「また、参加したい~」と、今回2回目となるミモロの木工体験。今年も10月8日に「千本銘木」という京都屈指の銘木店に意気揚々と向かいました。


「千本銘木商会」は、もともと三条通の高瀬川のそばに店を構え、神社仏閣や茶室をはじめ、さまざまな建築物に優れた木材を供給してきた歴史ある老舗です。「酢屋」という屋号でも知られ、幕末、坂本龍馬をかくまった商家として、その名を歴史に刻みます。
現在「千本銘木商会」を担う中川典子さんは、ミモロのお友達。「ミモロちゃん、今日も頑張ってね~」と。「あ、田村さんも参加するんだ~」と偶然、プロデューサーとして活躍するお友達とも一緒になりました。


木工教室は参加費3000円。千木銘木の良質の木材を使って、木工雑貨を作ります。ベテランの職人さんが指導してくれます。


参加者の前には、すでに切りそろえられた木材が。それを組み立ててゆくのです。


「え~と角の部分は削ろう」とミモロは、木に切断する線を描きます。「のこぎりで切らなくちゃ~」


「なるほど、こんな感じね~」

次に、切った部分やマガジンラックに使う木材の角をすべてやすりで丸くします。

「では、次はいよいよ組み立てますよ」マガジンラックの上の持ちて部分と底の板を付けます。すでに持ちて部分は、丸く穴が開いているので、そこに円柱の木材を差し込み、またそこの部分にも切り込みがあるので、そこに底板を入れ込みます。
「ぎゅ~」


「大丈夫かな?」と鉄棒のようにしながら安定具合を確認。ミモロがぶら下がってもビクともしないほど安定。
「では、底板と側面の板に釘を打ってください~」と。「は~い」

「あ、曲がっちゃった~まずい…」と慌てるミモロ。「大丈夫ですよ、ちょっと貸して~」

「見てばかりいないで、ミモロちゃん、自分でやってください」と。「うん、全部やってくれてもいいけど…」
なんとか残りの部分の釘打ちを澄ませたミモロ。
「キャ~完成!すごい~」

サイドの木材は、いろいろな種類があって、ミモロは、ヒノキとトチの木を選びました。「あの~1枚多くしてもいいですか?」と完成品より、サイドの木材は1枚おまけで多くなってます。
「あれ?だれもいない…」

「いいんですよ、気にしないで・・・まだまだ時間ありますから…」と優しく・・・。
「ミモロちゃん、こっち来て~。最後に焼き印いれましょうね」
「ブチュ~」


「この焼き印入れると値打ちが上がる~」とちょっと誇らしげなミモロ。
「ミモロちゃん、できた~」と、ミモロが終わるまで待っていてくれたお友達の田村さん。
「あ、待っててくれてありがとう…ほら、こんなのできちゃった~」と、作品をうれしそうに見せます。
さて、この「木の感謝市」は、木工教室のほかに、日頃公開されていない「千本銘木」の作業所の見学も無料でやっています。
「多くの人に木に触れ合ってほしい。また木のすばらしさを知ってほしい。さらに木を育てることがいかに大切で、そして多くの人が長い年月をかけているかを知ってほしい」と中川さん。
私たちが使う木材は、100年以上の歳月をかけて育まれたものも多いのです。
先人たちが、未来を思い、植えた木が、今の私たちの生活に役立てられているのです。

100年先も、1000年先も、人々が木材を使うためには、今、環境を整え、自然を守ってゆかなくてはなりません。
「木のお仕事って、昔に感謝して、未来につなげるお仕事なんだ~」と、木工体験を通じ思うミモロです。
*「千本銘木商会」の詳しい情報はホームページで。個人の家の改装なども手掛けています。「どうぞお気軽にご相談ください」とのことです。

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