ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

大晦日の夜、百万遍の「知恩寺」で、甘酒接待のお手伝いをさせていただき、さらに初めて除夜の鐘を撞きました。

2024-01-02 | 体験

ゴ~ン…「ミモロ、ママと一緒に、除夜の鐘を撞きました」

大晦日(正確に言えば、元旦の夜中1時過ぎ)に、京都、百万遍にある浄土宗大本山の「知恩寺」でのこと。

ミモロは、大晦日の23時過ぎに、小雨の夜の町を歩いて「知恩寺」に向かいました。


本堂では、すでに大勢の人が、大きな輪を作り、これまた大きくて、長~い数珠を隣に渡しながら祈る数珠回しをしています。この「大念珠繰り」は、後醍醐天皇の時代、疫病が蔓延したとき、天皇の勅命を受けて、僧侶が七日間に渡り百万遍の念仏を唱えながら大きな数珠を繰ったことに由来します。

「早く、座って~」とお寺の方に促され、なんとか一人座れるスペースを確保し、大きな数珠を「南無阿弥陀仏…」と唱えながら隣に送りました。「結構、速いね~」と、ミモロは、数珠に触るのがやっとでした。
隣りには、外国人観光客が、ミモロ同様、必死に数珠を送っています。「何やってるか、きっとあんまりわからないかもね~」と思うミモロですが、熱心にみんなと同じようにする外国人観光客です。

やがて数珠回しの「大念珠繰り」は終了。使った大きな数珠は、天井に吊るされました。


その後、ご本尊の阿弥陀如来さまの前で、再び僧侶の方々が読経を行う「除夜法要」。参拝者は、手を合わせて祈ります。


「では、これから除夜の鐘を撞き始めます。まずは、1番から60番の方から釣り鐘のそばへお越しください~」と言われ、次々に参拝者は、本堂から出てゆきます。

除夜の鐘を撞く人は、整理券が渡されているよう。ミモロは、遅く到着したので、108つの鐘には入れませんが、ここでは、参拝者は、待てばだれでも鐘を撞くことができるのです。


「除夜の鐘を撞くのって、かなり時間が掛かりそうだから、聞くだけでいいや~」というと、ミモロは、甘酒の接待場所へ移動しました。

今年、久しぶりに甘酒の接待が行われ、仮設テントには、大きな鍋で温められた甘酒が…
「クンクン、いい香りだね~」と、テントの前で、甘酒を頂くのを楽しみにするミモロです。

お寺にご奉仕をなさっている方々により、参拝者に配る用意が始まりました。でも、なんか大変そう…そこで、ミモロは、
「よかったら、お手伝いします~」というと、テントの中へ。「いいんですか?」とちょっと戸惑う方々に、「あの~近所のものです。よくお寺に伺ってるんです」とミモロ。そこで甘酒をテントの前に待つ人たちに配ることに…。

「はい、どうぞ~」と次々渡すミモロ。
「カップに甘酒入れるお手伝いもしようかな?」

でも、それは、小さなミモロには、無理…。カップ渡しに専念しました。

大きな鍋の甘酒も、2杯目に…。「お代わりもできますよ~」と声を掛けます。

外国人観光客は、珍しそうに甘酒を飲んでいます。無料で渡される甘酒…どの人も「ありがとうございます」とお礼を言って受け取ります。

「みんなにありがとうって言われちゃった~ミモロ、ただ渡してるだけなのに~」とミモロ。
この甘酒は、「月桂冠」から贈られたものだそう。「すごく美味しい…」と飲んだ方々は嬉しそう。

「どうぞあなたも飲んでください~もう参拝者も少なくなってきたから~」と言われ、ミモロも頂きました。

「うん、美味しい~なんか体温まるね~」と、2杯頂くミモロです。

「今日は、どうもお手伝いしてくれてありがとう…」と、いっしょにご奉仕をなさって方からお礼の言葉。

「え~そんな~出過ぎたことしちゃったかも…でも、みんなに『ありがとう』って言われて、このお手つだいさせていただけて、なんかミモロの方が「ありがとう」って言いたいです。一緒にお手伝いさせていただき、本当にありがとうございました」というミモロです。

お寺の方からも「どうもお手伝いありがとうございます。これどうぞ~」と、お札や小さなお数珠などをお礼にと頂きました。「え~そんな~お礼なんて~」と遠慮するミモロですが、折角のお申し出をありがたく頂戴することに…。

「もう除夜の鐘を撞く人も少ないですから、撞いていらしてください~」と言われ、「そう…じゃ~」と鐘撞堂へ。


鐘のそばに寄って、綱を握ります。

「ママもやって~」とひとりではできないので一緒に…ゴ~ン…

人影もまばらになった静かな境内に鐘の音が響きます。「除夜の鐘を撞く初めて…」と。
ミモロが撞いた鐘は、おそらく煩悩の数の108を大きく超えて、200以上になっているかも…。

すでに時は、元旦の1時過ぎ…「甘酒頂いて、すぐ帰るつもりだったけど…こんなに遅くなっちゃった~でも、なんかすごくありがたい時間だった気がする…」とミモロ。雨も止んだ真夜中の京都の町を、家に向かってトコトコと歩きます。

空気は冷たいけれど、甘酒を飲んで、ポカポカになった体…それ以上に、心も温かくなった元旦の夜になりました。

*「知恩寺」の詳しい情報はホームページで


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