その昔、公家の女性たちが作って遊んだという「京こま」。昭和初期から京都のおみやげとして作る店が、10軒ほどあったそうですが、30年ほど前に一度すべてが廃業に。それを復活させたのが、この「雀休」のご店主の中村佳之さん。一度、お目に掛ったことがあるミモロ、「一度、京こまをよく見たい…」と、二条城の近くにあるお店に出掛けました。
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神泉苑の南側を通る御池通を沿いにお店はあります。「こんにちはー。こま見せてくださいー」と。
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お店の中には、大小さまざまなサイズのコマがいっぱい…。
「これ回すのに力いりそう…」
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「いろんな形のがあるんだねー」
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この日は、あいにく中村さんご自身は、不在。そこで奥様にいろいろ見せて頂きました。
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「京こまは、木綿の生地でできてるんですよ」「えー布なの?」もともと公家の女性たちが、着物を竹の芯に巻いて作ったものがはじまりとか…。現在は、リボンのような紐状の木綿を、使っているそう。
「えー布を芯に巻くの?ずれないの?」「そこはコツがあります…」と、硬く巻いた布を、コマの形によって、微妙にずらし円錐状にしたり…。その技術がむずかしいそう。コマの色は、布の色で、後で染めたり、塗ったりしたものではありません。形を作ったら、全体をコーティングして硬く固めます。もちろん、最も難しいのは、しっかりと回るようにバランスよく作ること。ただの飾りでは、終わらないところが、このお店のコマのこだわり。
一般的な木のコマとは異なる、雅な雰囲気が漂うのは、昔、女性たちが作ったからかもしれません。
「わーカワイイ…」小さなコマがいっぱい。
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「これは、昔作られたもので、もう50年くらいたっているもので、これは売り物ではありません」
「あ、そう…」と、ミモロは、買えるコマのところへ。(京こま3点セット1575円)
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「うちのコマは、全部、どんな形のものでも回るんですよ」と。「あれ、これ京野菜だー」
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来年の干支、馬の形のものも。
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「お店にある、いろんなコマを廻してみて下さい…」と言われ、さっそく…。
「どれにしようかなぁー」
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色鮮やかなコマは、見ているだけで、心がウキウキしてきます。
独楽の歴史は古く、また世界中で遊ばれています。日本では、奈良時代の遺跡から、それらしいものが出土しているとか。
さて、独楽は、昔から縁起物としても人気で、「物事がうまくまわりますように…」「金回りがよくなりますように…」など、さまざまな願いが込められています。
ミモロも「人の縁が、うまくまわりますように…。美味しい食べ物が、ミモロのところに回ってきますように・・」とお願いしながらコマをまわします。
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「もういくつ寝ると、お正月ー」と、歌いながら…。うーまだ、かなりたくさん寝ないとねー。
来年のお正月の飾りに、ぜひ、雅な京こまは、いかがでしょう?
「京こま」で検索すると、オンラインショッピングができるサイトが見つかります。
*「京こま匠 雀休」京都市中京区神泉苑町1 電話075-811-2281 11:00~18:00 月・火曜休み
![](http://image.with2.net/img/banner/m07/br_banner_kingyo.gif)
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロより・・・
色鮮やかで 飾りとしても楽しめるね。布でできているなんて びっくり。色を着けるのではなく 布のコントラストで こんなに綺麗な独楽になるんだー 京都の独楽は 違いますねー
野菜も馬も回るなんて なんか楽しいな~
すごく雅な感じでしょ。でも、ちゃんと回るのがすごいところ・・・。コマを飾ると福が来るんだってー