ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「文化財防炎マイスター」講習。京都市消防局主催の市民講座に参加

2014-06-29 | 体験

「ミモロちゃん、よくお寺や神社なんか文化財がたくさんあるとこに行っているから、ぜひこの講習受けてみたら…」とお友達に言われたミモロ。「なあに?それ…」
お友達が申し込んでくれたのは、京都市消防局が毎年行っている市民講座「文化財防炎マイスター講座」で、京都の文化財を火災から守ったり、災害などの発生時にできる範囲の活動がすみやかにできるようにする講習です。

「へぇーそういうのがあるんだー。さすが京都市…」というわけで、好奇心旺盛のミモロは、お友達と一緒に、6月23日に京都の南,竹田駅からタクシーに乗って、「京都市消防訓練センター、京都市消防学校」へと向かいました。

 
朝9時すぎに到着すると、消防職員の人たちが朝礼を終えたところ…。
「キビキビしててカッコいい…」と、その姿に見とれます。

ここは、京都市の消防職員を訓練するところ。さまざまな訓練を積んで、実際の現場で活躍する人材を育てます。

さて、ミモロが参加するのは、「文化財防炎マイスター」9時半から16時頃までの1日講習です。「あの~ネコのミモロです」「はい、申込みされてますよ(実際は、影の声の私がエントリーしています。もちろんミモロでは無理なので…)今日は頑張ってくださいね」
 入口で、さまざまな資料をいただき、教室へ。
今回の参加者は、40名ほど。消防学校の生徒さんが講義を受ける教室の講習から。
「へー火事になったら仏像ってこうやって持ち出すんだ…」
 
渡された資料を読んでゆくミモロ。そこには、文化財の構造や京都市内の主な文化財リスト、非常時の仏像の搬出のポイントなどが書かれ、なかなか興味深い内容。

いよいよ講義が始まりました。
午前中は、教室を移動して心停止した人の応急手当を学びます。
モデルの人形を使い、実際に一人ひとり応急手当を体験。まずは指導教官がお手本を…。
 
参加者は、次々に人形で体験します・・・
 

最後に、ミモロも特別にやらせてもらうことに…

まず、倒れた人のそばで、肩をたたきながら、声をかけて反応を確認。反応がない場合、近くの人に119番への通報とAEDを持ってくるように依頼します。「あなた119に通報してください」「あなたは、ADEを持ってきてください」と、大きな声で。
 
その時、胸とお腹を見て動きがあるか、ないかを確認。動きがない場合は、心停止と判断し、胸骨圧迫を行います。
「ギューギュー」
胸の真ん中を5センチ沈むくらい強く何度も押します。1分間に100回押すスピードで、30回連続して押し続けます。
「もっと強く…」「はい!」「そう、そのペースで数を数えながら…」「はい、イチ、ニ、サ…」ミモロの額に汗がにじみます。

次は、気道確保と人工呼吸です。
片手を額にあてて、もう一方の手で、顎先を持ち上げ、気道を確保。
そのまま1秒かけて倒れている人の胸が持ち上がる程度まで、息を2回吹き込みます。
 
人工呼吸をするのがためらわれる場合は、胸骨圧迫だけを続けます。
「イチ、ニー、サン・・・」真剣に作業を続けるミモロです。「はい、結構です」と教官の声。
「ふー胸骨圧迫って疲れる…」と実際にかなり力が必要…。でも、救急車が到着するまで、やり続けることが大切で、それにより、命が救われることが…。

救急車が、通報されてから現場に到着するまで、全国平均は、約7分。京都市は約6分だそう。そのわずかな時間が生死に大いに影響するのだとか…。一人で6分間、胸骨圧迫をするのは大変なので、まわりの人と代わる代わるするようにと…。

「実際にやってみないと、どのくらいの力で胸骨を押したらいいのかわかんなかった…。6分間って短いようだけど、結構長く感じると思うよ…でも、これで命が救われるなら、がんばらないと…」と、ミモロは、息を切らせながら・・・・

続いて、ADE(自動体外式除細動器)の使い方を学びます。がんばれ、ミモロ…


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