錦市場へも徒歩6分ほどにある「六角堂」は、昔から京の人々から、厚く崇敬されている寺院です。聖徳太子が創建したと伝えられる古刹で、生け花発祥の地と言われ「池坊」と深い関係があることでも知られます。



「へぇ~これが京都のおへそなんだ~」
そのそばには、大きな柳が枝を地面まで垂らしています。その枝には、たくさんの白い紙が縛り付けられ、まるで白い花のよう。この柳は、「六角柳」で、植物辞典にも「ロッカクヤナギ」という項目がありました。
植物辞典によると、樹姿が優美なのが特徴で、京都の六角堂の別当、小野妹子が、この地に3株植えたのだそう。
この柳が縁結びの柳と言われるのは、その昔、妃を求めていた嵯峨天皇が、夢のお告げで、この柳のところに来たところ、なんとそこに絶世の美女がいたそう。もちろん一目ぼれで、妃に迎えたのだとか。以来、「六角堂に願かけすると、良縁に恵まれる」との噂が人々に伝わり、今も、良縁を求めて多くの人たちが訪れるのだとか。
「え~ここにお願いするとイケメンのお相手が見つかるの?」と目を輝かせるミモロ。う~イケメンかどうかはわからないけど、それなりにふさわしいお相手に出会えるんじゃないの?
「ミモロも願掛けしようかな~」と。長い柳の枝に、自分の願いを書いた紙を縛ります。その時、2本の枝に結びつけるのが、ポイントなのだとか。

境内の入り口には、古い趣の建物が…。ここは、「お茶所」


「お菓子売ってる~」と、立ち尽くすミモロ。ここには、六角形のへそ石の形の和菓子が、名物として参拝客に人気。
中には、古い大きな茶釜があり、昔は、参拝客にお茶やお湯の振る舞いがあったのだとか。

「お茶とお菓子、セットでいただけるんだってよ~」と、でも、まもなく閉門時間のため、すでにお茶などはおしまいに…。残念でした~。

この茶所の半分は、「西国三十三か所」の札所になっています。
「ねぇ、ここは鳩みくじっていうのが人気なんだよ…」

「あの~ひとつください…」

「ほら、かわいいよ~」

「まもなく閉門でーす」との声。ミモロは、慌てて外へ…。「錦市場を通って帰ろう…」と、トコトコと東へ東へと歩いてゆきました。12月に比べ、日没の時間が遅くなってように感じます。「明日、雪なんだって…」と言いながら夕暮れ時の京の町を歩きます。
*「六角堂」の詳しい情報は、ホームページで

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