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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

和傘の老舗「日吉屋」。伝統の和傘の技術は、インテリア雑貨などにも

2021-06-01 | ものづくり

「どう?似合う?」とミモロがすまし顔でいるのは、和傘をさしているから…


この日、ミモロが自転車を止めたのは、寺之内通の「宝鏡寺」の向いにある和傘の「日吉屋」です。


格子戸を開けて中へ…「ちょっと入りにくいけど…やってるかなぁ?」と。

落ち着いた雰囲気の店内には、さまざまな和傘が並んでいます。

ここ「日吉屋」は、江戸後期の創業。初代当主は、五条本覚寺に店を構え、二代目当主の折に、現在の場所に移転したそう。

和傘は、かつては日常の品。「あ、よく時代劇で浪人が内職に傘貼ったりしてるよね~」と時代劇好きのミモロ。
そう、昔は、誰もが持っていた必需品の一つです。西洋化が進む中、和傘は洋傘にその地位を奪われ、今やビニール傘など、使い捨てのような状態になり、それが問題になる状況に…。
「昔は、修理して長く大切に使ったんだよね~」とミモロ。過剰なゴミが環境へ悪影響をもたらしている現在。修理して使う暮らしへの関心も以前より高まっているようです。でも、さすがに和傘は…

竹と紙を素材とする和傘。現在の需要は、旅館や料理屋、茶席、各種伝統芸能の小道具など。活躍の場は限られています。
「でも、葵祭にも、祇園祭、時代祭でも、必ず和傘見るよね~」京都の祭りには、欠かせない道具のひとつなのです。

ここ「日吉屋」は、京都で残る数少ない京和傘製造元。製造元の減少で全国から注文を受けているそう。

「いらっしゃませ~」と、お店のマネージャーの中村さん。

「あの~初めまして~ミモロと申します。あの~和傘のこと、あんまり知らないんです…教えてもらえますか?」とミモロ。

和傘と洋傘の違いは、その素材と構造。つまりかなり違うのです。

細く削られた竹を持ち手となる柄竹に放射状に組み合わせるのですが、その要となるのが、「ろくろ」と言われるエゴの木などを使った部分で、そこに傘の骨が集中します。

「最近、このろくろを作る職人さんが激減し、将来危ぶまれてます」と中村さん。


「ミモロちゃん、和傘と洋傘ってどこが違うかわかりますか?」と中村さん。
「え~姿は、まるっきり違う感じだけど…」とじっと和傘を見つめます。
「まず骨が外に出てるのが、和傘で、洋傘は、骨の上に布が張られてます」と。

「そして、立てる時は、先の部分を上に置きます。つまり雨の雫をはらうときも、先を持って、振るんです」と。

「確かに、洋傘と、いろんな点で違うんだね~」と改めて思うミモロです。

「こちらは、洋傘のように布を竹の骨に張ったもの。ホラ骨が外に見えないでしょ」

「あ、ホントだ~」

一般のニーズが激減した和傘ですが、ファッションブランドコラボした作品を製作したり…


より斬新なデザインにチェレンジしたり…。「これなんだ~?」

薄紫色のお花・・・そう桔梗をイメージした和傘です。


また、和傘の技術を使ったインテリアの品々は、ホテルや旅館、料理屋さんなどにも注目されています。


天井から下がったライトシェードは、まさに和傘の技術を応用したもの。

「これを広げると、照明の傘になるんですよ~ミモロちゃん、なら中に入れますね~」と中村さん。

特別に入れて頂いたミモロです。

「こういう照明って雰囲気あるよね~」とミモロ。ロゴや家紋などを入れたオーダーも可能です。


現在、「日吉屋」の工房の職人さんたちは、すべて女性なのだそう。
「あの~いつか工房見学できますか?」と興味津々のミモロ。


「はい、今は、緊急事態宣言が延長され、工房見学はできないんですが、また再開しますよ。さらに傘貼りの体験などもありますから、ぜひミモロちゃん参加してください~」と中村さん。

「はい、またお友達誘って伺います~」と元気に答えるミモロでした。

*「日吉屋」の詳しい情報はホームページで


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運気を高めると評判の日本の古代文字「龍体文字」を刻んだ黒檀のお守り。ミモロサイズの特別製も

2021-05-12 | ものづくり

最近、おお出かけで会う人がよく「ミモロちゃん、なに下げてるの?お守り?ペンダント?」と聞くのが、小さな黒檀のペンダントです。

「これ、彫刻家の先生が作ってくれたの~すごいパワーのあるお守りなんだって~」と、自慢気に説明するミモロです。

このペンダントの作者は、彫刻家であり、位牌作家として活躍なさっている三田一之先生。

ミモロの親しいお友達で、今年バレンタインにチョコレートをプレゼントしたお返しにと、ミモロのために刻んでくださった「龍体文字」のペンダントです。

最近、書籍などでも話題になった「龍体文字」は、三田先生に頂いた資料によると…
「古くから神社などで受け継がれてきた神代文字30種ほどの中のひとつで、その歴史は最も古く5600年前に遡ると言われており出雲大社に祀られているウマシアシカビヒコジ神が作ったと伝えられます。

子の文字は長く天皇家が秘蔵し伊勢神宮が守ってきたものを昭和天皇が書道家の安藤姸雪さんに託され、それから30年が過ぎた後に開示された」もので、古来より伝わる円形のフトマニ図に収まった姿は、今でも神聖な力を持つと信じられています。

そんな龍体文字には、一つ一つ意味があり、その組み合わせで16種類の願いに分けて皆様の祈願を選んでもらえるようにしてあります…」と。

この不思議な龍体文字に、3年前に出会い、その不思議さに惹かれ、それを身につけられるペンダントに加工することを思いついた三田先生。
龍体文字の書籍の著者に許可を得て、そのパワーで多くの人を幸せに…と作品づくりに励むことに。

「なんかよくわからないけど、ともかくパワーがあるお守りらしいよ~」とミモロは気に入って下げています。

ミモロのペンダントは、特製のミモロサイズ。一般のペンダントは、その何倍もあるのです。

そして、ミモロのペンダントには、龍体文字で「世界平和」を祈願する「こけ」と「使命達成」を祈願する「その」の文字がそれぞれの面に刻まれています。
ちなみに、隣りの一般用の駒型(3300円~)には、「仕事運・金運UP」の「むく」の文字が刻まれています。

ペンダントの素材は、アフリカ産の黒檀。

とても硬く重い材木で、水に浮かべると沈むそう。
もともと黒檀は、魔を祓うと言われ、仏壇に使われてきました。
「これはすごく彫刻が大変な木材なんです。ミモロちゃん用の小さなペンダントは、実はとても作るのに苦労しました」と三田先生。
「わ~うれしい~ミモロのために…」と、頂いた時は、あまりのうれしさに涙ぐんでいたミモロです。

駒型のペンダントの他、ドーナツ型(8800円~)もあります。


ペンダントには、祈願する文字が刻まれています。

「ドーナツ型も素敵だね~」とミモロ。

「あの~ミモロちゃんサイズのは、すごく作るのむずかしいから、勘弁してね~」と欲しそうな顔のミモロを見た三田先生。

口コミなどで、この龍体文字ペンダントは人気が拡大。オンラインショップを通じ、全国から注文が来るそう。

京都の北東に位置する比叡山のそばに広がる住宅地「比叡平」にあるアトリエ。

その屋根には、龍体文字のフトマニ図が描かれています。


大切な人への思いを込めて祈る位牌。その新たなスタイルも提案なさった三田先生。

「その方の思い出などを伺って、祈る方の思いを込めた位牌をおつくりするようにしています」と。
アトリエには、全国から位牌の注文のために、訪れる方が…。

「ミモロのペンダントの世界平和と使命達成って、スケール大きなお願いだけど、ミモロできるかな?」と、はじめはちょっと戸惑っていたミモロですが、「大丈夫!ミモロちゃんは、いろいろな人を笑顔にする使命を果たすようにがんばってるじゃないですか~。それが世界平和につながるんですよ~」と励まされました。「うん、がんばるね~」と、ミモロはペンダントを握りしめました。

いつもやさしい笑顔を絶やさない三田先生。お作りなる作品には、そんな先生の「いろいろな人を幸せにしたい」という思いが込められているのです。

*三田一之先生の作品は、「位牌の森」および「ペンダントのオンラインショップ」からご覧ください。


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おうち時間を快適に!寝具メーカー「大東寝具」の三角錐のクッション「tetra(テトラ)」

2021-05-09 | ものづくり

「わ~楽ちん~テレビ見るのにピッタリ~」とミモロが座っているのは三角錐のクッション「tetra(テトラ)」。伏見にある寝具メーカー「大東寝具」の今、注目を集める製品です。


ミモロは、もっとこのクッションのことが知りたくて、本社&ショールーム「ねむりの蔵」がある伏見へと向かいました。
 

現在、ここではお客様対応は予約制で、その時間には、1組の方への対応で、コロナ対策をしています。


「こんにちは~」と予約時間に伺ったミモロを迎えてくださったのは、大東社長。ミモロがお話を伺いたいというので、お時間を作ってくださいました。

「ミモロちゃん、お久しぶり~あ、マスク姿も可愛いですね~」と。以前、ミモロは、ここで開催された座布団づくりのワークショップに参加したことがあり、社長をはじめ社員の方とも顔なじみに…。

「あの~今ね、おうちでお座りする時間がすごく増えて、なんか腰や肩が痛くなる人って多いみたい…そこで、もしかしてあの三角錐のクッションいいかも~って思って、詳しく聞きに来ました」とリポーターのミモロ。
「はい、お話しましょうね~」と大東社長。

「この三角錐のクッションは、もう10年以上前に開発した製品なんです。時代により、座布団の需要が低迷。そこで和室などで使えるものとして、新たな提案をしたのがこのクッションで、はじめは、座布団カバーの生地のような和室にマッチするカバーだったんです」
発売当初は、それほど人気にならなかった三角錐のクッションにざまさまな転機が訪れます。

「まずは、京都のファッションや雑貨などのブランド「sou-sou」の社長が、ショールームに置くクッションを「sou-sou」のオリジナルファブリックで作ってほしいとの注文で、納めたところ、それを目にした方々からご注文を頂くことに…」
そもそも寝具売り場しか販売ルートがなかった「大東寝具」は、その後、家具やインテリアの売り場や展示会などに出品することに。

さらに折しも、観光ブームで、新しいホテルや旅館、ゲストハウスが次々に開業。そこのインテリアとして、斬新な形で、しかも快適なクッションは、人気を集めることに。そこでホテルなどを手掛ける法人向けのPRを思いつき、着手します。

また「ある日、神戸から車で伏見の本社まであるご家族がおいでになり、このクッションが欲しいと、ご家族分をご購入なさったんです。なんかビックリしました」と大東社長。このご家族は、宿泊されたホテルにあったこのクッションの快適さに魅了され、うちでも使いたいと、わざわざいらっしゃったそう。

「個人向けの需要ももっとあるのでは…」ということで、オンラインショップでの販売もスタートします。

個人向け需要に拍車をかけたのが、皮肉にもコロナの拡大。「当初は売上がどうなるか、先行きが見えず、社員一丸となって、マスクづくりや、マスクに内蔵する布などの生産に取り組んだことも…」
コロナの拡大で、おうち時間やテレワークが普及したことで、注目されたのが、三角錐のクッション「tetra」でした。

「ここに座ってみてください~」と、大東社長が案内してくださったのは、ビックサイズのクッション。

内部には、細かい粒の弾力があるビーズが入っています。

このビーズは内部で自由に動くため、自分の体にフィットさせることができます。

「このサイズだと、首までサポートできて、楽なんですよ」と社員の方がお手本を…

「そう、全身の体圧を分散できるので、体への負担が軽減され、長時間過ごしても苦にならないんです」

「わかる~なんか抱っこされてるみたいな安心感があるよね~」とミモロ。

今や、いろいろな種類のカバーがあり、モダンなリビングルームやソファーにもマッチします。

オーダーで好きなカバー生地も選べます。


カバーは取り外し可能。他のカバーへの取り換えも自由に…さらに使用してビーズが小さくなったら、追加することも。


「すごく軽いから、移動も簡単…」ミモロでも持てる重さしかありません。


「ここで座ろう~」と好きな場所に置いて、自分の体に合うように、ポンポンと叩き調節して座ります。

座る角度の変更も簡単…「体動かせばいいんだよね~」

「ミモロちゃんなら、こっちのサイズでもいいじゃないですか?」と、小さなテトラクッションは、スマホ置きにもなるもの。

「うん。これクッションにおいて、テレビ見るのにいいかも…」でも…きっと快適過ぎて、気づくと寝ていそう…

クッションカバーの生地の素材も様々で、防水加工のものは、アウトドアに持っていくのもいいかも。
「これに座って,釣りやると楽かも…」と想像するミモロ。軽量なので、車に簡単の積めます。

「犬や猫も、こういうクッション好きだよね~」というミモロに「はい、すでに犬や猫のために破れにくい生地を使用したものもありますよ」と。

もちろん睡眠に関しては専門家揃いの「大東寝具」。今、睡眠障害で、眠れないという人も多いため、寝具だけでなく、睡眠一般のアドバイスもしてくれるそう。

「相談しようかな~?」とミモロ。でも、ミモロの場合は、眠りすぎが問題。
「ご飯食べた後、ソファーですぐに眠くなっちゃって、気づくと3時間くらい寝てることも…」とミモロ。
「あんまり寝すぎもいけませんね~」と広報担当の柳さん。

「今日はいろいろありがとうございました」柳さんに見送られ、お店を後にしたミモロです。


ぜひ、「大東寝具」のホームページで、ご自分に合った快適な時間を過ごすクッションや快眠の品々を探してはいかがでしょうか




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近江八幡近くにある「琵琶湖パール」の養殖場へ。美しいパールになるまで大切に育てられる歳月

2021-05-08 | ものづくり

「これが、琵琶湖パールのママなの?」と大きなイケチョウガイを見つめるミモロ。この中に、虹色に輝く美しい淡水パールが入っているのです。


平安時代には、すでに琵琶湖に自生し、その存在が万葉集にも詠まれている天然淡水パールの「琵琶湖パール」。
ミモロは、ジュエリーデザイナーであり、「琵琶湖パール」の発展に寄与されている西田裕胡さんにお願いして、その養殖現場を見学することに。


近江八幡からほど近い、琵琶湖の入江のような場所にある西ノ湖の養殖場です。

そこからボートに乗って、沖にあるイケチョウガイが暮らす場所へと向かいます。


「わ~ワクワクしちゃう~」と、西田さんたちと乗るボートでも、興奮気味なミモロです。


さて、ここの養殖場は、斎木さんがご家族と守っていて、斎木さんで三代目になるそう。

以前は、別のお仕事をなさっていらした斎木さん。現在は、ご両親と共に、琵琶湖パールの発展に尽力なさっているのです。

「ここが、真珠が育っている場所ですよ」と、ボートを止めたのは、水面から何本も棒が出ている場所。
「ここに真珠がいるの?」とまだよくわからない様子のミモロです。


水深1.5mほどの場所で、柵と言われる棒が並ぶところに、真珠を育む母貝のイケチョウガイがネットに入って吊るされています。

「この中で、真珠が育っているんですよ~。貝から取り出すには、3年ほどかかります」と斎木さん。
「え~大きくなるのにそんなに時間掛かるんだ~」とビックリするミモロです。
常に、水温や水質に目を配る斎木さんです。

昭和50年代まで、海外で高い評価を得て、ほとんどが輸出された「琵琶湖パール」。その生産量は、最盛期で6000㎏と言われます。しかし、その後、琵琶湖の水質汚染により、母貝が死んでゆき、絶滅を心配されるほどの状況に陥ります。
しばらくして、水質は改善されたものの、ブラックバスやブルーギルなどさまざまな外来種が繁殖し、湖の本来の生態バランスに変化が…。
もちろん生産量は激減。さらに中国に淡水パール養殖の技術が伝わり、世界的な淡水パールのシェアは、完全に中国に奪われてしまうのです。
もともと国内での流通量は、伊勢志摩で生産される海水パールに占められていたため、その存在すらほとんど知れていないのでした。

「こんなに美しいパールなのに~ミモロも全然知らなかった~」、大粒で虹色に輝く美しさ。ひとつとして同じものがない自然の恵みなのです。

養殖現場を見学した後、母貝への核入れ作業を見せていただくことに…ボートが停泊するそばの小屋へと進みます。


小屋の中には、たくさんの水槽が…「ここで母貝になるイケチョウガイが育っているんですよ」と斎木さん。

琵琶湖パールの母貝はイケチョウガイ。伊勢志摩の海水パールは、アコヤガイなどが母貝になります。
真珠を生み出す母貝になるまで、なんと3年かかります。

その間にも、大きくなれずに死んでしまう貝も多いのです。

そもそも真珠は、簡単に言えば、貝殻成分を分泌する外套膜が体内に入り込んだ異物を貝殻成分で包み込むことでできるもの。それは、貝の健康を保つ行為とも言われます。その後、カルシウムの結晶と有機質が交互に層を形成して何層に積み重ねられ、真珠となります。
「ということは、母貝にとって、真珠って、なんか体内でゴロゴロする異物ってこと?」とミモロ。う~そうとも言えるかも…。

さて、この養殖場で育つ淡水パールの「琵琶湖パール」は、無核真珠と言われるもの。
「じゃ、どうやって真珠ができるの?」とミモロ。
小屋の中の窓際では、斎木さんのお母様が、黙々と作業をなさっています。


「真珠はこの部分にできるんですよ~」と貝を開いて見せてくれました。「あ、そこね~」


ここでは、真珠を採った母貝の外套膜の一部を核にすることでできる無核真珠が作られます。

伊勢志摩などの海水パールは、真珠を作るために、人工物の小さな丸いものを核として、それを中心に真珠層が形成されます。つまり核が大きければ、それだけ早く大きな真珠できるのことに。

でも、琵琶湖パールは、人工物を核にせず、別の貝の外套膜を入れることで真珠層を形成させる手間と時間が掛かる方法をとっています。
小さく刻まれた外套膜を別の貝に入れます。
 
その時、目に見えないような埃や異物が入ると、美しい真珠にはならないそう。

神経を集中させた作業が続きます。

「自然の働きですから、丸くなる真珠は数少ないもの。ちょっと変形したバロックと呼ばれる真珠も、それぞれの趣があって素敵なんですよ」と西田さん。「唯一無二・・・それが琵琶湖パールなんです」と、熱く語る西田さんです。

現在、西田さんと斎木さんは、共に琵琶湖パールの復活と発展のためにタッグを組んで取り組んでいます。
美しいパールを安定的に生産し、それを多くの人に知ってもらいたいと願うお二人。

「琵琶湖パールって素敵だね~」と、ミモロ。「ネコに真珠」じゃなく、その価値がわかるミモロなのです。

「琵琶湖って、アユやモロコなんか食べ物だけが生まれるところじゃないんだ~」

今後再び多くの外国人観光客が訪れるだろう日本。多くの海外の人たちが憧れる日本産のパール。伊勢志摩だけでなく、琵琶湖も美しいパールの産地として、復活する日が訪れることを…。

いっそう環境を守る活動が大切であることを実感します。

*ジュエリーデザイナーの西田さんの「びわこパール」のホームページから、パールが購入できる催事や完全予約制のサロンへの訪問などの情報が見られます。




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ミモロのおうち特別公開!?おうち時間で進む改装.カラーリストが整える「ミモロカラーの赤」を基調に、シンプルに

2021-04-07 | ものづくり

おうち時間が長くなっている今、本日は、ミモロのおうちを特別公開します。カラーリストでもある私…ミモロらしい住まいの改装のポイントなどをお伝えします。

・住まいの印象を決めるエントランスには、そこに住む人らしさを…
「わ~ミモロちゃんのおうちらしい~」と訪れる人が、まず、声を上げる玄関部分。
エントランス部分は、ドアが集まっています。古い感じのドアなので、最近、思い切ってリビングへのドアを赤くペンキで塗りました。

他のドアは、カッティングシートを組み合わせ、動きがある感じに…。

カーペットは、緋毛氈で、そこにミモロの足跡を薄く、染色絵の具で描きました。一応遠近法で、遠くにいくほどに小さくなってます。

また、スリッパも、無印良品で買ったのに、ボタンでアクセント。

ひと手間で、表情が変わります。

振り返ると、玄関のドアには、大きな太陽…。

ミモロのおうちは、3LDKのマンションです。玄関は南向きですが、外は共有部分で光がはいりません。そこで、「太陽が欲しい~」というので、ドアの内側に太陽をカッティングシートで貼りました。
下駄箱の上は、モノをできる限り置かないように…。

今は、ミモロの靴と帽子を小さなベンチに…。
また、額は、私の描くキャラクターのベネフルを掛けています。

玄関から住まいのパブリックスペースは、できる限り色を押さえること…ミモロが大好きな色は赤なので、赤をアクセントカラーにして、他の目立つ色は、できるだけ使わないように…・。それが、住まいにまとまりを感じさせるポイントになります。

リビングには併設した和室があります。問題は、そこの襖…。濃い茶色の枠がどうしても浮くので、そこを全部、赤いマスキングテープで覆っています。これはいつでも剥がせるのと、ペンキを塗る技術に自信がなかったための方法。


和室は、いつも原稿を書いたり、仕事をする場所。そこには資料のファイルなどもあるので、その色も統一させます。

デスクの椅子も赤です。

いろいろな資料や本などは、キャビネットの中に収納。いろいろな色が散らばらないように心がけます。

トイレも、ポイントカラーは赤。タオルも赤にこだわります。

スリッパは、赤い毛糸でアクセントを…。和風のスリッパが、洋風になります。
 
また、スペアーのトイレットペーパーは、ドアの上につっぱり棒で…トイレットペーパーそのままでもいいのですが、埃が落ちるのと、湿気でゆがむことから、赤い袋に入れておいています。


洗面台も、赤のテープでアクセント。マットも赤です。

洗面台は、使うものをいろいろ置きたくなりますが、化粧品などのボトルも色がバラバラですから、使うものは、キャビネットに入れ、使う時は出すように…。

さて、キッチンは、以前は、茶色のだったんですが、昨年、ペンキで白に塗り替えました。

料理をした後は、できるだけ物を置かないように…水切り籠や時計など、見せるものは、色を統一します。


ともかく築30年以上経っているマンションで、いろいろ古い部分が多く、次に引っ越す時は全部改装する必要があるので、その前に、楽しむことに。

住む人の年齢と共に、どうしても落ち着いた感じの住まいになりがちですが、住まいは若い感覚の方が元気がでるように思います。

高級感…それはなかなか曲者で、ここにロココ調の家具があったら、バランスが悪くなりますね。
また、民芸調の家具も、ミモロのおうちには似合いません。住まいに合うモノを見極める必要に迫られます。

ミモロがよくお昼寝するソファーは、カッシーナで、そろそろカバー取り換えの時期です。もう20年くらい愛用…。

「寝心地抜群なんだ~」と、ついウトウト。

年齢と共に、本当に好きなもの、居心地がいいものに囲まれていたい…という思いが強くなります。

おうち時間が長い暮らし…。「これ、欲しい~」とミモロ。え?よく全体を考えて…。
まぁ、今回は、お見せできる部分だけ…

「いろんなことするの、楽しいね~」というミモロ。まだまだ手を加えたい場所はいろいろです。



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