三味線の体験入門をしたミモロは、お稽古の後、長唄三味線演奏家の杵屋五司郎先生とお弟子さんの皆さんといっしょに、ランチに出かけることに。「いつも京都に来たら、いろいろな場所を案内してもらってるんですよ」と先生。
今回は、御所のそばにある老舗のお蕎麦屋さん「本家 尾張屋 本店」です。


古い町家の佇まい。なんとも風情が漂います。店の前には、すでに10人ほどの人が、入店の順番を待っていました。
しばらく並んだ後、ミモロたちは、店内へ案内されます。


明治初期の木造建築という本店。落ち着いた風情の中庭。お座敷の趣も昔ながらのものだそう。「なんかお店の中もタイプトリップしてみたい~」とミモロはキョロキョロ。
暖簾をくぐって入った店内には、お菓子などが並んだガラスケースがあります。


おそばのサンプルのほかに・・・
「あ、蕎麦ぼうる、蕎麦板、そば餅だって~」

実は、「本家 尾張屋」は、室町時代に尾張国から菓子屋として、京都に来て商いを始めたのだそう。お蕎麦屋さんの商いを始めたのは、江戸時代。初代の稲岡伝左衛門の時代です。昔、食されていた蕎麦切りは、禅の僧侶によって中国から伝えられ、京都の禅寺でも作られていたのですが、そのうち、お寺ではまかない切れず、その技術が菓子作りの技術と共通する部分が多いことから、菓子屋が注文を受けるようになったとか。菓子屋出身の「本家 尾張屋」も、蕎麦を多くの寺院に納め、御所の御用を担うことになります。
「すごい歴史あるお蕎麦屋さんなんだね~」とミモロ。菓子屋さんであったことから、今も、蕎麦と共に、そば粉を使ったお菓子が作られているのです。
「ミモロ、蕎麦ぼうる大好き。お花の形でかわいい~。真ん中の丸いとこが特に好きなんだ~」というミモロです。
現在は、16代目。写真家でもある稲岡亜里子さんが当主を務めます。
「お待たせしました。お席にご案内します~」と言われ、ミモロたちは、さらにお店の奥へ進みます。

2階のテーブル席に案内されたミモロたち。「何にする?」とお品書きとにらめっこ。


結局、ニシン蕎麦を注文。「でも、親子丼も食べたい~」というミモロのリクエストで、親子丼を半分ずつ食べることにしました。

「わ~大きなニシンが入ってる~。親子丼も卵トロトロ~」


「美味しいね~」と両方しっかりいただきました。
「また、三味線のお稽古にミモロちゃんいらっしゃね~。そして、また美味しいとこ行きましょうね~」と。

*「本家 尾張屋」の情報はホームページからどうぞ
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