ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「小嶋織物」の工場見学。海外から注目される天然素材を使った織物壁紙。

2019-01-18 | ものづくり

木津川市にある天然素材を使った織物襖紙と壁紙のメーカー「小嶋織物株式会社」。ミモロは、お友達と工場見学に出かけました。
 
広い工場の中を、次々に見てゆきます。

「織物の襖紙と壁紙があるんだ~。みんなプリントしたものだと思ってた~」とミモロ。
 
織物の風合いをもった壁紙は、海外でも注目されているそう。日本の一般的な住宅では、なかなか壁紙に費用が掛けられず、また汚れなどが付きにくい素材などを選びやすい傾向があります。かつては日本でも織物の壁紙が使われていましたが、今や国内の壁紙市場で、織物壁紙はなんと1%しかシェアがないそう。でも、プリントなどでは、決して出すことができない織物ならではの高級感ある風合いは、海外では高い人気があり、「小嶋織物」でも海外での需要がたかまっているのです。

「これも織物でできてるの?」モダンなデザインの壁紙。
 
そこには、この会社ならではの長年培った技術から生まれた品々が種類豊富に揃っています。

最新の技術で織りあげられた壁紙のサンプル。「わ~キレイ~」日本の文様を巧みに表現したもの。


もちろん織物襖紙の種類も本当に豊富です。「この金魚も図柄の襖紙いいなぁ~」と、ネコらしい興味を示すミモロ。
襖も好みのデザインを大型プリンターで印刷することも可能だそう。

現在、工場では、襖紙より壁紙の生産の方が主流になりつつあります。それは住宅の変化によるもの。またホテルや店舗などの需要も壁紙の方が多いのです。

「これ何してるんだろ?」次々に現れる大きな機械。そこではさまざまな壁紙が、次々に織りあげられています。
 

工場では、独自に開発されたいろいろな機械が稼働していますが、そばには熟練の職人さんがつき添っています。
 
「糸だから、途中で切れることもあるんだって、それをつなげるのは人の手じゃなきゃダメなんだよね~」とミモロ。

また、織りあがった品のチェックも職人さんに託されます。
 

「何してるんですか?」と興味津々のミモロ。「織り傷などをチェックして修復するんです」と小嶋さん。
見ている前で、微妙な織り傷は見事に修復されます。
 

壁紙は、貼る分量が多く、仕上がったロールも大きなものに。


「工場見学いかがでしたか?」と小嶋社長。「すごく面白かったです。知らないこといっぱいでした」とミモロ。

「オーガニックコットン、和紙などさまざまな天然素材を使用した織物壁紙は、人にも地球にもやさしいんですよ」と。

ホルムアルデヒドを吸収したり、焼却時のダイオキシンなど有害ガスの発生もないそう。
さらに空気を中性に保ち、また湿度を調整する天然素材の織物壁紙は、展示物の劣化を防ぐことから美術館などで使用されているそう。

プリントでは表現できない、さまざまな質感をもった織物の壁紙。
「ホントに、いろいろあるんだ~。すごく素敵~」と憧れるミモロ。
壁紙は、部屋の中で占める割合が多く、部屋の印象を左右するので、慎重に選びたいもの。

「ミモロのお家も、天然素材の壁紙がいいなぁ~。今度、新しいお家に移ったら、そうしようね~」とミモロ。
はい、いつかそうしましょうね。

「ヨイショ~」織物などを巻くロール部分でウェイトリフティングするミモロ。遊ばないの~!


日本の持つ、素晴らしい技術を見学させていただいた「小嶋織物」のみなさま。お世話になりました。ありがとうございました。

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1 コメント

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Unknown (瀬崎)
2019-01-18 18:51:57
織物の壁紙>そんなのが有るのですね。知らなかった。とても勉強になります。
写真で壁紙を見ると、とても綺麗ですね。
実際に、この壁紙を使った家は、あるのでしょうか。
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