう~。ここきっと気に入ると思う・・・」とミモロ。
「はい、よろしくお願いしますね」と築地さん。


「今日はどうもありがとうごさいました・またね~」「はい、またね~」

すてきなゲストハウスでした。

*「0CAFE +INN]の詳しい情報はホームページで



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ミモロのおすすめランチ。染色家、山本玄匠の世界に浸りながら頂くランチ。0CAFE +INN

2016-10-14 | グルメ

安井金毘羅宮の西側の路地を進んだところにあるモダンな雰囲気のカフェ「0 CAFE + INN]。
「ミモロちゃん、素敵なカフェ見つけたからランチしましょ」とお友達に誘われて、ある日の午後、ミモロは、そこに出かけました。
「ここだ~」

町家をモダンに改装したカフェ。ここでは、タイカレーやリゾット、ハンバーグなどがいただけます。

「こんにちは~」とミモロは、中に声をかけます。「今、テーブルの用意しますから、少しお待ちください」と。
そこでミモロは、入口そばにあるソファーで待つことに。
「なんか素敵な色合いのソファー」
座り心地も上々です。

「ここいろんな絵が飾られてる・・・まるでギャラリーみたい…」


「どうぞ~奥へ」と、京都の町家らしく奥行きの深い造り。用意されたテーブルに進みます。
店内は、色とりどりに染められた布が、飾られています。
  

「あの~この布なんですか?」とミモロは、お店のオーナーの築地久さんに尋ねます。

コマーシャル写真のカメラマンをなさっている築地さん。ここは、もともとご親戚の家で、長らく使われていなかったものを改装してカフェをオープンなさったそう。

内装は、ご自分のアイディアを建築家に形にしてもらった、洒落たセンスが光る設えです。

さて、この色とりどりの布は、親しく交流のある染色作家の山本玄匠さんの作品。山本さんは、世界に知られる染色作家さん。柿渋をベースに特殊染料と自然素材を組み合わせて独自の染めを開発。それが「玄匠染め」といわれ、世界的に高い評価を得ています。従来の渋いイメージの柿渋をベースにしながらも、鮮やかで、色落ちしにくい染めを完成させたのです。

染色に際し、環境にも配慮し、自然を汚さないことを信条になさっているそう。

この染めは、デザイナー三宅一生をはじめ、パリコレで活躍するデザイナーも作品に使用しています。「え?ナオミ・キャベルも、この染めの作品着たの?」と、ミモロの見る目がいっそう輝きます。

山本さんは、昭和14年生まれ、今年、77歳。62歳の時、脳卒中になり、一時は植物人間に。再起不能といわれつつ、半年後、自分の作品に触れ、奇跡的に意識を回復。その後目覚ましい回復を遂げ、再び染色の世界で活躍なさっています。

「山本さんの作品には、不思議なパワーを感じるんです」という築地さん。山本さんの作品に魅了され、滋賀県にある工房に通い詰めたそう。

それを縁に、このカフェには、山本さんの作品が多数飾られているのです。


「あの~お腹空いたんですけど~」と、夢中で作品を見ていたミモロが思い出したように。

店の奥のスペースにある大きなテーブルで、ランチにしましょ。
窓際にはカウンター席もあります。

「わ~窓一面が緑の木々が茂っていい感じ」
そう、この場所は、建仁寺に隣接するため、外の緑は、お寺の借景。

「ミモロちゃん、なに食べるの?」とお友達。「え~と、タイのカレーにしよう・・・」と。
カフェメニューは、1000円でサラダ付のプレートです。
お友達とミモロは、魚介類のレッドカレーと鶏肉のグリーンカレーを注文し、シェアすることに。
 
「美味しいね~」とパクパク。ゆったりとした雰囲気の中で、楽しめるランチです。

食後は、+300円でドリンクを。
ミモロは、カフェオレ。お友達はコーヒーです。
「これ、なあに?」コーヒーの脇に付いた小さな小瓶。「あ、それコーヒーのミルクよ」

「え?ミルクなんだ~」と口へ。「わ~ミモロちゃん、赤ちゃんみたい…」そう、まるで哺乳瓶のよう。

美味しいランチと素敵な染色作品を味わったミモロたち。
「あの~時間ありますか?よければ2階ご覧になりますか?」とオーナーの築地さん。

「え?2階?なにかあるんですか?」とミモロ。「実は、2階は、ゲストルームになってるんです」と。
今、注目の民泊です。
「あ、それでお店の名前にINNってついてたんだ。わ~ぜひ見せてください~」と、ミモロとお友達は、築地さんの後に続き、2階のゲストルームに行くことに。

*「0CAFE + INN」京都市東山区小松町563-13  075-532-0208 11:00~21:00(金・土曜~23:00) 木曜休み

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秋は、京都各所の神社でお祭りがいろいろ。下鴨神社の「えと祈願祭」や「吉田神社」のお祭り

2016-10-13 | 京都

東山の「粟田神社」のお祭りが行われた10月の連休は、京都各所の神社でもお祭りが・・・
「ご近所の下鴨神社のえと祈願祭のご招待状頂いてたから、絶対お参りにいくんだ~」と、ミモロは。昨年に引き続き、9日は「下鴨神社」に出かけました。
 
13時からのお祭りは、ちょうど神事の真っ最中。「あ~参拝できないんだ~。また後で来よう~」とミモロ。

そこで、自転車で、京都大学のそばの吉田山にある「吉田神社」のお祭りへ。
「あ、稚児行列・・・かわいい」
稚児行列を見送ると、本殿に参拝に、石段を上ります。

「あ、だれもいない…」そう、今は神輿が氏子町を巡行している時間。人も、神様も、ここにはいらっしゃいません。「そうだった~」と、ミモロは急いで吉田神社の氏子町を自転車で走り回り、神輿を見つけます。

耳をピクピクさせて、「こっちだ~」とネコの勘も働かせて神輿の位置を探っています。
「あ、音がする…」通りの向こうから、神輿が姿を現しました。
「わ~お神輿~」と、ゆっくり見物しようとすると、ちょうど信号が変わるタイミング。
東大路の交通規制を少しでも少なくするため、神輿は、全速力で交差点へ。
「わ~速い~」あっという間に、ミモロの前を通り過ぎていきました。
あっけにとられた表情のミモロ。「でも、お神輿見られたし…。下鴨神社に戻ろう・・・」と、再び自転車に乗って、鴨川を渡ります。

ミモロは、頂いた「福くじ奉賛券」を握りしめて、境内へ。

本殿そばの大国様の社にお参りします。この「えと祈願祭」は、大黒様がお持ちのいろいろな別称を掲げた干支の社のお祭りです。「ミモロ、大黒様大好きなんだ~」と、不思議にミモロ自身、大国主命さまにはご縁があるのです。

参拝が終わると、いよいよ福くじに挑戦。「純金の小判が当たるんだよ」と気合いを込めてくじに…。

「え~い」と回すと、赤い玉がポロリ。「はい、福笹です」
今年も福笹、つまり何も賞品は当たりませんでした。
ミモロの次にくじを引いた人には、ホテルのお食事券が当たっていました。「う~またハズレちゃった~」と、ちょっとがっかりしたミモロ。なかなかくじ運に恵まれないよう。「いいの、大きなもの当てるの待ってるんだもの」と。くじ運をチャージしているのだそうです。

拝殿では、日本舞踊などが奉納されています。


ミモロの持っている「福くじ奉賛券」は、福くじ引きのほか、おでん、飲み物、みたらし団子引換券が付いています。だれでも1000円で購入できます。

おでんと飲み物を引き替えて、大好物のみたらし団子を頂きに・・・。
 でも、そこには長蛇の列。「わ~拝殿の向こう側まで並んでる…」ミモロ、今回は、みたらし団子だめかも…「え~そんな~」と落胆の表情を隠しきれないミモロです。

この日は、夕方には、「粟田神社」の夜渡り神事に行く予定。えと祈願祭は、16時まで、今は、もう15時半過ぎ。とても30分以上かかるかも…「え~」と涙目になっているミモロです。

「加茂みたらし団子」のお店の方に伺うと、後日、お店で引き替えてくださるとのこと。「後で食べられるの?」とミモロ。
大丈夫、安心して~。「じゃ、帰る」とようやく納得。

でも、家にもどっても「みたらし団子食べたかった~」とぐずります。

連休中は、みたらし団子のお店はとても混んでいるから、連休明けに行きましょうね。
「絶対、約束だからね~」はい、約束ね~。

そして連休明けの火曜日に、「みたらし団子」のお店へ行ってきました。はい、これ・・・
「わ~みたらし団子だ~」もう、何度も食べてるのに…「だって美味しいもの・・・」

お皿によそって、はい、どうぞ・・・
「わ~い」と大喜びのミモロ。

下鴨神社の糺の森のみたらし池に湧きだす水玉をかたどったお団子。はじめの1つだけ離れているのが特徴で、これは人間の五体を意味したもの。

念願のみたらし団子を前に、感激もひとしお。

あまりの感激にしばしみたらし団子を見つめるミモロ。
あれ?食べないの?じゃ、食べちゃおうかな~。
「わ~ダメ~」と、あわててガブリ・・・。2本しっかり食べきったミモロでした。



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東山の氏子町を巡行する「粟田神社」の剣鉾と神輿。町には、鉾飾りも公開。

2016-10-12 | 祭事・神事・風習

年に1度の「粟田神社」のお祭りに、ミモロは、もうワクワク。
  「だって、大修理が完了したピカピカのお神輿や、鈴の音が素敵な剣鉾が町にでるんだよ~」と、神輿会とおそろいの法被姿で出かけました。

神輿が境内から町へ出る頃、すでに剣鉾は、氏子町を清めるために、先行しています。
「あ、剣鉾、三条通に戻ってきた~」 

ミモロは、沿道で偶然再会したお友達といっしょに剣鉾を見物することに。
「わ~カッコイイ~」剣鉾が連なり通りを進む景色は、何度見ても、感動します。

「あ、なんかいい匂いがする…」沿道では、神輿や剣鉾のみなさんをおもてなしする食べ物や飲み物が用意されています。
「どうぞ、食べてください~」「え、ミモロも食べていいの?」「はい、どうぞ~」
「では、遠慮なく~」見物だけのミモロなのに、御餅のおもてなしを頂きます。

さて、祭りの期間中は、氏子町の各所にその町が保有する剣鉾のお披露目も行われています。
     
特別の飾り方、また特別の御餅など、町ごとに異なる飾りは、見る価値十分。
「すごい~文化財みたいだね~」とミモロ。
そう、これは、「祇園祭」の町会所と同じもの。「祇園祭」もそれぞれの町が、山や鉾を持っていて、それを会所に飾ります。その規模が小さいだけでなのです。

「祇園祭」の「八坂神社」と、この「粟田神社」の神紋は、実はとても似ています。
きゅうりの輪切りのような模様と巴の組み合わせ。この2つの神社の関わりはとても深く、かつて戦乱で「祇園祭」が「八坂神社」でできなかったときに、「粟田神社」が替わって行ったこともあるそう。ご祭神も両方とも、素戔嗚尊です。「粟田神社」の神事には、「八坂神社」の神職さんも出席します。

「粟田神社」の祭りには、「祇園祭」の原型を見ることができるのです。

「あ、神輿もやってきた~」三条通を神輿が進み、いよいよ見せ場のひとつ「青蓮院」へ入る時刻が迫りました。
 

神仏習合の長い歴史が、明治維新の廃仏毀釈により、神仏が分離する時代の波を迎えます。そのとき、「粟田神社」にお祀りされていた本地仏の「薬師如来」と「十二神将」を「青蓮院」にお預けしてお祀りしていただくことに。それにより、歴史ある仏像を、破壊の危険から守ることができたのです。

現在も、その仏像は、「青蓮院」に祀られていて、年に1回、「粟田神社」の祭りの時に、「どう、元気?おかわりありませんか?」と、粟田神社の神様がご機嫌伺いに訪れるのです。それが、この行事のはじまりだそう。

神輿が入るのは、皇室関係者しか入れない「勅使門」。この時だけ開門されます。
急な階段を神輿が上ってゆきます。今回、屋根には鳳凰が付いたため、高さは20センチ高くなり、門にぶつからないか、みんな心配していました。「門傷つけたら大変や~」とヒヤヒヤ。周囲に枝を延ばす大楠は、一部、神輿のためにカットされたとか。
見物人も応援します。無事に神輿が「青蓮院」に入ったとき、大きな拍手が沸き起こりました。

さて、「青蓮院」の中では、東伏見ご門跡による御加持が行われます。


「青蓮院」に入れるのは、最少人数。ミモロたちは、門の前の階段でしばし休憩となります。


神輿は、それから再び氏子町を巡ります。白川沿いから「古川町商店街」も。
 

「あ、剣鉾の鈴の音が聞こえる~」
 

夕方まで、氏子町を剣鉾と神輿を追いかけて過ごしたミモロ。
やがて神社に戻った神輿は、還幸祭で、今年の祭りを納めます。


15日は、「例大祭」が10時から行われ、抹茶の接待や舞楽の奉納があります。こちらにもぜひ~。

「あ~今年のお祭りも終わちゃった~。でも22日は、「時代祭」と「鞍馬の火祭り」がある」とミモロ。
本当に、京都は祭りやイベントが目白押し。「う~忙しい…どうしよう…」といいながらも、うれしくて顔がにやけているミモロでした。


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