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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

おうちで楽しめる唐紙づくりキット「キラレ」。唐紙文様のアクリル板パテーションも登場「京からかみ丸二」

2021-04-05 | ものづくり

コロナの緊急事態宣言も解除され、おでかけの機会が増える傾向にある今…「でも、おうちで過ごす時間をもっと充実させたいの~」というミモロ。
そこで出かけたのは、唐紙専門店「京からかみ丸二」のショップ「唐丸」です。

ここは、以前からミモロが何度も訪れているお店ですが、「唐紙って、素敵だよね~。それおうちで作りたい~」という思いから、訪れました。
 
「こんにちは~」店内には、京の伝統工芸のひとつである唐紙に関係するさまざま品が並びます。


唐紙は、襖紙など日本の建物には欠かせないもの。青海波、唐草、瓢箪や葵など、吉祥文様をテーマにした独特の文様が、雲母(きら)を混ぜた絵の具で襖紙に浮かび上がり、品格ある趣を室内にもたらします。唐紙の文様は、熟練の職人により版木に彫られ、そこに絵の具を置き、刷られていきます。

「この唐紙の文様って本当に素敵~」と以前は、こちらの工房で職人さんに「唐紙づくり体験」をさせていただいたこともあるミモロです。


今回は、おうちで気軽に唐紙づくりができるキットがあると知り、それを紹介するために訪れました。

唐紙づくりキットの「キラレ Kira Let's」は、定価4,500円(税別)。版木1枚、絵の具(ハガキ80枚刷るのが可能)、パッド、刷毛、無地ハガキ6枚がゼットされています。

版木の文様は、伝統的な「青海波」「紗綾型」「花輪違い」の3種類から1つ選べます。
 
ハガキサイズの版木は、朴ノ木(ほうのき)に機械により、細かな文様を彫り込んだもの。

「ミモロちゃん、やり方簡単だけと、一度やってみますか?」と、すでに顔馴染みの上田さんにご指導いただくことに…。

キットにセットされた絵の具の粉末をお湯でトロトロになるまで溶きます。

銀色の輝きを放つ絵の具は、雲母とノリが混ぜられたもので、唐紙独特の輝きとわずかな膨らみを感じさせるもの。

それをパッドの上に刷毛で伸ばします。


そのパッドで版木に絵の具を置いてゆきます。「そう、ポンポンっていう感じね。伸ばすというより置く感じでやってください~」と。

「一度にたくさんのせないで…版木の彫の細かいところに絵の具が溜まらないように、表面にのせる感じですよ…」「は~い」と真剣なミモロ。

版木の一面に絵の具を置いたら、その上に刷る紙を置きます。

キットの版木は、ハガキサイズなので、四隅を合わせて…。

「ギュ~」ミモロは、のせた紙を手に力を込めて押さえつけます。「あ、そんなに力入れないで、優しく指で円を描くように撫でてください~」と上田さん。「あ、そうだった~」


「ちゃんの摺れたかな?」と紙の半分ほどをめくり確認。

「まだ、あんまり摺れてない感じ…」とミモロ。「そうですね、またパッドに絵の具をのせて、版木において…。もう一度摺ってください~」

絵の具が乾くと輝きが増す唐紙…「はい、上手にできましたね」と上田さん。

「ホント、キレイにできちゃった~」と嬉しそうなミモロ。

版木は、水で洗って、日陰干しをすれば、何度でも使えます。


また、絵の具は、使い切ったら、別途購入可能です。さらに水性絵の具を含んだスタンプパッドも使え、いろいろな色も楽しめます。


「ハガキだけじゃなくて、名刺に摺ったりもできるね~。ブックカバー作ろうかな?」とミモロ。
そう、いろいろなものに応用できる便利な「唐紙づくりキット」なのです。

版木だけでも購入できるので、いろいろな種類を楽しむ人も多いそう。

「どれかミモロのお印の文様にしようかな?」布用の染色絵の具を使えば、ハンカチやバッグなどにも刷ることができるかも…。

「プレゼントにもきっと喜ばれるね~」というミモロです。

さて、久しぶりに訪れた店内で、コロナの影響で生まれた品も…

それは、アクリル板のパテーションです。アクリル板の一部に唐紙文様を施されたもの。

趣に欠けるテーブルやカウンターに、ちょっとした風情が感じられるようになる「京からかみ丸二」オリジナルの品。
サイズなどは、オーダーで注文。オリジナル文様の入れ方も相談できます。1台18,500円~(詳しい情報はホームページで)
土台となる部分には木材を使用。「ホテルの和食レストランや京料理などのさまざまな分野のお店からのご注文を頂いています」と。

「日本って、いろんな状況でも、工夫して、次々に使いやすかったり、心和ませる品を開発するってすごいね~」というミモロ。
コロナ禍の状況でも、いかに心地よく過ごせるか…本当にさまざまなものを作りだす技とアイディアの豊富さは、他の国を凌ぐもの。
「絶対、マスクの種類も日本が一番多いよね~」と思うミモロです。

「おうちでいろいろ作りたい~」と改めて思うミモロでした。


おうちで楽しめる「唐紙づくりキット」および「唐紙文様パテーション」、さらに工房での唐紙づくり体験などに関しては、「京からかみ丸二」のホームページからどうぞ。


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陶芸家、ひろすえたかこさんの素敵な作品が並ぶ「うつわhaku」。繊細な水滴を表現した器が魅力的

2021-01-23 | ものづくり

ある日、ミモロは、自転車で「相国寺」の東側の住宅地を走っていました。「あれ?ここなんだろ?」と、ペダルを止めてガラス窓を覗きます。


「器のお店?」と、中を見渡すミモロ。ここは、陶芸家 ひろすえたかこさんのアトリエ兼ショップです。

古い町家を改装し、白を基調にしたシンプルな造りのショップ。そこに淡い色の器たちの姿が…


「わ~素敵な色…やさしい感じで、なんか心和むね~」とミモロ。


「あれ~なんか不思議な器…表面に水滴がついてるみたい…」


そう、器の表面は、冷たいものを入れた時にできる細かな水滴が一面を覆っているのです。
そっと、触っても、もちろんその水滴は消えることはありません。


「わ~不思議~なんて素敵なんだろ?!」とミモロ。
「こんにちは~いらっしゃいませ~」とそんなミモロに声を掛けてくださったのは、ここのオーナーである陶芸家のひろすえたかこさん。


ひろすえさんは、京都市立銅駝美術工芸高校の陶芸科、京都精華大学美術学部造形学科陶芸科を卒業し、京都市立産業技術研究所陶磁器コース本科・専修課程を修了なさった方。「アサヒビール大山崎山荘美術館」「京都陶磁器会館」などで個展なども多数開催。東京や京都など国内有名百貨店などにも作品を送り出す、人気の陶芸家さんなのです。
また、テレビドラマなどでも俳優さんたちに陶芸指導をなさっています。

堀川五条の古いビルでショップを始めて10年。そのビルの老朽化に伴い移転し、ここ「相国寺」の東側、かつて西郷隆盛が私邸を構えた地に平成30年に新たなアトリエ兼ショップを始められたのです。

「すごく薄い器~。こういう風に作るのって、すごく難しいんだよね~」と何度か陶芸体験をしているミモロ。
その形の美しさは、もちろんですが、ともかく表面の雫、水滴を纏った姿の美しさに心惹かれます。

透明感のある本物の水滴のような表面だけでなく、白い器の表面には、まるで小さなパールが散りばめられたよう…。
ミモロは、不思議でなりません。


「あの~これどうやって生まれたんですか?」と尋ねます。
「いろいろな釉薬を試していて、ある日、出会ったんです。これは面白い…と思い、それから、その姿を定着、安定させるために、さらにいろいろ研究しました」と。
ショップの棚の下には、数千枚といわれる釉薬の研究のために焼いたタイルが保管されています。


陶芸は、まさに科学実験の積み重ね…独自のスタイルを創造するには、地道が研究と何度も試行錯誤を重ねなくてはなりません。

陶芸に関わる人でも、その人ならでは作風を確立するのは至難の技。陶芸作家として認められる存在になるのは、本当に一握りの人なのです。

「本当に素敵~あの~この水滴、洗っても取れないんですか?」とミモロ。

「はい、もちろん大丈夫ですよ~」とのこと。

「うつわhaku」というショップの名の通り、余白を大切にした器は、中に盛るものを水滴のような表面でいっそう新鮮に見せてくれます。
「ここに果物や水羊羹のせたら、すごく似合うね~お刺身もいいかも~」と器を見て、想像が膨らむミモロです。

さて、ショップの奥は、ひろすえさんの製作現場であると同時に、陶芸教室でもあるそう。

そこでは、成形、釉薬掛けなどを体験することが可能です。


「わ~ミモロもやってみたい~」と興味津々。

「これでご飯食べたい…」とまた別の素敵な器にも心惹かれるミモロです。


ショップの営業時間および陶芸教室の開催などに関しては、ホームページをご覧ください。
*「うつわhaku」京都市上京区上塔之段町469  075-211-0892 営業時間 12:00~17:00 火曜:土曜・日曜のみ営業




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京都生まれのヒノキの精油を使った製品づくり「KYO no HINOKI]プロジェクト。ミモロの製作現場リポート

2020-12-28 | ものづくり

ある日、ミモロは、京都の北、洛北の杉やヒノキが茂る森に出かけました。

「わ~なんかいい香りがする~クンクン」ミモロは、鼻をピクピク動かしながら、そして深呼吸…。
「これぞ、まさに森林浴…体にいいんだよね~」と言いながら、山の中を歩き回ります。

この山に植わるのは、植林されて、まだ10年ほどの若木です。りっぱな丸太になるには、まだまだ時間が掛かります。
「あ、小さな芽が出てる~」と、大きな木のしたには、小さな命が芽吹いていました。

「山って生きてるんだ~」と、生命の息吹を実感するミモロです。

「でも…杉やヒノキが、立派な丸太になるには、人の手で、木を間引いたり、枝をはらったり、たくさんのお世話が必要なんですよ」と案内してくださった林業を営む林さん。「そう、ただ自然のままじゃ、丸太として使えないんだ~」とミモロ。
「実は、今、京都の山は危機的状況なんです」と。「え?どうして?」と目を丸くするミモロ。
「国内の木材は、海外からの安価な木材に市場を奪われ、買う人が少なくなり、そのため林業の後継者が育たたず、山が荒れているんです」と。

そう、このままでは、山の手入れが充分にできず、京都の山は荒れ果てて、林業自体が廃れてしまうのだそう。

そもそも林業は、木材を販売することで利益を得ます。その販売する木材は、おじいさんの代に植えられ、孫の代でやっと木材になるといわれるほど長い時間が掛かるもの。
だから、山を守るというのは、本当に大変なことなのです。「でも、林業は、未来を結ぶ仕事なんですよ」と林さん。

山のそばにある製材所。そこには大きな丸太が積まれています。

「こんなに大きくなるのって、大変なんだね~」とミモロ。

「あの~ミモロが山のためにお手伝いできることありませんか?」と…。
「まずは、山に関心を持つことからかな?今、私たちができることからやりましょう」と林さん。
「はい」と元気にお返事するミモロです。

林さんが連れっていってくれたのは、山の近くにある林さんの仕事場のファクトリーです。
そこには、ヒノキの板がいっぱい積まれて、爽やかなヒノキの香りが漂っていました。

「あの~この板で何するんですか?」と興味津々のミモロ。
「はい、ヒノキのオイルを抽出するんですよ」と。

厳選されたヒノキ材から、プロの目でオイルを抽出するのに最適な部分を選び、それ以外は、木工品などに加工されます。
「無駄がないんだ~」とミモロ。「そう、大切な木ですからね~」と林さん。

オイルを抽出する木材を、まず細かいチップにします。

「わ~いい香り~」と思わずチップの上に横になるミモロ。

「わ~ヒノキのベッド…気持ちいいね~ヒノキの香りってリラックス効果があるって聞いたことある」とミモロ。
わ~このままでは、本当に眠ってしまいそう…そこで寝ちゃダメ~!

「はい、次の作業に移りますよ~」と林さん。「は、はい…」と慌てて起きるミモロです。

次は、たくさんのチップをオイルを抽出する機械に注ぎます。

「え~そんなに入れるの?すごくたくさんのオイルができるのかな?」と、チップをセットした機械の前でオイルができるのを待つミモロ。

セットしたヒノキチップには、水蒸気が送られ、それを冷却すると精油ができるのだそう。
「あの~できるのに、まだかなり時間かかりますよ。こっちで休んでください~」と林さん。「でも~できるところ見たいし…」と。
じっと待つこと約1時間…「そろそろですね~」
ミモロは、ヒノキチップを通り、冷やされた水蒸気が水となって溜まり始めました。

「わ~これ全部ヒノキオイルなの?」とミモロ。「いいえ、上の方に見える黄色のところがオイルですよ」
「え~これだけ?」と、期待した量とは程遠いわずかな量。
そう、100%のヒノキオイルを抽出するのは、本当に手間がかかり、それゆえに天然素材で精油を抽出する工房は世界的に少なくなって、京都産のヒノキを丸太から仕入れて精油を作るのは、ここしかないのだそう。

「すごい貴重なオイルなんだね~」と。その京都産のヒノキオイルを使ういろいろな製品を作ることで、多くの方に京都のヒノキに興味を抱いていただき、それが京都の山を守ることにつながれば…そういう思いから生まれたのが、「KYO no HINOKI]プロジェクトというものだそう。

「あの~このヒノキオイル、これからどうなるの?」とミモロ。
「はい、みんなに使っていただけるように、いろいろな製品を作っていこうというプロジェクトがあるんですよ」と林さん。

そこで今度は、その「KYO no HINOKI」プロジェクトを具体的に形にするファクトリーを訪れることに。
ここで製品のデザインおよび製作などを率いる大橋さんにお話を伺いました。
「今回は、Woodアロマディフューザーを作ります」
パソコンで、デザインの設計図を作り、それに沿って、レーザーカッターで、精油を入れるヒノキのケースを作るのだそう。


そのケースは、もちろんヒノキの板。なんと厚さ2ミリほどで、このようにキレイに薄く切り出すのは、なかなか技術がいるのだとか。

「この木材も吟味されたものなんだ~」

そのヒノキの板をレーザーカッターの機械にセット。「わ~すごい~細かい部分もキレイにカットされてる」と中を覗き込み感激の声。

次々にカットされるヒノキの板です。


これを組み立ててケースにします。


細かい部分も丁寧に組み合わせ、ついに完成!

「すごい~カッコいい~」とミモロ。
これは、車のエアコン部分にセットできるカーアロマディフューザーです。

ミモロの車にもセットしてみました。


「車に乗るのに、ドアを開けると、フワ~って、ヒノキのいい香りが漂ってくるの。運転してても、すごく気持ちいいんだって…。ヒノキの香りってリラックスさせる働きがあるって言われているから、運転中の気持ちにもゆとりができて、安全運転になるんだって~」と。

確かに、合成香料が多いカーアロマディフューザーとは、全然香りが違い、まさにヒノキの山にいる心地。
カーアロマが苦手という人にもおすすめの香りです。

「ね!まるでヒノキの山にいるみたいでしょ」とミモロ。


京都のヒノキの山から生まれた製品…これからも、どんな製品が登場するか楽しみです。

*「KYO no HINOKI]の製品づくりは、クラウドファンディングで行われます。28日午後19時以降に公開される予定です。詳しくは、「Woodアロマディフューザー」をご覧ください。みなさまのご協力よろしくお願いいたします



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京焼の作家の作品が集まる五条坂にある「京都陶磁器会館」。陶芸家の実演も毎日開催。

2020-10-19 | ものづくり

「今年は、五条坂も清水焼団地町、泉涌寺の陶器市、みんな中止になっちゃった~寂しいね~」と思っていたミモロ。
ある日、清水寺に通じる五条坂を歩いているとき、「あ、ここ一度ゆっくり入ってみよう~」と寄り道したのが、「京都陶磁器会館」です。
 

ここは、京都府のやきもの文化の発展振興の願いを込めて、昭和28年に設立された「京都陶磁器協会」により運営されている会館です。
この協会には、京都府内の陶芸家、窯元、電磁器産業、原材料生産者など、個人・企業が約210参加しているそう。

「京都陶磁器会館」では、京都で活躍する作家、窯元の作品のみを厳選し、常設展示および販売を行っています。

五条坂の角にあるガラス張りのモダンな建物…外光がやさしく注ぐ館内には、さまざまな京焼の作品が展示されています。
 

「あの~拝見してもいいですか?」とミモロ。「はい、どうぞ、ごゆっくりおすごしください~」とスタッフの助田さん。

「あの~ここには、どういう作品があるんですか?」とミモロ。「はい、京都に窯を構える作家さんの作品だけです」と。「ということは、滋賀県や大阪の作家さんはダメなの?」とミモロ。「はい、京都に窯を持っている人だけです…」と。

さっそく館内を見て回ることに…
 

注目も若手作家さんの作品もいろいろ。ここに来れば、京都で活躍する陶芸作家さんたちの作品がいっぺんにたくさん見ることができます。
 
「そろそろお茶碗、新しいのにしようかな~」とミモロ。「今より、少し大きいのがいいなぁ~」と、さすが食いしん坊。

会館の奥では、なにやら作業をする方の姿が…


ここでは、毎日、陶芸家さんの製作過程が見られる実演をしています。

この日は、絵付けの実演です。
「あれ?前にもどこかで会ったことありますね~ミモロちゃんでしょ?」と。「はい…そういえば…お目にかかりました。どこだっけ~」と、あまりにいろいろな場所に行っているミモロです。

「ちょっとやってみる?」と、特別絵付けを体験させていただきました。

「そう、上手ね~」と。「え~そうですか~」と褒められて、ちょっと鼻が膨らむミモロでした。

「あ、ネコの絵が描いてある~」と可愛いネコの姿が描かれた湯吞みです。


「ここにもネコがいる~」と陶器のネコのお人形も見つけました。


かわいい御所人形も…


「2階にも展示室がありますよ~。どうぞ~」と助田さんにいわれ、2階のギャラリーへ。

現在ここには、茶道具が並んでいます。
 
技巧を凝らしたお道具の数々…。「芸術性を感じるね~」とミモロ。

そもそも京焼の特徴というのは、種類やスタイルの豊富さにあるそう。平安時代から文化の発信地である京都は、あらゆる分野でその時代の最先端の製品を求められた歴史があります。陶磁器もそのひとつで、京焼といわれるものは、他の陶磁器の産地に比べても、その作風や技巧の種類の幅広さが見られます。全国に陶磁器の産地が次々に発展する中、京焼は安価な大量生産ではなく、少量生産の高級品路線を歩むことに。

また、明治以降、より優れた作品づくりのために、絵画学校や陶磁器試験場などを設立、多くの若手作家の育成にも取り組みます。

京焼には、暮らしの中で使いやすいという機能性だけでなく、そこに長い歴史の中で育まれた芸術性が盛り込まれているのも特徴的。

「そこにあるだけで、素敵~って思うものがいっぱい…」と、作品を見て思うミモロです。


「ここに来たら、ホント、京焼、たくさん見られるね~。京都のお土産にしたいものも見つかるかも…」とミモロ。

ぜひ、京都旅の折に行ってみてはいかがでしょ?

*「京都陶磁器会館」京都市東山区東大路五条上ル遊行前町583-1  ☎075-541-1102 開館時間10:00~18:00 木曜休み 入館無料



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京都のものづくり工房見学。伏見「三浦太幸堂」。大太鼓の革張り作業見学

2020-05-20 | ものづくり

京都のものづくりの現場を公開するイベント「DESIGN WEEK KYOTO]。 コロナによる緊急事態宣言ギリギリで開催することができました。
ミモロは、2月末に、宇治エリアの工房を巡るファクトリーツァーに参加しました。

「日本太鼓って、こうやって作るんだ~知らなかった~」と、訪れた伏見の「三浦太幸堂」の工房で、感激しきり。

江戸時代から太鼓製作を行う「三浦太幸堂」。京都だけでなく、全国から太鼓の注文や修復が依頼されています。

大きな胴長太鼓の胴と革の製作現場を見学した後は、革を胴に張る作業現場へ向かいます。

胴のサイズに合った革をのせ、それを紐で縛り、張り具合を調整します。


時々、大きな木づちで革を叩き、音を調整。

熟練の職人さんたちの呼吸もぴったり。

「わ~太鼓の革張れた~どんな音がするのかなぁ~」とミモロは興味津々。


革の張り具合が決まったら、それを固定するために、革の周囲を釘で止めます。
 
口に含んだ釘を次々に打ち付ける職人さん。「釘、飲んじゃったら大変だよ~大丈夫?」と心配そうに見つめます。
「大丈夫ですよ~」と笑顔の職人さん。「口の中に何本も釘を入れて、すごいね~」と感心しきりのミモロ。
変なところに感心するミモロなのでした。

「わ~もうすぐ釘打ち終わる~」。規則正しく整然と打ち込まれた釘は、太鼓の縁のアクセント。


「どんな音するの?」と太鼓を触るミモロ、


「叩いてみますか?」と言われ、太鼓のバチを構えます。「わ~いいなぁ~太鼓の音…なんか心が弾んじゃう~」


神社のお祭りには欠かせない大太鼓・・・その音を聞くと、誰もが心弾みます。

工房には、完成し、納品されるまで、しばらく時を待つ太鼓が…。

さまざまな工程をへて完成される日本太鼓。その音色は、日本人の心に響きます。うれしい時、悲しい時、そして励ます時…神様に届くように打ち鳴らされる太鼓です。古代より、人々に寄り添ってきた太鼓・・・すでに縄文時代には、祭事だけでなく、情報手段として使われていたとか。

時代を超えて、スマホやコンピューターに夢中になる若者でも、太鼓の音を聞くと、心が弾むもの。今も、全国では、和太鼓の演奏コンテストやパフォーマンスが盛んに行われています。

ミモロも以前、和太鼓のパフォーマンスを見たことがあります。ホールに響く和太鼓の迫力ある音に、ただただ感激するミモロ。
太鼓には、人々の心を鼓舞するパワーがあるのです。

「今年の夏、盆踊りあるかな?」と、太鼓を眺めながらポツリ。そう、櫓の上に据えられた大太鼓がリズムを刻む盆踊り。
コロナが収束すれば、きっと8月ごろには盆踊りができるかも…。
「みんなで、少し距離を開けて踊ればいいんじゃないの?」と、開催に意欲的なミモロ。
「でも・・・浴衣にマスクするのかな?ちょっとカッコ悪い…」とも…。

ともかく、どんなカッコでも、みんなで、もし盆踊りができればうれしいこと。第2波を撃退するためにも、太鼓でパワーをもらいたい気分です。
その日のために、まだまだみんなで気を引き締めて、ご用心ご用心…。

*「三浦太幸堂」の詳しい情報はホームページで



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