7月26日まで「下鴨神社」で行われた「みたらし祭」。京都の夏の風物詩のひとつです。夏の暑さを、神社境内の「みたらし池」に足をつけて、癒しながら、日頃の穢れを祓い、無病息災を祈る神事です。
夜に、お友達といっしょに行ったミモロですが、家が近いこともあり、「朝も行ってみたい~」と、26日6時に再び「下鴨神社」へと出かけました。

もう1度、「足つけ神事」はしたので、そのやり方は、よくわかっています。「この橋の下通るんだよね~。夜は、真っ暗でなんにも見えなくて、怖かったけど…なんか向こう側に別世界が広がっているみたい…」
夜の幻想的な雰囲気とは異なり、清々しい景色が目の前に…。
また、訪れる人も少な目…きっとご近所の方が中心かもしれません。
「さぁ、お水に入ろう…」

待った~。ミモロには、水が深すぎるから、抱っこで…。池の水は、大人の膝くらいありますから…。
「まぁ、しょうがないね~、水着持ってこなかったし…」ここは、プールではありません。また、犬やネコは、池には入れません。ミモロは特別…
朝もロウソクを頂き、奉納します。

「ロウソク、みたらし池の水源の上の「井上社(御手洗社)」に奉納するんだ~」夜には、よく見えなかった社の姿を、改めて拝みます。

この社の下から流れる「みたらし川」は、土用になると、池の周辺や川の底から、清水が湧き出でるのだそう。それは鴨の七不思議のひとつとか…。その水に湧く泡をイメージして生まれたのが「みたらし団子」で、ここが「みたらし団子」の発祥地と言われます。
川にちょこっと足をつけたミモロ…「キャ冷たい…でも、夜より冷たく感じない…」

「あ~さっぱりした~」と、池から上がります。

「朝も、ご神水飲まなくちゃ~」


また、器のお水をゴクゴクといただきます。「毎日、このお水飲めるといいのにね~」
京都には、名水が多く、祇園祭の時に行った烏丸蛸薬師の「御手洗井」や、摂社の「賀茂波爾神社(かもはにじんじゃ)」のご神水など、飲めるご神水が多くあります。最近は、、保健所の水質検査も厳しくなり、ご神水といえども飲料に向かない水も多い中、京都には、まだまだ飲めるお水がたくさんあるのです。
「京都が料理やお茶が美味しいのは、水がいいからだよね~」とミモロ。
「井上社」は、井戸の上の社という意味。水の大切さを、改めて感じる「みたらし祭」です。


池のそばには、小さな社…「ここなんだろ?」

のんびりしたミモロには、かんの虫はないので、小石は頂きませんでした。
「やっぱり朝は、気持ちいいね~。みたらし団子食べたくなっちゃった~」とミモロ。

ミモロの食欲は、夏でも衰えることはなさそうです。
下鴨神社では、立秋の前日(今年は8月7日)に、夏越神事として「矢取神事」が行われます。これは、下鴨神社のご祭神、玉依媛命が、川を流れてきた矢を持ち帰ったところ懐妊し、賀茂別雷神(上賀茂神社のご祭神)が生まれた故事に由来するもの。氏子の男たちが、池の中の矢を奪い合う神事です。
「これも行かなくちゃね~」とミモロ。立秋も間もなく、暦の上では、秋が近づいているのです。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます