「わ~賑やかな曳山だね~」と、お囃子が乗る曳山が町を巡る滋賀県大津市の「大津祭」が、10月9日に本祭を迎えました。
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ミモロは、お昼過ぎに、京都からJRの快速に乗って、大津駅にやってきました。
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三年ぶりに曳山の巡行が行われる「大津祭」。多くの観客が見守る中、次々に各町内の会所から、曳山が駅前の大通りに集まってきます。
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「わ~お囃子の人が、身を乗り出して乗ってる!」
天孫神社の「大津祭」は、湖国三大祭(日吉大社の「山王祭」、建部大社の「船幸祭」)の一つに数えられる大津市の祭りです。その起源は、江戸時代初期と言われ、東海道の宿場として栄えた大津町人の経済力を背景に、その規模は拡大してゆきます。
国指定重要無形民俗文化財で、京都の「祇園祭」の風情を写した祭りでもあります。
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曳山を飾る懸装品には、ゴブラン織りの織物などが…「なんか祇園祭の山鉾みたいだね!」とミモロ。
また、郭巨山、猩々山、神功皇后山など、能や中国の故事に由来したテーマで、曳山が作られているところも、祇園祭に通じるところ。
祇園祭の山鉾と異なるのは、それぞれの曳山に工夫を凝らした「カラクリ人形」が同乗している点。
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お囃子に合わせて、動く姿に観客は見とれます。
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さらに、曳山は、男女混合で、女性も乗れ、綱も引くことが可能。祇園祭の山鉾には、女性は乗ることはできず、試し曳きの時以外は、綱に触れることはできません。
さて、サイズは、祇園祭の山鉾より小型で、構造にも違いが…。それは車輪の数。大津祭の曳山は、3つの車輪。つまり三輪車で、通りの角などでの辻回しや、大通りなどでの方向転換は、スピーディーに行うことができるのです。
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「あ、また別の曳山が来たよ~」沿道に集う観客の間をぬって、曳山は進みます。
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「わ~」近くで見上げる曳山の姿に思わず声が…
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昼頃に、駅前の大通りにずらりと並ぶ曳山。その後、再び町を巡行し、夕方には、それぞれの町会所に戻ります。
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「あのね~町に曳山展示館っていうのがあるんだって~行ってみようよ」というと、ミモロは、アーケードがある商店街へと向かいました。
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