今年の祇園祭の山鉾巡行は、八坂神社の神輿を町に迎える、17日の先祭。町から八坂神社に戻られる、24日の後祭という、本来の姿に戻る記念すべき年。

京都の町には、10日から、大きな山鉾を建てる作業が始まりました。長刀鉾など大きな鉾から、その姿を現してゆきます。



山鉾の土台の木組は、縄だけで縛り、作っていきます。
「この縄、跨いだりしちゃいけないんだよ…」山鉾を建てる専門の人たちが、手際よく作業を勧めます。
「僕、祇園祭初めてなんです…」と、長刀鉾で警備などをするアルバイト君。山梨出身の京都大学の1回生だそう。

「あ、月鉾も建ちはじめた…」烏丸通の西側には、放下鉾、菊水鉾など、大きな鉾が次々に…その作業を見るのも楽しいもの


木組みの作業とともに、そのそばで、鉾のなかほどにつける榊の準備が行われています。



「こんなにたくさんの榊で作るんだー」と、そばでじっと見つめるミモロ。鉾の上につけられるより、地上で見ると、その大きさにびっくり。あまりに熱心に見つめるミモロに、月鉾の法被を着た方が、「これ…」と、榊の枝を一枝くださいました。
「え~いただいていいの~、うれしい・・・感激…」とミモロ。

「月鉾の上につく榊だよ~。なんか特別感あるよね~」と、言いながら、トコトコ歩き出しました。

それから2日後、12日の午後15時すぎから、各鉾の試し引きが行われます。先日、榊をいただいた月鉾に…。「わーりっぱに建ってる…。」見上げると、すでにお囃子方も鉾の上で、出発の時間を待っています。



ミモロも綱を持って、試し引きに参加することに。山鉾巡行では、女性は綱に触ることができません。この試し引きの時だけ、女性も参加できるのです。
土曜日ということもあって、いつもより大勢の人たちが、参加していました。
四条通のいろいろな場所で山鉾が動き始めています。





ミモロの前を大きな菊水鉾が…。
「そうだ、船鉾も見て来よう…」と、新町通の船の形をした船鉾へ。


山鉾巡行が行われまでの期間、四条通や、室町通、新町通では、交通規制がしかれています。祇園祭の間は、山鉾が最優先。

祇園祭の期間、市内のバスのダイヤは大幅に乱れます。町中に行くには、地下鉄の利用がおすすめです。
「すごく渋滞するから、いつ着くかわかんないよね~」と、ミモロも、いつもはバスを使って四条高倉などに行くのですが、そこへは、地下鉄で行くことに…。
「明日は、山鉾や会所の屏風飾りなどを見物に行こう…」と、毎日のように山鉾町に通います。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~。ミモロより
鉾の組み立てや 試し引きなど 知らないことばかり。日に日に進む 祇園祭の行事を ミモロちゃんのブログで楽しませて頂きます!
そして、お蔵にしまうんです。だから、火災になっても、
ご神体や装飾品を持ち出せるんです。
ま、他の地域と違って、場所がなくて、ずっとそのままの形で、保管できないってのもあるかもしれませんけど…。
いろんな職人さんが、かかわるんですよ~