ブログを見たら金魚をクリックしてね
新しいワンピースを着て、お出かけしたいミモロ。
「そうだ、奈緒さんに見せに行こう・・・」と、河原町通にある「割烹はらだ」に出かけました。
「割烹はらだ」は、食通の常連客が通う評判のお店。早めに予約しないと入れません。
ミモロも1週間前から予約をしました。
二条通から、河原町通を少し南に向かった西側にあるお店の暖簾を「こんばんわー」と言いながらくぐると、「ミモロちゃん、いらっしゃい。楽しみに待ってましたよ。わーカワイイ、新しいお洋服ね」と女将の奈緒さんが、笑顔で迎えてくれました。
「キャーくすぐったい・・・」大歓迎されて、ミモロは、すごくうれしいそう。
「美味しいものたくさん食べてってくださいね。今、作ってますからねー」と店主の原田耕治さん。
「何が出てくるのかな?」おまかせでお料理をお願いしたミモロは、背伸びして覗きます。
まずは、一杯。ミモロのために、小さなグラスで日本酒を。「やっぱり京都は、カウンター割烹だよね。だって作り立ての料理が食べられるんだもの」
まず、登場したのは、季節の彩り豊かな品々。アユの一夜干し、キヌカツギ、おひたし、いちじくなど、美しく姿と味わい深い品々が並びます。
ペロリと食べたミモロ。「次は何かなぁ?」と待ちきれずカウンター越しに覗きます。
「ちょっと待っててねー。そんな見つめられると緊張しちゃうよ」と、にこやかに答えてくださるご店主です。
次に登場したのは、ミモロの大好物。器にしがみつくミモロです。「熱いから気をつけてね」と奈緒さん。「だって大好きなんだもん・・・秋は、これを食べないとねー」ふたを開けると、マツタケの香りが鼻をくすぐる「松茸の土瓶蒸し」です。
中には、鱧やぎんなん、マツタケなどがたっぷり。「本当に美味しい!鱧の身が中でほぐれて、お汁に溶けるみたい・・・たまらないねぇ」ミモロは、最後の一滴まで飲み干しました。
「わーこれも美味しそう・・・」お造りには、鱧の焼霜、ヤリイカ、戻りカツオや珍しいつばす(ブリの小さいの)などが。
「どれもいいお味。戻りカツオは、今年、初めて食べたー」と感激のようす。
それから・・・ニシンとナスの炊き合わせ、松茸をカマスの身で包んだ贅沢なカマスの柚庵焼と続きました。
「これも今年は、もうおしまいになるから食べてね」と、もろこしのかき揚げを。
「これ美味しんだよねー」以前食べたことがあり、ミモロのお気に入りの一品です。
〆には、お茶漬けをいただき、デザートの桃のシャーベットも平らげたミモロ。
「フーよく食べたー。お酒も飲んじゃったから、なんか眠くなって来ちゃったー」
ミモロ、ここで寝ちゃだめよ。「ここに来ると、しあわせな気分なんだものームニャムニャ・・・」。だんだん目がトロンとしてきたミモロです。
*「割烹はらだ」京都市中京区河原町通竹屋町上ル西側大文字町237 電話075-213-5890 17:30~23:00(入店は21:00までに)月曜・第二日曜休 おまかせコースは8000円。単品の料理も。
店主の原田さんと奥様の奈緒さんの息もぴったり。明るく気さくな対応が客を和ませ、工夫を忍ばせた美味しい料理に、1度訪れるとファンになってしまう人が多い人気店です。「京都に来たら、絶対にここで食べる」という遠方からの常連客も多数。くれぐれも予約はお早めに。