京都の秋の花めぐり。今週中には見ごろを迎える「梨木神社」の萩の花。

「もう秋を感じるね～」と、8月の猛暑も過ぎて、朝晩かなり涼しくなった京都。ミモロは、秋のおしるしを探しにお散歩へ。

「そろそろ咲き始めたよ～」と指さすのは、萩の花。

賀茂川と高瀬川が合流し鴨川になる出町柳。その駅のそばにある「常林寺」は、萩の花の寺として、毎年多くの人が訪れるお寺。

この時期は、一般公開されていないので、門のところから中を覗きます。

盛りになれば、本堂に続く参道の両脇から、白や紅色の萩の花が道を華やかなに彩り、それは美しい景色。
「やっぱり来週だね～」とミモロはいうと、そこから荒神橋の方へ。

「わ～北山までよく見える～」と橋の上から京都の北側の景色をしばし眺めることに。

この日は、昼過ぎまでどんよりとした雨雲が空を覆い、時折雨粒がこぼれる不安定な天気でした。でも、15時頃になると、太陽が顔を出し、気づけば空は、澄んだ青空に代わっていました。
「気持ちいい～」
ミモロは、雨続きでちょっと湿っぽくなった体を乾かすように、思い切りお日様を浴びて深呼吸。

クリアなブルーの空…まさに秋を感じさせる青空です。「雲の形も秋ぽくなってる～」と、空の高いところに浮かぶ雲を見つめます。

ミモロは、そこから河原町通を渡り、「京都御苑」の東にある「梨木神社」へ。それが萩の花を見るこのエリアのコースです。

「梨木神社」は、明治18年に明治政府のために尽力した三條實萬公をご祭神に、その生地である場所に創建され、のちに實美公もご祭神として祀られている神社です。この辺りは、昔公家屋敷が建ち並んでいて、三條公のお屋敷は、当時から別名「萩の宮」と言われ、それが現在の萩の名所につながっています。

「う…やっぱりまだ早かった～」参道は、緑に包まれています。

ここも京都の萩の花の名所のひとつで、9月中旬から10月初旬には、境内にある500本以上の萩が花を咲かせ、その時期には、平時なら「舞踊、邦楽、弓、居合などが奉納され、萩の枝には和歌をしたためた短冊が下がり、お茶会など、雅な雰囲気の「萩まつり」が行われるのですが…。緊急事態宣言の京都、今年も昨年同様、神事のみの斎行で、そのほかの奉納行事は中止に。

社務所では、コロナ退散を祈願する御朱印も「あ、アマビエのデザイン…」

また、この神社らしい萩のお守りも人気です。


また、境内には、京都の三名水のひとつ「染井の井戸」があり、地元の人は、お茶やコーヒーを淹れるのによくペットボトルでくみに来る場所。

「ここには、お水が出てる～」と、同じ水が流れる場所でに…

「さぁ、お参りしよう～早く～」だれもいない参道をひとりトコトコと進むミモロ。


「今年も静かに萩の花を眺めることになるんだね～」と、いつもなら参拝者が絶えない境内で…


本殿に参拝しましょう。

「お帽子取らなくちゃ…マスクも取るの？」とミモロ。もちろん、参拝には、帽子やサングラスは外すのが礼儀。でも、マスクはそのままで…。もともと神事には、神様に息が掛からぬように、口に布を垂らして行うもの。だからマスクは神様には失礼になりません。

「う～なんか心がハレバレしちゃった～」と参拝を終えたミモロ。

長引くコロナ禍で、暮らしに生じる閉塞感から、多くの人がうつ状態といわれる今…お散歩は、そんな落ち込む心を癒してくれます。
「萩の花はまだだけど、ここの緑もすごく気持ちいいね～」と、折しも雨上がりで、まだ葉に雨のしずくを乗せた木々は、一斉に新鮮な空気をもたらしてくれているよう。

境内のご神木である桂の木は、その葉がハートの形をしていることから、「愛の木」と言われ、縁結びのご利益が…

「紅葉するころには、すごく甘い薫りが木から漂ってくるの～その薫り好きだな～」というミモロです。

「あ、黄色チョウチョ…」まだ花の少ない萩ですが、蝶たちがその花に…


「また来週来よう～」とミモロ。この参道も来週には、きっと萩の花で美しく彩られることでしょう。


9月中は緊急事態宣言の京都。でも、きっとそのうちみんなでまた集い、笑いあえる日が訪れます。

「はい、またね～」

萩の花が咲くころににまた…

可憐で清楚な花の萩…日本人が昔から愛し続けた花のひとつです。


＊「梨木神社」の詳しい情報はホームページで


<ブログを見たら　金魚鉢をクリックしてね　応援よろしく！ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで