藤森神社を参拝したミモロ。「すてきな茶房があるんであってー」と、どこかで聞いてきた情報。「行ってみようよー」と、京阪「墨染」の駅に戻る途中にある茶葉の老舗「椿堂茶舗」へ向かいます。
駅に向かう道沿いに、のれんの掛るお店です。
創業は、初代椿屋宗吉が、伏見の深草大亀谷の茶園で、玉露の製造・販売をはじめた、明治12年に遡ります。戦後、日本茶専門店として墨染で店を構え、現在に至ります。地元の「伏見稲荷大社」や「東福寺」の御用を務めるお店です。
お店の脇にある小路の先は、平成12年から併設された茶房「竹聲」。上質の寛ぎの空間として、評判です。
「わー素敵…」落ち着いた、静かな気が漂う店内。丸い飾り棚は、「円窓」という中国のデザインを取り入れたもの。中国文人趣味の美学を思わせる設えが、訪れた人に、心安らぐひとときをもたらします。
蔵に面した中庭には、今、紅葉が、いっそうの趣を添えています。
抹茶、煎茶、ほうじ茶、玉露など、さまざまな種類のお茶が味わえるのも、茶葉専門店の茶房ならでは。
ミモロは「今日は、久しぶりにお抹茶いただきたい気分…」と。和菓子がついた抹茶のセット800円を注文しました。
カウンターに座るミモロの前に、お菓子は、「茶の葉」という抹茶餡と白餡製。
「あれーこれお茶の葉っぱの形だー。ほどよい甘さが口に広がる~」そして、抹茶をいただきます。「なんて美味しいお抹茶なんだろー」。正直言って、京都ではお寺や茶店でお抹茶が頂ける機会が多いのですが、なかなか本当に美味しいと感じるのは、稀。お庭を眺めながら…などの雰囲気を楽しむことがメインのよう。でも、ここのは、香ばしさやほんのり漂う甘さ、味の深み…と、美味しいと感じさせる抹茶でした。
茶房で、静かな時を過ごしたミモロは、茶葉を扱うお店の方に向かいます。
「いらっしゃいませー」と迎えてくださったのは、5代目店主の武村龍男さん。
ここで扱うのは、宇治などの茶葉をはじめ、武村さんが厳選した 佐賀や静岡など他府県の銘茶の産地のもの。それを独自のブレンドで、さまざまな美味しい銘柄を作り上げています。「へぇー日本茶もブレンドが大切なんだー」。
ミモロが愛飲する京番茶。普段、食事の時によく飲むお茶です。「ほうじ茶も、このお店の評判の品なんだってー」
「アレー紅茶もあるの?」「椿堂茶舗」が、10年前から作り続ける京都府産の厳選茶葉を100%使用し、自然発酵させた国産紅茶です。
「ミモロちゃん、美味しいお茶は、茶葉選びも大切ですが、煎れ方ひとつで味が違うんですよ」と武村さん。
「もしかして、ミモロ、あんまりお茶煎れるの上手じゃないかも…」と自信なさげに…。「じゃ、今度、美味しいお茶の煎れ方教えてあげますねー」と。「ぜひよろしくお願いします」。ここでは、美味しいお茶の煎れ方講座なども開催しています。
お店の一角には、煎茶をいれる急須なども並んでいます。「もっと美味しいを、おうちで飲めるようになりたいなぁー」と、思うミモロでした。
*「椿堂茶舗」の詳しい情報は、ホームページで。茶葉のお取り寄せも可能です。
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日頃、ガサツな生活をしていても、お茶一杯で、心が満たされたら、幸せですね!
どっちかって言うと、私は煎れてもらう方が好きなのよ!
ついスーパーとかで買ってしまうんだけど お茶屋さんで お勧めを求めた方が 美味しいんだろうなー
ミモロもつい、がばがば飲んじゃって、心の余裕がない感じ。いつもミモロは、ぬるめのお茶・・・だって、ネコ舌なんだもの。