12月23日は、京都の繁華街、寺町三条の交差点そばの浄土宗の」矢田寺」で恒例の「かぼちゃ炊き」が行われます。


毎年、ここを訪れて、すでに7年目。この「かぼちゃ炊き」は、冬至にかぼちゃを食べる風習に沿ったもの。無病息災を願います。
町中のお寺は、常に多くの参拝者が…。平安時代の初めに、奈良の矢田寺の別院として創建され、以来、時代の流れに伴い、いろいろな場所に移転を繰り返し、現在の場所にお堂を構えたのは、天正7年(1579)のこと。本堂には、高さ2メートルほどの大きな地蔵菩薩が本尊として祀られています。人々の苦しみや迷いをすくってくださる地蔵尊として、創建以来、多くの人々の崇敬を集めているのです。
「わ~よかった~まだ、かぼちゃ残ってる~」とお寺に到着するなり、カボチャをチェックするミモロ。
「はい、後、10名くらいです~」とお寺の方。「ミモロの分、あるかな~」と参拝しながらも、気になるミモロなのです。
23日の「かぼちゃ炊き」は、朝10時から、先着1000名に接待されます。なんでも150個以上の大きなかぼちゃを、朝6時からお寺の方やご奉仕のみなさんでコトコトとコンロで炊くのだそう。
毎年、午前中は、お寺の前から寺町のアーケードの中に、参拝者の長蛇の列ができます。
この日、ミモロがお友達と自転車を走らせて到着したのは、すでに14時過ぎ。「もうダメかも~」と思いながらも、一生懸命にペダルを漕いで駆けつけました。(ミモロは、自転車のバスケットに乗っていたのですが…)
「まずは、参拝~。今年もミモロまいりました~」とご本尊にお詣りを…。

「はい、かぼちゃどうぞ~」「わ~間に合った~」とミモロは、志を置くと、かぼちゃが入ったコップを受けとりました。

「あ、ミモロちゃん、今年は、もう来ないのかと思ってました~」とすでに顔なじみのお寺の方。
「ごめんなさい~午前中にご用事あったの~。遅くなって、もう食べられないかと心配しちゃった~」

ミモロが、カボチャを食べているとき、すでに片付けが始まりました。「今年のかぼちゃ炊きは終了です」との声。
「よかったね~」とお友達を自転車を必死で漕いだ甲斐がありました。
食べ終わったミモロは、お寺の方のところに改めて向かいます。「あの~お兄ちゃん、今年はいないんですか?」

しばらくして、ミモロが毎年会うことを楽しみにしているお寺の息子さんが出てきました。
「あ、ミモロちゃん、こんにちは~」

ミモロに会うために奥から出てきてくれて、「嬉しい~」と思うミモロです。
「もう一度お詣りしよう~」と、先ほどは、カボチャに夢中だったミモロは、再び本堂の中へ。

「かぼちゃにも触らないとね~」と無病息災のご利益がある大きなカボチャにタッチ。


毎年、お目にかかるのを楽しみにする方々が増える京都暮らし。
「ここにお詣りすると、もう今年もわずかだって感じちゃう~」。ミモロも走る年末の京都です…
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