ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

師走の京都。今年のしめくくりの行事がスタート。「八坂庚申堂」の「納め庚申」

2017-12-02 | 祭事・神事・風習

まもなく師走の12月という11月29日に、八坂の塔のすぐそばにある「八坂庚申堂」で、今年最後の「納め庚申」が行われました。
  
この「庚申」は、干支の庚(かのえ)申(さる)の日のことで、体の中にいる三尺の虫が寝ている間に抜け出して、人の寿命を司る天帝に、その人の罪や穢れを告げ口するので、それを脱出させないように徹夜で祈るのが「庚申待ち」です。この夜、ここでは、1日中ご祈祷を行いこの「庚申待ち」を行っています。
「庚申の日」は、60日ごとにめぐってくる日で、今年の最後が11月29日でした。来年の一の庚申は、1月15日です。

「今年もちょっと食べすぎちゃったかな~」と反省するミモロは、この日お願いに訪れたのです。
 
ご祈祷などが行われている本堂に、参拝。「あ、サルさんたちにも挨拶しなくちゃ~」と、本堂前のお線香台を支える三猿に近づきます。
 
「見ざる聞かざる言わざる」の三猿さんにご挨拶。
「ナイショね~」
すでに何回が参拝しているので、顔なじみなのです。

サルに縁の深い「庚申堂」には、くくり猿という手足を縛られた猿の人形を納めるのがならいです。
 
これは、人間の欲望を我慢する姿。願いをかなえるこつは、湧き上がるさまざまな欲望を抑え、一途に進むこと。それを象徴sる姿でもあるのです。

ここでミモロは、毎年、小さな猿の土鈴を求めます。
「え~今年、もうこれだけしかないの?」とミモロ。1つ200円の手づくりの土鈴は、どれも表情豊かで、毎年異なる猿を集めているミモロです。

ミモロの楽しみはもうひとつ。それを、「庚申の日」のこんにゃく焚きです。
 
サルの形に抜いて煮たコンニャクを3個、北を向いて無言でいただきます。無病息災になりありがたいコンニャクです。
モグモグ・・・ミモロは、小さなサル型のコンニャクを無言で…。美味しかったのか、目がうれしそう。
 

もう話していいんじゃないの?「あ、美味しかった~。これで無病息災。年末に食べすぎても大丈夫だよね~」と。
師走は、忘年会やいろいろな宴会が多く、そのための予防?

12月に入り、京都は師走の色を濃くしてゆきます。
「え~今年ももうすぐ終わっちゃうんだ~」と、この1年を顧みて、時の速さを痛感する日々です。


*「八坂庚申堂」の詳しい情報はホームページから







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