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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

インドネシア直輸入の家具や種類豊富な真鍮の取っ手など「アーティファクト スリーディ」

2015-12-16 | 京都

ミモロは、ある日、三条通と柳馬場の辺りの町歩きを楽しんでいました。
「京都って、町をトコトコ歩いているだけで、楽しんだよね~」と、時々、町中に行っては、「あ、こんなところに新しいお店ができた~」「あれ、あのお店変わっちゃたんだ~」と、町の変化を見ては、新たな興味を抱いています。

「ここ、なんのお店かな~」と…店先には、木製の椅子やテーブルが並んでいます。
 
「きっと家具屋さんだね~」と、インテリア好きのミモロは、特別、何か買う目的がなくても、時々インテリアショップをのぞきます。
「あの~見せてもらっていいですか?」とお店の方に声を…。「はい、どうぞ…ゆっくりご覧くださいね~」と、やさしい笑顔で迎えてもらいました。


ここは、「アーティファクト スリーディ」というチークの無垢材と手づくり家具とインテリア雑貨のお店。
「いいなぁ~こういうの」 
落ち着いた雰囲気漂うデスクなど、チーク無垢材ならではの温かみと重厚さを備えます。

オリジナルデザインの家具がメインでm自社工房で、製作。そのため、修理なども万全です。


広いお店の奥には、アジアンテイストのコーナーが…
  

インドネシアから直輸入した家具で、すてきな雰囲気ながら、リーズナブルな価格が魅力。
アジアンテイストの家具は、日本の家屋にもしっくり馴染みます。そして癒される家具としても愛好者が多いもの。
家具のほかに、アジアの楽器や小物などもいろいろ…


「あ、これなんだろ?」ミニチュアの楽器を見つけたミモロ・・・
  
さっそく遊びだしました。
「ブーン ブーン」 オートバイもミモロサイズです。

家具と共にそろえられた小物たち…ミモロにとっては、絶好の遊び場…?
 

夢中で遊ぶミモロを、そのままに、このお店で特に興味を覚えたのが、真鍮製の取っ手やフックです。
 

やはりインドネシアなどで作られたもので、小さなものは、700円くらいからとなかなかリーズナブル。
 
こんなにいろいろな種類があるなんて、感激です。

古い家具の取っ手部分や蝶番などを、取り替えると、家具の印象はガラッと変わります。
「きっとお家に使い込んだタンスなんかの部品を取り換えるだけで素敵になるね~」とミモロ。新しい家具を買い替えるのもいいけれど、古い家具を手直しして長く使うのも素敵なこと。

このお店では、家具のリフォームの相談もできます。

「こんな取っ手がいいなぁ~いつもご飯の時間みたい…」スプーンとフォークの形の取っ手。確かにミモロ好み…。

これからは、ヨーロッパのように、古いものを大切に手入れしながら、使い続けるようにしたい…と思います。でも、それでは経済が回らない、新しいものをどんどん購入して、消費を拡大しないと、経済が落ち込む…と、思われているようです。ヨーロッパでは、古い車に長く乗れば、税金は安くなるのに、日本では、ある年数を経過すると税金が高くなり、新しい車を購入するよう仕向けられます。なんか変…ものを大切に…と、教わったのに、ドンドン新しいものに買い替えなきゃならないなんて~。

家具も同じで、手軽な価格のものが次々に登場し、ちょっとこわれたり、汚れたら買い替える…。

「なんか、もったいないね~」とミモロ。「使えるものは、修理すればいいんだよね~」と。でも、そのためには、長く使えるだけの良質のものを買わないとね~。でも、ここの家具は、良質なのに手軽な価格…「いいかもね~」とミモロ。



「家具屋さんに来ると、こんなお部屋に住みたいなぁ~って、想像が膨らんで楽しいね~」と。

長く大切に使える家具選び…そんなときを持つのも楽しいことでは?

*「アーティファクト スリーディ」京都市中京区三条通柳馬場東入ル中之島町2 075-213-8225 11:00~20:00 


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東山神宮道から、ちょっと東へ。住宅地の中にある美術書専門の「美術古書 山崎書店」

2015-12-15 | アート

ミモロの仕事場ある東山エリアは、「平安神宮」「南禅寺」などの観光名所と共に、「京都市美術館」「京都近代美術館」「京都動物園」など、見どころが多いエリアで、観光客にも大人気。

「平安神宮」へ通じる神宮道が、仁王門通と交差する1つ手前。南側を走る道沿いに、ミモロが、前から気になるお店があります。秋のある日、ミモロは、思い切って、店内に入ってみることに…。
 「こんにちは~」
入口で、声を掛けます。中からは「どうぞ~」という声が…。
町家を改造したお店は、入口で靴を脱いで…。「う、どうしよう…」ミモロは、靴を脱ぐと立っていられないので、特別お願いして靴のまま中へ入ることに…。

入口には、さまざまな版画が並べられています。
 
「ここ、版画屋さん?」とミモロ。では、もっと中に入りましょう。
  
確かに中にも、版画、浮世絵が種類豊富に揃っています。ミモロは、興味津々…

細長い、奥行きの深い、京町家らしく、店内は、奥にぐ~っと続いています。その壁面には、天井まで棚があり、そこにぎっしりと本が並んでいます。
「ここ本屋さんだもんね~」

でも、ここは、一般書籍ではなく、美術書を専門にした書店。
並ぶのは、美しい絵画や芸術、文化に関わるもの。

「へぇーいろいろあるんだ~」

この「山崎書店」は、なんでも1979年に伏見の龍谷大学に近い場所で創業されたそう。その後、京都大学の北側の元田中に移転。ここ、東山岡崎には、2003年に移転したとか。
書店の名を記した額は、店の歴史と多くの美術関係者に愛されることを物語ります。

美術書の収集や販売だけでなく、「和洋美術古書総合目録」などを刊行する、専門的な書店なのです。

  
江戸時代、明治、大正、昭和と、今や貴重な初版本や、資料的価値の高い書物などが、集められています。

「なんかここにいると、時間がすごくゆっくり流れる感じがする~。昔に戻ったみたい…」
 
柔らかな光が照る店内…BGMもなく、静寂が包みます。

「いろいろなご本があって、図書館みたい…」と、ミモロは、あちこちの棚を見て回ります。

そして、気になる本は、店の中央に置かれた大きな木製のテーブルで、ゆっくり見ることができます。
なに読んでるの? 
ミモロが読んでいるのは、明治時代の女性のヘアスタイルを解説する書籍。
「へ~昔の女の人もすごくおしゃれにこだわってるんだね~」と、やはり女の子のミモロは、そういう本に関心があります。

自分の関心があるテーマを、書店の方に伝えると、いろいろ見せてくださいます。
海外からの人も多く、美術関係者、また日本文化研究者などには、知られた書店なのだとか。

ミモロ、そろそろ行かなくちゃ~
「うん…」と言いながら、一向に本から目をあげる気配はありません。

いいの、もうすぐランチだけど…「あ、そうだ~」と
突然、顔をあげて、読んでいた本を、大切に再び棚へと戻します。

ぜひ、東山岡崎エリアに来たら、一度、覗いてみてはいかがでしょ。心を揺さぶるような本との出会いがあるかもしれません。


*「美術古書 山崎書店」京都市左京区岡崎円勝寺町91-18 075-762-0249 10:00~18:00 月曜休み



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最終日を迎えた「ネコのミモロのクリスマス」。たくさんの笑顔に包まれた2週間…ありがとうございました。

2015-12-14 | イベント


12月13日、2週間にわたって開催された「ネコのミモロのクリスマス~京都案内写真展&クラフト展」が、フィナーレを迎えました。
毎日、地下鉄で、四条室町に通ったミモロ。交差点から見える大きなミモロの顔が描かれた垂れ幕を見るのも、この日が最後。
「夜には外されちゃうんだ~」
「寂しいなぁ~」2週間、ミモロの顔を多くの人に見てもらえました。

オープン前のギャラリー…
 
もうこの景色を見ることもありません。「よ~く覚えておかなくちゃ…」と改めてギャラリーの中を見渡すミモロです。

「え~と、おつりの準備もできてるかな?」と、クラフト作家さんの作品やミモロオリジナルグッズをお買い物なさる方のためのレジを確認。
さらに、ミモロ足形焼き印入りのせんべいの試食の準備も…
毎朝、まず自分が試食していたミモロ。そしてお腹がすくとつまんでいた試食のお煎餅。「美味しかったんだもの…」

さて、お客様を迎える準備が整ったギャラリーに、次々にお客様がいらっしゃいました。
     
はじめてお目にかかる方、前からのお友達などが、次々に…お客様は、不思議にある時間に集中し、その間は、おもてなしに忙しいミモロですが、ある時は、パッタリ人の流れが切れることもありました。
「え~だれも来てくれない…」と、その時は、窓辺で、交差点を眺め、お客様がいらっしゃるのを待つミモロ。
「どうしたのかな?」
心配そうなミモロの背中は、ちょっと寂しそう…。
「あ、来てくれた~」と、またお客様の波が訪れました。
    
「わ~うれしいなぁ~。いらっしゃいませ~」と、少し前まで、寂しそうな顔は、一瞬にして笑顔に変わります。

   

「ミモロちゃんに会いに東京から日帰りできちゃいました~」と、1年前に東京での写真展にも来てくださった方…。手づくりの素敵な刺繍入りのクッションをお土産に…
「なんかいい感じ~」と、さっそく頂いたクッションを枕に寝てみます。朝、東京を出て、京都の市内観光や街歩きを楽しむ日帰り旅に、ミモロの写真展も予定に入れてくださったのです。
「ミモロちゃんのトートバック、売り切れになってなくってよかった~」と、ミモロとおそろいの赤いトートバックをお求めになりました。「すごく使いやすい…」と、買った方からメールをいただく、評判のいいトートバッグ。「よかった~気に入ってくれて~」と、初のコラボ作品の評判に、ミモロもうれしそうに…。

やがて、町は、夕暮れ時を迎えました。
「もうすぐおしまい…」
ライトに照らされ、浮かび上がるミモロの垂れ幕を見るのも、これが最後に…。
「ミモロちゃん、間に合ってよかった~」と、ギャラリーのドアが閉まる直前に、お友達がやってきました。

「よかった~間に合って…忙しい時間なのに、わざわざ来てくれてうれしい~」南座のそばの洋食店「かるみあ」のオーナーさん。

17時にギャラリーを閉めて、展示された作品を運び出すため、クラフト作家さんたちも集まっています。
「みなさん、お世話になりました。どうもありがとうございました」と、みんなに挨拶するミモロ。クラフト作家さんたちから、拍手が起こりました。

本当にご参加ありがとうございました。

さてクラフト作家さんの作品が運び出され、またミモロの展示写真も、壁からはがされ、ギャラリーは次のイベントのために、整理されます。「ヨイショ~」
ミモロも、おそうじのお手伝い…。

「ミモロちゃん、2週間、よくがんばりましたね~。また、ぜひ写真展やってくださいね~」と、ギャラリーのオーナーさんに言われたミモロ。「うん、今はまだなんにも考えられない~。でも、またいつか写真展やりたいで~す」と、体力を使い果たしたミモロでした。

写真などを、お友達に手伝ってもらい、三条の仕事場に運び入れたミモロ。「お腹空いた~」と、お友達と、近くのお蕎麦屋さん「桝富」さんで、夕食を…「がっつり親子丼食べよ~」と、いつもは、鴨せいろなのに、この日は、よほどお腹が空いていたみたい。「だって、ランチ食べてないよ」あ、そうだった…。お腹がいっぱいになったミモロは、下鴨の家に戻る車の中で、ぐっすり眠ってしまいました。

2週間、ミモロなりに緊張した毎日を過ごしていたのかもしれません。すべてが終わって、ホッと安心したのでしょう。
お疲れ様…ミモロ。よくがんばりました。おやすみ~。

「本当にみなさま、ありがとうございました。これからも、がんばりま~す」


   


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本日、最終日「ネコのミモロのクリスマス~居と案内写真展&クラフト展~」。お見逃しなく~

2015-12-13 | イベント


「わ~ついに来てしまった~!」と、朝からちょっと寂しそうなミモロ。
12月1日から2週間にわたって、開催された「ネコのミモロのクリスマス~京都案内写真展&クラフト展~」も、ついに最終日を迎えました。
「今までの写真展の中で、一番長い期間だったけど、なんかあっという間だった…もう終わっちゃうなんて信じられない…」と思うミモロです。始めは、2週間という長さに、「すごく長いからきっとお客様が、バラバラにいらっしゃるから、暇かもね~。心配だなぁ」と、思っていたのですが、本当に毎日、たくさんの方においでいただけて、ゆっくりランチを食べる時間もないほど…。
「できるだけギャラリーにいるんだ~」と、言っていたミモロですが、ときどき休憩で、不在にしたときいらした方も…。
「来てくださった方、みんなに挨拶できなくて…ごめんなさい~」

できるだけミモロは、窓のところにいたんですが…。

土曜日の12日は、朝からいいお天気…。オープンすると、まもなく次々にお客様がいらっしゃいました。
大阪から、わざわざお越しくださった寺畑様。
 
「来年のしあわせをお祈りします」と、住吉大社の初辰さんの招福ネコをミモロのためにいただいて、来てくださいました。
「うれしい~感激しちゃう…大切にしなくちゃね~」
小さなネコのお人形に込めてくださった思いを、本当にありがたく思います。
頂いた袋には、ほかにかわいいウサギのクッキーも…「かわいい~食べるのもったいない感じ…」と。後でゆっくりいただくことに…。

ミモロに会いに来てくださる方々から、「ミモロちゃんいつも見てますよ。これからもがんばってね~」とのお励ましの言葉をいただくと、ミモロは、目を潤ませながら、「はい、がんばりま~す」と。
ご家族みんなで、ミモロのブログを楽しみにしてくださったり、もう、ずいぶん長いお付き合いになる方など、
      
みんなの笑顔がいっぱいの写真展…1年半ぶりの京都での開催…「待ってましたよ~」という言葉に感激。
     
皆様の笑顔が、励みです。

この日も小さなお友達が連れられてきました。
 
「ミモロちゃん、お友達のお世話するの上手ね~」と。持ち主の愛情をいっぱい込められたお友達ですから、大切にしてあげないと…。小さなお友達をミモロは、まるでお姉さんになったように、やさしく抱っこ…。

大切なお時間を、ミモロに会いに来てくださるって、すごいことなのです。ありがとうございます。
   

この2週間、毎日、四条室町のギャラリーに通いました。
「これで遊ぶのも最後かも…」
ミモロが気に入っていたのは、木工作家さんのネコや小型犬のエサのお皿。ミモロには、ちょうど洗面器という感じ…。
「お顔洗うのにぴったりなんだ~」と、よく遊んでいました。

来週からは、「TAISUKE INUGASA]さん個展が、2週間開催されます。
泰介君のお母様とお姉さまも、ミモロに会いに来てくださいました。「ミモロちゃん、2週間、よくがんばったね~」「うん、でもあっという間だったよ~。泰介君もがんばってね~」と。「ミモロちゃんも遊びに来てね~」「はい、絶対行きます…」と、来週のバトンタッチ…。

土曜日の18時すぎ…お客様がお帰りなり、静かさがギャラリーを包む時間…
「わ~もうゆっくり夜の町を眺めるのも、今晩だけだね~」

ミモロは、また、窓辺に立って、夜の闇に包まれた町を見つめます。ミモロが、もうこの時間、ここに立つことはありません。

帰り支度をして、四条通へ。

「クリスマスだね~」通りには、クリスマスのイルミネーションが…。白いトナカイが飛んでいます。
「なんか京都でトナカイを見ると、鹿に見える…。なんか大原野神社や奈良の春日大社思い出しちゃう…」とミモロ。

確かに、その神社には、神鹿がいますからね~。
ソリやサンタの姿がない単独のトナカイは、京都では、鹿に見えても不思議ではないかも…。
「お正月になったら、赤い首輪とって、『福』って札つければ、おめでたいお飾りになるかもね~」と、トナカイを見上げて…。

町には、クリスマスソングが響きます。でも、ミモロのクリスマスは、13日でおしまい…。
ミモロのサンタさんの衣装も脱がなくちゃね…。
「え~これ大好きなの…ホントのクリスマスに着ていいでしょ?」次にミモロのサンタさんが見られるのは、24日か25日です。


さて、最終日は、17時までです。どうぞ、お早目に、お越しくださいませ。
ミモロは、オープンからギャラリーにいます。




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いよいよあと2日間。「ネコのミモロのクリスマス~京都案内写真展&クラフト展~」

2015-12-12 | イベント

ついに今週末で、2週間の会期を終了する「ネコのミモロのクリスマス~京都案内写真展&クラフト展~」。

「なんか、悲しくなってきちゃった~」とミモロ。
どんなことも、いつかは終わるもの…「わかってるけど、寂しい~」と、家に戻ると元気がないミモロです。

でも、たくさんの方々がミモロに会いに来てくださって、それは楽しいひととき…

             
たくさんの笑顔に出会うことができました。

ミモロを昔から、知っている方、また最近、ブログで知った方…京都にお住まいの方だけでなく、東京や岡山、滋賀、岐阜、神戸など、他府県からも、会いに来てくださった大勢の皆様…。

そして 小さなお友達も…

      

静かな時間に、じっとミモロの写真を見てくださる方…

いろいろな時間を、過ごしていただきました。

  

ミモロのブログを初めて、5年が経とうとしています。2011年の1月10日が、スタートです。この時は、まだミモロは、東京に暮らしていました。でも、最初の旅は、奈良・京都です。そして、神奈川、伊豆、東京などのスポットをいろいろリポートし始めていました。その頃のブログのアクセス数は、10から15で、ごく身近な友人くらいしか、見てくれませんでした。

転機となったのは、京都への引っ越しです。

2011年3月11日、東日本大震災の時、ミモロは、韓国ソウルに行っていたのです。その日は、仕事を終えて、帰国する日。金浦空港に到着して、チェックインをしようとしたとき、空港の様子がただならぬものであることがわかりました。多くの人々が所在なくいる空港の大型ビジョンには、津波のようすなど、「これが日本…?」まるで実感のない映像が、映し出されていたのです。結局、その日は帰国できず、2日後、日本に戻りました。 3月7日に日本を出発した時とは、まるで世の中が変わってしまった東京。恐ろしい地震の体験がないまま、まるで浦島太郎のような感じです。ただ、世の中、なにが起こるかわからない…そんな思いだけが、日に日に増してゆきました。
それなら、やってみたいことをしておこう…その時、ミモロと共に住んでみたかった京都にしばらく暮らそうと思ったのです。

それから約一か月後、ミモロと共に京都に暮らし始めました。仕事で、年に何回が訪れていた京都ですが、ほとんど親しい人はいません。寄る辺のない土地で、まずは、東山岡崎周辺や、京都の主な観光スポットを片っ端から回ることにしました。そしてしだいに、知り合いと呼べる方が増えていったのです。

それは、ミモロがいたから…インパクトの強いミモロは、必ず顔を覚えてもらえますから…。

さらに、知り合いのいない京都で、いままで、暮らせたのは、初めに住んだ東山岡崎、粟田地区の皆さんをはじめ、多くの取材先の方々が、ミモロを可愛がってくださったからなのです。

おそらくミモロなくしては、私は京都に暮らせなかったと思われます。

この5年間で、ミモロの写真展を、今回を含め4回。昨年は、東京の八重洲の「京都館」で開催しました。
京都の写真展では、2回目以降から、取材したクラフト作家さんたちにも参加いただく、イベントにしました。

東京にいた頃は、想像もしていなかった写真展などの開催。そして、こんなにも多くの方々に、来ていただけることが、信じられない心地であり、とてもありがたく思います。

5年…赤ちゃんだった知り合いの子供が、幼稚園の年長さんになっていました。ミモロは、毛並の乱れがひどくなった以外、全く変わらぬ姿です。でも、大きさは、変わらなくても、ミモロは、5年間で、確実に大きくなりました。ブログのアクセス数も、毎日2000ほどになり、一度は、見たことがあるという方は、何万人にもなっています。ホントにありがたいことです。


会場に来てくださる皆様が、ミモロを見て…「カワイイ~」と言ってくださいます。

大人の心にも、必ず、カワイイと感じる心は、いつまでもあるもの。
ミモロファンの多くは、大人の方…しかも、人生経験豊かな方が多いのです。
ミモロの行動や姿は、ある時は、自分の子供のころの思い出に重なり、また、子供や孫を思わせる…そんなお声を頂きます。

そう、カワイイと感じる心は、とても平和で、穏やかなもの…。
ミモロは、みんなの心を穏やかにするために、生まれてきたのだと…、
単に、私は、媒介なのだと…
私は、ミモロの蔭の声…つくづくミモロに動かされている気がします。

この5年間、ミモロは、人間の私ができないようなさまざまな経験をさせていただきました。
ある時は、剣鉾に縛り付けられ、差し上げられたり、神輿の上にのせられたり、金色に輝く弁財天のそばに立たせてもらったり、禅寺で修行したり、私が、ハラハラするような事ばかり…。きっとそのたびに、パワーが高まっているのかも…。

また、神紋入りの法被、総絞りの振り袖や正絹の袴など、私が持っていないものまで、作っていただきました。
5年で、増え続けるミモロの衣装。うらやましい限りです。

ミモロを撮影しているとき、ふと表情が変わる瞬間があるのです。
小さなボタンの目が、キラリを輝いたり、潤んできたり…。
命のないものにも、命がある…そう感じる瞬間です。

ミモロ、いったい、これから何がしたいの…?「う~よくわかんない~」とミモロ。

これからも、私は、ミモロに引っ張られて行くのでしょう。
ミモロ、お手柔らかに…「まぁね~」

本当に、多くの方のご来場…心からお礼申し上げます。
また、私が、不在のため、お目にかかれなかった方々に、お詫びと共に、ここで、お礼を申し上げます。

そして、今回のイベントに参加してくださったクラフト作家のみなさん。素敵な場所を貸してくださったギャラリーのオーナーさん。作品の製作、展示などをお手伝いくださったみなさん・・・本当にありがとうございます。

さぁ、明日は最終日…
「がんばらないとね~う~でも、次の日は~」。そう、写真展の後、お風呂と脱水機が待っているミモロです。


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