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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

ミモロの金沢日帰り旅。石川県の伝統工芸を展示する「いしかわ生活工芸ミュージアム」へ

2021-03-09 | 国内旅行

京都から特急サンダーバードで約2時間。ミモロとお友達は、昨年12月下旬にGoToトラベルを利用して「金沢日帰りツアー」に出かけました。
朝、7時に京都を出発し、9時に金沢に到着。加賀藩ゆかりの名所や史跡「兼六園」や「成巽閣」を見学し、次にそのすぐそばにある「いしかわ生活工芸ミュージアム」(石川県立伝統産業工芸館)に向かいます。
 

「ミモロ、SUMURAIパスポート持ってるから、無料で入場できるんだ~」と。そう、GOTOトラベルの日帰りツアーにセットされた博物館などを無料で楽しめるパスポートを利用します。

ここでは、石川県各地で長い歴史の中で育まれた、輪島塗、九谷焼、加賀友禅、山中漆器、金沢箔など、36業種の伝統工芸品が展示されて、その技の巧みさを身近に見学できます。

1階は、ショップや企画展スペース。そして2階が展示室です。


「いろんなもの売ってるよ~」とミモロ。「ミモロちゃん!まずは、展示を見学してから、ゆっくりお買い物しましょ!」とお友達に促され、2階へ。

展示ケースには、いろいろな伝統工芸品が並びます。


美しい色彩と自然や風物を図柄…武家風の独特の美を表現する加賀友禅

茶道や華道、能楽なども盛んな武家文化が息づく加賀らしく、その伝統工芸の技も、どこかきりりとした印象です。
「京都の雅さとは、どこか異なるものを感じる~」というミモロ。


「わ~すごい~」とミモロが見とれたのは、加賀水引細工。贈り物の装飾として発達した水引細工。松竹梅や鶴亀などが巧みに形作られています。

前田家藩主利家の入城祝いの獅子舞から発展したといわれる加賀獅子頭。迫力ある八方にらみの眼力の強さと大きな頭が特徴。桐の木材で作られ、それぞれの名工の獅子頭が、各町内の守護として所蔵されていたそう。


「うわ~さすが金沢~」とミモロが声を上げたのは、まばゆく輝く金の茶室。金沢は、日本における金箔の99%を占める生産地。

「さすがお金持ちの加賀藩だよね~」

そして、美しい色絵装飾が見事な九谷焼。

「すごく独特の美しさがあるよね~」というミモロです。

次々にさまざまな加賀の文化を彩り、支える伝統工芸の数々を見学したミモロ。「もっとゆっくり見たいけど…」という思いを残しながら、「お買い物したい~」と1階のショップへと向かいます。

「なに買おうかな~」と…「漆塗りのお箸もいいなぁ~」


「う!九谷焼の小皿がある~」と、憧れの九谷焼を見つけて、そのお皿を見つめます。


よ~くお皿をみると…そこには、ドラえもんとのび太が…九谷焼の伝統的な図柄の中に…

また、赤絵の九谷焼の特徴をそのままに描いたドラえもんの顔や、ジャイアンの姿が描かれたものも。

「これすごくいいね~!」と感激するミモロ。

伝統の技を見事にアレンジしたアイディアに、思わず笑ってしまいます。
骨董の九谷焼は、なかなか手が出なくても、これなら…と思えるミモロおすすめの金沢土産のひとつです。

「いしかわ生活工芸ミュージアム」では、伝統工芸の体験プログラムや企画などもいろいろ開催されています。
「今度、来た時、やりたい~」というミモロですが…。

「さぁ、ミモロちゃん、次行くわよ~」とお友達。「は~い」と、ミモロは少し後ろ髪を引かれる思いを抱きながらも、足早に次の博物館に向かいます。

「なんかバスに乗るより、歩いた方が速いね~」とミモロ。そう、「兼六園」周辺には、博物館や美術館が集まっているので、歩くのをおすすめ。
そのため、せっかくGOTOトラベルについている1日バス乗り放題パスがなかなか使えないミモロでした。


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京都からの金沢日帰りツアーリポート。加賀藩前田家奥方御殿「成巽閣(せいそんかく)」と「金沢神社」

2021-03-08 | 国内旅行

昨年12月下旬に、GoToトラベルを利用して、京都から金沢へ日帰りツアーに出かけたミモロ。
名勝「兼六園」の雪景色に感激!そして次に向かったのは、「兼六園」の一角にある重要文化財の「成巽閣(せいそんかく)」です。

立派な御門をくぐり中へ。ここは、SUMURAIパスポートでは、無料にならず、700円の入場料が600円になりました。


さてここは、江戸末期の文久3年(1863)に加賀前田家12代藩主の奥方で、13代藩主の母である真龍院のために造営した御殿で、奥方御殿と呼ばれます。敷地は2000坪で、そこに創建当時建坪1500坪という大きな御殿があったのです。現在の建坪は500坪で屋敷、土蔵、長屋が含まれています。
「できた時は、お掃除大変だったろうね~。今もすごく広いけど…」と、広い屋敷の中を歩く諸民感覚のミモロです。


謁見の間をはじめ、障子の腰板に亀や蝶が描かれた「亀の間」や「蝶の間」。まさに大名家にふさわしい風格と優美さにあふれた座敷が続きます。

ミモロが訪れた時期は、「前田家の冬の衣裳と調度品展」が開催中で、前田家に伝わる家宝がいろいろ展示され、そのひとつひとつの素晴らしさに目が奪われます。
「すごい~キレイな衣裳…さすが大名家のお姫様や奥方様って、素敵な装いしてたんだね~」と、羨望の眼差しを向けるミモロでした。


室内は、撮影禁止のため、それらがお見せできないのが残念…。
ともかく見ごたえがある展示でした。

屋敷の周囲にある庭園も見事です。
 

「雪景色がいいね~」と寒さも忘れ、景色に見惚れます。


戸が開いているところから、庭を覗くミモロ。

金沢らしい雪吊りの景色が、冬の風情をいっそう。


ここ「成巽閣」にお住まいだった真龍院は、京都の関白左大臣鷹司政熙の息女として生まれ、加賀藩12代藩主に嫁ぎ、藩主の死後、剃髪します。
幕末、前田家のために朝廷との間で尽力。明治3年に84歳で、ここでその生涯に幕を下ろします。

「幕末っていう時代の激動期の大名家って、すごく大変だったろうね~」とミモロ。
「すごく見ごたえあるね~」と、ひとつひとつの展示を見てゆきます。

約30分、展示を鑑賞したミモロとお友達は、「成巽閣」を出て、バス通りへ。

「あれ?ここが正門だったのかな?」
なまこ壁が続くのは長屋で、ここにはかつて武具などが納められていたそう。


壁沿いに進むと「金澤神社」が現れました。

ここは、加賀藩11代藩主が、寛政6年(1794)に藩校明倫堂を兼六園の南東部に建て、その鎮守社として、学問の神であり、前田家の先祖でもある菅原道真公をご祭神にお祀りする神社です。

「へぇ~前田家のご先祖様って、菅原道真なんだ~」と、神社の由来を見て…。

境内の手水は、金城霊澤という霊水をくみ上げているそう。

「美味しいのかな?」と興味津々のミモロ。このお水を汲んで、お茶などを点てる人も多く、24時間自由にお水を汲めるように夜も灯りがあるそうです。

神社の一角には、神輿の姿も…京都同様、さまざまな伝統工芸が盛んな金沢らしく立派な錺金具が施された神輿です。


明治以前は、春秋の例祭のときだけ、城下の女性と子供のみが参拝を許されたそう。明治7年に、「兼六園」の一般公開以来、人々の参拝が許されました。今は、学問成就だけでなく、商売繁盛や厄除けなどさまざまなご利益がいただける金沢のパワースポットになっています。

さぁ、次、行きますよ~「は~い」
まだ雪が残る金沢ですが、しっかり帽子とジャケットを着ているミモロは、元気いっぱい。
さて、次はどこへ


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ミモロの金沢旅レポート。いつかGoToトラベルが再開したら、おすすめ!雪の兼六園へ

2021-03-07 | 国内旅行

現在、残念ながら、コロナ拡大が抑えきれないことから、停止状態になっているGOTOトラベルキャンペーン。ミモロは、昨年、緊急事態宣言が再び始まる前に、京都から日帰り金沢ツアーに出かけました。そのリポートをお送りします。いつかGOTOトラベルが再開されたときの参考に…。


この時、利用したのは、「日本旅行」の「JR限定列車で行く!気軽に日帰り金沢」SUMURAIパスポートです。
旅行請求額は、ひとり5,785円。そこには、京都駅と金沢駅の特急サンダーバードの往復代金も含まれています。
通常、特急サンダーバードの片道料金は、6,490円。つまりすでに片道料金より安いことに。
しかも、そこにひとり1,500円の地域共通クーポンがもらえ、SUMURAIパスポートという金沢市内1日バスフリー乗車券と金沢の指定12か所の文化施設の入場料が無料券が付いています。

各文化施設の入場料を300円としても12か所なら3600円。(全部を1日でまわるのは、時間的に不可能ですが…ミモロはなんと10か所まわりました)
つまり3,000円分は無料になったということ。あまりに次々に移動したため、バスに乗る機会は、2回でした。(ちょっともったいない感じ)

SUMURAIパスポート分約3200円(バス代込み)+地域共通クーポン1,500円=4,700円
つまり、旅行代金5,785円ー4,700円=1,085円ということに。「実質1000円くらいってことでしょ!これすごすぎない!」と驚くミモロ。

この金沢日帰りツアーは、京都発なので、京都在住の人でなくても、京都旅に来た人でも1日金沢に行くっていいかもしれません。
恐るべしGOTOトラベルです。「もうやらないのかな?」と、味を占めたミモロでした。

さて、旅のリポートに移りましょう。

京都駅から、朝、7時台の特急サンダーバードで向かいます。


実は、ミモロがGOTOトラベルで金沢行くのは、これで2回目。1回目は、まだ雪がありませんでしたが、12月下旬になると、北陸は雪に…

車窓から雪景色を楽しむミモロです。

「金沢も雪だといいわね~」と一緒に行ったお友達。「うん、でも金沢は、割と雪積もらないから、溶ける前にまず、『兼六園』の雪景色みたいね~」とミモロ。「そうね!」と二人の意見は一致。

すでに2回目のミモロは、馴れたもの。「金沢の町の地理、頭に入ってる…」と、金沢駅に着くと、すぐにSUMURAIパスポートを案内所で受け取り、「兼六園」を通るバスに飛び乗ります。

「兼六園」の入口は、町の中心部にある「金沢城」の「石川門」の前。

「金沢城にも行きたいけど、まずは雪の兼六園だね~」と。入口で、SUMURAIパスポートを提示して園内に進みます。


「兼六園」は、もともと金沢城の外郭の庭で、延宝4年(1676)に加賀藩5代藩主 前田綱之公が城内に移し、蓮池御亭を建て、周辺に庭を整えたことに始まるそう。その後、歴代の藩主の手により、江戸時代を代表する林泉回遊式大名庭園となりました。
明治時代となり加賀藩が廃藩になった後、明治7年に一般開放され、庶民が楽しめる場所になったのです。現在は、文化財指定庭園 特別名勝になっています。総面積は、約11.4ha。樹木の種類は約160種、約8200本が、四季折々に多彩な景色を見せてくれます。

「わ~雪まだ残ってた~よかった~」と。広い園内は、一面白い世界に…。


「兼六園」の人気スポットのコトジ燈籠へと急ぎます。「う~残念、燈籠には雪が積もってない…」


「でも、キレイだね~雪の「兼六園」見たかったんだ~」と、憧れの雪景色を前にしばし時を過ごすミモロです。


広い園内・・・あちこち歩き回るミモロ。


北陸の冬の風物詩となっている松の雪吊りも鑑賞。


サクサクサク・・・まだ、早い時間で、入場者も少なく、だれも踏まれていない雪も残っています。そこをわざわざ歩くミモロ。


「日帰りツアーだから、のんびりしてると、他が見れなくなっちゃう…さぁ、次に行こう~」と、ミモロは、「兼六園」を横断し、入口とは反対側に位置する加賀前田家奥方御殿である重要文化財「成巽閣(せいそんかく)」を目指します。

う~雪がない道歩けばいいのに~どうも雪の中を歩きたいよう…「ヨイショ…」ミモロの小さな足跡が雪の上に続きます。

園内には、早咲きの桜が…


今は、10時過ぎ…ミモロが京都に帰る特急サンダーバードは、19時です。それまでにどれくらい楽しめるか…
今回は、前回楽しめなかった博物館や史跡を中心にめぐる予定。特に、京都では見られない武家文化に触れる旅がテーマです。
また、効率よく巡るために、地域を絞り込むことも大切。そこで今回は、金沢城の南と西側エリアに…

「近江町市場やひがし茶屋街なんか行けないけどいい?」とお友達に聞くミモロ。「いいわよ~そっちは昔行ったことあるから…」とお友達。

「ミモロちゃん、急いで~」とお友達に促され、ミモロは、速足で進みます…




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伏見桃山城や長浜城の遺構が見事な長浜の「大通寺」。見逃せない文化財の数々。

2021-02-22 | 国内旅行

滋賀県城下町長浜。江戸時代になり、城がなくなった後、長浜は、「真宗大谷派別院 大通寺」の門前町、また北国街道の宿場町として栄えます。

町の中を歩き回るミモロたち。気づくと北に大きなお寺が見えてきました。「大通寺だって~」と、この時点で、ミモロはこのお寺がどういうお寺か知りません。
「なんか立派な門があるよ~行ってみよう~」と境内へ。

「すごい細工がある~」と、門を見上げ、そこにある彫り物の見事さに驚きの声。

江戸末期に建立された総檜造りの二層門で、京都の東本願寺山門をモデルに30年以上かけて作られたもの。長浜市指定有形文化財です。

門の至る所に施された彫り物の素晴らしさに、宮大工の技術の高さが伺えます。


広い境内…中央にある本堂は、江戸初期の建造物で、もともとは伏見城の殿舎で、京都の本願寺の御影堂として使われた後に、ここに移築されたそう。国の重要文化財です。

「中、拝見できるのかな?」と恐る恐る本堂へと進みます。
「うわ~すごい~」と、思わず立ち尽くすミモロたち。

そこは、まる御殿のよう。
なるほど伏見城から移築されたことがわかる豪華さ。

「ここのお寺なんかすごいね~」と、ここで初めてこのお寺のすごさを感じ始めたミモロたちです。
ここは、真宗大谷派別院で、別名「長浜御坊」と言われ、このお寺こそ、城なき後、長浜を門前町として栄えさせたお寺です。
そもそも慶長7年(1602)に本願寺第12代教如を開基として長浜城後に建立。それから時を経た慶安4年(1652)に現在の場所に移転したとか。
寺院の建造物の一部には、伏見城の遺構が使われ、滅ぼされたとはいえ、秀吉とゆかりの深い町に、秀吉の思いを留めているように思われてなりません。

「ここも伏見城の遺構かな?」と、あまりに大きな寺院で、建物が次々に現れ、どこを歩いているのか…。ひたすら順路に沿って進みます。

狩野派による障壁画に思わず、「すごい~」と声。

障子窓の外には、日本庭園が広がり、

「あ、ハートの形の手水鉢がある~」とミモロ。


そして、日本庭園は伊吹山を借景にしたもの。


「ここどこ?」と、次々に現れる建物に、どこにいるのかわからなくなっているミモロです。
書院の前の枯山水。

「規模が大きいね~」と、ともかく圧倒されている感じのミモロ。


それぞれの建物には、見事としか言えない品々が…

「鶏図」の杉戸絵は、江戸末期、京都画壇の岸駒の作。

「なんか見るものいっぱい…こんなに大きなお寺だって知らなかった~」とミモロ。


いくつあるのかわからないほど多い部屋には、それぞれ様々な襖絵や屏風が…


「ホントに広いね~迷子になりそう」とミモロが言うほど、拝見する文化財の多さは圧巻。


拝観順路を経て、建物の外へ。拝観料は、500円でした。


「知らずに来ちゃって…今度、またゆっくり拝見しようね~。それにしても本当に立派なお寺…長浜に来たら、見逃せないね~」と、改めて山門を見上げ、「大通寺」が物語る歴史の深さに感激するミモロたちでした。


「う~この門もすごいよ~」長浜城の追出門を移築した脇門。

大きな杉の柱が圧巻。

あまりに知識なく訪れたミモロたち。ぜひ、ご自身の目でその素晴らしい文化財の数々をご覧になってください。

「絶対、また来よう~!」とミモロ。拝観時間の終了も迫っていたため、あまりゆっくりできなかったことが残念。
「なんだか、広いお寺の中を歩くだけ精一杯だったね~」


*「大通寺」滋賀県長浜市元浜町32-9  拝観時間 10:00~16:00


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「長浜城歴史博物館」。秀吉が初めて城持ち大名になった城。琵琶湖や伊吹山を望む風光明媚な城

2021-02-21 | 国内旅行

琵琶湖の北東部に位置する長浜は、秀吉が初めて自分の城を築いた歴史的な土地。町の中心的存在である長浜城へ、ミモロも出かけます。

「天守閣がある~でも、秀吉さんのお城にしては新しい感じ…」と。


長浜は、もともと浅井長政の領地。織田信長が妹のお市の夫である浅井長政の居城 小谷城を落城させ、その時、お市とその娘たちを助け出したのが秀吉でした。その功績により、天正元年(1573)に滅亡した浅井氏の領地を与えられた秀吉が、木下藤吉郎から先輩である丹羽長秀と柴田勝家へのリスペクトを示し、それぞれの名から羽柴秀吉と名乗り、初めて城持ち大名に出世し、築いた城が長浜城です。

築城後、以前、今浜と呼ばれたこの地を、そこは人の心をくすぐるのが得意な秀吉は、信長の長を頂戴し、長浜に改めます。
「さすが世渡り上手の達人だよね~」と、秀吉のコミュニケーション能力の高さを尊敬するミモロです。「ミモロにはできない…」

築城のためには、竹生島からも木材を運んだとか。「あ、竹生島って長浜市の島なんだ~」と初めて知ったミモロです。

長浜城の約10年後に築いた城こそが、大坂城です。一方、長浜城は、山内一豊などを城主に迎え、豊臣家が滅亡すると徳川家は、この城を跡形もなく取り壊し、木材や石垣などは、彦根城建設などにリサイクルされました。いろいろなところにその遺構は見られるものの、長浜城全体がどのようなお城だったのかという正確な資料は残っていないそう。

現在の城は、昭和58年に、市民の熱意と寄付金で建設され、内部は歴史博物館として公開されています。
「すごい!長浜市民の長浜城愛を感じるね~小さくても、絶対秀吉さん喜んでるね~領民の子孫に愛されているってことでしょ!」とミモロはただ感心。

天守閣部分に登ると、長浜市内だけでなく、琵琶湖や伊吹山まで一望できます。

 「わ~伊吹山キレイ~」雪を薄っすら被った伊吹山の神々しい姿に感激。

「え~伊吹山って、滋賀県の山だったんだ~岐阜県かと思ってた~」と滋賀県民に怒られそうなミモロ。そう、県境に聳える山で、標高1377m、山頂の三角点は米原市に属し、滋賀県最高峰の山なのです。ちなみに、岐阜県の最高峰は、乗鞍岳3025mです。

琵琶湖の西側は、比叡山をはじめ、山々が迫り、広い土地はありませんが、東側には、広大な平野があり、彦根、近江八幡、安土など…かつてはこちら側がいかに発展していたかが伺えます。


天守閣の下の階は、秀吉や長政の歴史に関係するさまざまな資料が展示されています。

「秀吉だよ~」と、ミモロが大好きな顔パネル。どこにいるか、わからないミモロです。

「長浜城歴史博物館」の敷地内は、公園が整備され、そこでお友達がお茶を点ててくれました。

「お城をバックに頂くお茶も風流だね~」と。

最近、野点にはまっているお友達…「いいお友達持っちゃった~」とお菓子が毎回食べれるミモロは嬉しそう。

「本当に、長浜市民のみなさんが、いかにこのお城を愛しているかわかるね~」とミモロ。

若き秀吉が、情熱と夢を込めて築き上げた町…それが長浜なのです。

*「長浜城歴史博物館」の詳しい情報はホームページで

さぁ、長浜の町を歩きましょう。


豊臣家の滅亡後、江戸時代には、城下町としてではなく、真宗大谷派(東本願寺)別院の「大通寺」の門前町として、また北国街道の宿場町として発展を遂げる長浜。

昔の風情が漂う町並みをはじめ、「黒壁ガラス館」や「ヤンマーミュージアム」、また明治時代の洋館など、見どころもいろいろ。

「雛祭りもするの?」古き趣漂う町家には、雛人形が飾られていました。

毎年、4月には、「長浜曳山まつり」が開催。豪華絢爛の山車が登場。子供歌舞伎も演じられます。

「なんかゆっくり見て回りたい町だね~」とミモロ。


さて、次にミモロが訪れたのは…


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