ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

大徳寺の塔頭で、昔ながらの大徳寺納豆づくりを見学。手間と時間と体力がいる作業

2017-08-05 | ものづくり

紫野の大徳寺の塔頭では、真夏の猛暑の中、「大徳寺納豆」づくりが行われます。いつもお寺を訪れると、お茶と一緒にいただく、ちょっと塩辛い「大徳寺納豆」。「それ、どうやって作るんだろ?」と興味を抱いていたミモロです。

8月1日が、今年最後の納豆の仕込みが始まることを教えてもらったミモロは、「あの~伺ってもいいですか?」とお願いして見学させてもらうことに。


大きな鉄の釜でコトコト水がなくなるまで煮た大豆は、熱を冷まして、はったい粉という麦を炒った粉をまぶして、木箱に並べ、室で発酵を待ちます。

ここからは、2回目の仕込みで、発酵した大豆で、その後の作り方を説明します。「わ~前より大きくなってる~」とミモロ。
約1週間、室の中で発酵した大豆は、一回り大きくなっています。

それをまず木箱から樽に移し、発酵菌でくっついた大豆をパラパラにほぐします。
それをバケツに入れて、仕込みの樽のある納屋の屋根に作られたテラスへ運ぶのです。力仕事は、お寺に住み込む学生さんもお手伝い。

「わ~いい景色~比叡山も見える~」と、納屋の屋根のテラスに上がったミモロ。
そこには、すでに1回目の仕込み樽が置かれています。「う~暑いね~」仕込んだ大豆がよく乾燥するように屋根の上が仕込み場所。そばにある蓋は、雨を避けるためのもの。

そこにバケツにいれた大豆が運ばれ、すでに用意された塩水に入れてゆきます。
  
「わ~いっぱい~」
1回の仕込みで、2つの樽がいっぱいに。

ここからも大変な力仕事が待っていました。樽の大豆が乾くように、樽の大豆を混ぜるのです。
  
これがなかなかの力仕事。それも1時間ごとに混ぜるのです。
「ミモロちゃん、抑えなくていいよ」

これは、1回目に仕込んだもの。すでに茶色が濃くなっています。


「お手伝いしよう~」と、納豆になる大豆を混ぜるミモロ。「ヨイショ~」
「う~動かない~」この作業、本当に力とコツが必要。ミモロの力では、とても混ぜられません。

「ふ~ダメだ~」と、汗びっしょりになったミモロ。

大丈夫、だれもミモロの力、あてにしてないから…そんなに気にしないの・・・。

毎日続く晴天の京都。納豆の仕込みも進みます。

「ミモロちゃん、納豆できたら袋詰めお手伝いに来てね」とご住職。「はい、ミモロ、袋詰め得意で~す」と、張り切ります。
1回目の仕込みの納豆は、9月前には完成とのこと。

「大徳寺納豆」が、こんなに手間と時間、そして力を使って作るとは知りませんでした。
「今度、食べるとき、涙なしには食べられないね~」と、大徳寺納豆づくりの大変さを痛感したミモロでした。




人気ブログランキング
ブログを見たら、金魚をクリックしてね ミモロより

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro@piano.ocn.ne.jp まで

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大徳寺塔頭「瑞峯院」で作る... | トップ | [鴨川納涼2017」。全国の物産... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ものづくり」カテゴリの最新記事