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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

創業寛延年間。土人形の元祖と言われる「伏見人形」を今に伝える、窯元「丹嘉」。

2019-12-22 | 老舗

「伏見稲荷大社」のそばを通る伏見街道は、京の五条と伏見を結び、かつて物資の運搬の重要な道のひとつでした。現在も大切な生活道路で、交通量も結構あり、道幅が狭いので、ミモロは、車に注意しながら北へと進みました。
「なんかこの道、昔ながらの雰囲気のあるお店がまだ残ってるね~」キョロキョロ。

歩いていると、ひときわ、歴史を感じさせる建物に出会いました。
 
歴史ある佇まいのその店は、伏見人形という土で作る人形の窯元「丹嘉(たんか)」です。「伏見人形だって~」とミモロは興味津々。
店先には、稲荷のキツネ、打ち出の小槌とネコをもった大黒様などが飾られています。
 
「なんか楽しい雰囲気のお人形だね~」と、ミモロの興味はさらに…。

そこで、暖簾をくぐり店内へと進みました。
「ごめんください~」しばらく誰もでてきません。

店の中を見渡すと、棚にいっぱい人形が…表彰状なども多数。「すごいお店なんだ~」

「ごめんください~」とさっきより大きな声で店の中へ呼びかけます。

「はい~」と姿を見せたのは、この店のご主人である大西時夫さん。
「いらっしゃいませ~。なにか?」「あの~お人形見せていただいていいですか?」と遠慮がちに尋ねます。
「はい、どうぞ~」店内も歴史を感じさせる雰囲気が漂います。それもそのはず、ここは、寛延年間創業で、ご店主は八代目だそう。徳川9代将軍 家重の時代です。「パパは、吉宗さんでしょ?その時代にできたの?すごい~」とミモロ。

「あの~このお人形、どういうお人形なんですか?」と全く知識のないミモロ。

「これは伏見人形という土人形で、もともと稲荷山の土を粘土にして、型から人形を作り、窯で焼き、胡粉や岩絵の具で彩色します。」と。お店の奥には工房があって、そこで製作なさるそう。
土人形は、全国90種以上あって、伏見人形は、その元祖ともいわれます。
一説によると、伏見稲荷大社の参拝者が、自宅に福を招くために、キツネをはじめ、さまざまな福招きの人形や動物などを象った土人形を求め、お祀りすることで、全国に広まったとか。

「あ!ネコもいろんな子がいる~」と、ついネコに目が行くミモロです。

「ぎゃ~招き猫だらけ~すご~い」


さまざまな伝説や当時の風俗などをテーマにした人形たちは、いずれも不思議なパワーを感じさせるものばかり。
「う~個性的~」
 

奇抜で、ユーモアに富んだ姿には、迫力すら漂います。

「このお人形の形は、昔からなんですか?」とミモロ。
「はい、現在も原型や型がたくさん残っています。それを元に今も作っているんですよ~」と大西さん。

「ということは、江戸時代の人たちも、ここにあるのと同じお人形持ってたってこと…。きっといろんな人たちが買ったんだろうなぁ~」と思うミモロです。


来年の干支のネズミもあります。
 

昔は、伏見人形の窯元も数多くあったそうですが、今や、ここ「丹嘉」だけに…。

「ありがとうございました~いろいろ見せてくださって~」とお礼を言って、お店を後にしたミモロ。

「伏見街道って、まだまだ心惹かれるものがある~。京都の町中になくなってしまったものが、まだここにはある気がする~また来よう~」と。

ぜひ「伏見稲荷大社」に参拝の折には、伏見街道を歩いてみてはいかがでしょ。



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祇園の履物の老舗「祇園ない藤」が作った極上のビーチサンダル

2019-08-02 | 老舗

祇園の大和大路通を南に進むと、虫籠窓とうだつが特徴的な趣ある店、「祇園 ない藤」があります。
 
ミモロは、その前を通るたび、木枠のショーウインドーに並ぶ、上品な趣の草履や下駄に見惚れます。

「なんか敷居が高そう~」と、遠慮していたミモロですが、ある日、店先にビーチサンダルを見つけました。

「わ~履きやすそうなサンダル。デザインもおしゃれ~」と、その品に惹かれ、思い切って店内へ。

明治末期の建物で京都市の「歴史的意匠建造物」に指定されている店の雰囲気は、なんとも趣あるもの。

「すてき~」と店に並ぶ品々をさらに見つめるミモロです。


「いらっしゃいませ~」と、ご店主の内藤誠治さん。このお店の創業は明治8年。初めは、材木と織物を商い、その残り材で下駄を作ったのが始まり。明治30年に履物業を始め、この祇園の場所に移ったのだそう。

そもそもここに並ぶ草履や下駄などは、すべて御誂え。お客様の足を採寸し、使う目的に合わせ、1足ずつ手間をかけて作られます。
長い歴史に培われた技術により、その人の足に馴染み、美しく見える履物です。

ここで作ってもらった履物は、修理も万全で、20年以上愛用している人も多いのだとか。

「あの~ミモロの足では、御誂えの草履は無理そうなので、ビーチサンダルに興味あるんですけど~」とミモロ。
「JOJO]と名付けられた履物は、日常で切らくに履けるもの。斬新なフォルムが特徴的。

でも、このビーチサンダルは、ただものではありません。
めったに鼻緒のある履物を履かない暮らしで、たまに浴衣などで下駄をはくと、親指の指股が痛くなってしまうもの。
でも、この「JOJO]は、その部分に哺乳瓶の乳首に使われる特殊ゴムを使用。そのため、痛くならないのです。

鼻緒の素材は、水着に使われる伸縮性に優れた素材。足の甲にやさしくフィットします。
足裏が触る部分は、独自開発の特殊コルク。すべりにくく、足触りも心地いいもの。さらに底は、足への負担が少ない特殊ゴム素材で、長時間履いていても疲れにくくなっています。

「なんかいい感じ・・・でも大きすぎる~」とミモロ。
ミモロには、無理なので、変わって私が試着しました。

私の足のサイズは、23センチ。「これが合うはずです~」と2足出してくださいました。

「なんか赤いの小さくありませんか?」と。白いものより、長さが2センチほど短めで、履くとかかとがサンダルの外へ。

「これでいいんですよ~ぴったりですね~」と内藤さん。
「え~そうなんですか?」と・・・確かに鼻緒の部分などのフィット感は抜群です。
「長時間履いたり、よく歩く方には、このサイズがおすすめなんです」と。かかとが外に出て方が、地面への着地の時に、足全体に力が分散でき、人間本来の体の動きがスムーズになるのだそう。最近、足の指が地面に着かない人が多いとか。このサンダルだと、足の指に力が入り、体の重心移動もスムーズです。

「本来、下駄や草履は、こういう感じで履いていたんです。でも靴は、かかとをすっぽりと包む形ですから、歩き方が違うですね~」と。

でも、かかとが外にスタイルに抵抗がある人には、ちょっとヒール部分が高い「OJOJO]というシリーズも登場。
こちらは女性に人気なのだそう。
なかなか快適な履き心地。それぞれ価格は、2万5000円くらい。
「う~かなり贅沢なビーチサンダル・・・」と躊躇する私。
でも、このサンダル、すべてが修理可能なのです。もちろん有料ですが、コルクの部分が汚れても、底が減っても、鼻緒が切れても、修理してもらえます。


「これさえあれば、夏は、どこにでも安心して出かけられるかも~」と。夏の普段履きは、これ1足で…。「下駄箱の中も整理できるかも~」といろいろ脳裏をよぎりますが、「また・・・ちょっと・・・」と、いうことで、お店を後に。

いつか御誂えのお草履を・・・憧れの素敵な草履と・・・そしてビーチサンダルです。
 




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享保18年(1733)創業の染料と染色素材の専門店「田中直染料店」

2019-04-18 | 老舗

友禅の彩色や地色を染めたミモロは、染織に興味を抱き始めました。そこで友禅作家の黒田庄七郎先生に染料と染色素材の専門店「田中直染料店」を教えてもらいました。
「ここだ~」烏丸通から松原通を西に少し進んだところに、りっぱな建物があります。
 
「なんか旅館みたいな構え・・・」暖簾をくぐって中へ進みます。
石畳が入口まで続き、お店らしい雰囲気ではありません。
 「すごい歴史のあるお店なんだ~」
入口の脇に、お店の創業に関するお話がかかれたものが。
「何々・・・?」
初代の田中太兵衛は、丹波の出身。享保18年に京都の松原烏丸で荒物染草問屋というふのりとかもも皮などを扱うお店を始めます。
明治生まれの六代目の直三の時には、草木染めの染料の桃皮エキス、ふのり、硫黄、五倍子を主力商品に、またお灸の原料も扱い商いを拡大します。
明治、大正、昭和を生き七代目を継承した田中常太郎は、昭和12年に合成染料を取り扱うようになります。
そして現在は、九代目の田中直輔さんが当主を務めています。

染色をする人なら、だれでも知っているという老舗なのでした。「知らなかった~」と染色を今までやったことがないミモロ。
かつての建物の梁が壁の中に…
なんでもこの梁は、幕末の蛤御門の変で本家は類焼したものの、焼け残った蔵に使われていたものだそう。
さらに「へぇ~4代目の太兵衛さんって、明治11年に鉄道局に出仕して、京都駅の駅長さんもしてたんだって…」と木の表示を見て驚くミモロでした。

エレベーターに乗って、2階へ。「そこがお店なんだ~」
「わ~広いお店~」

「これなんだろ?」染色に知識のないミモロは、製品を見ても何に使うのかよくわかりません。
「いろんな瓶が並んでる~」草木染めの染料や染色に使ういろいろな液剤です。

「いろんな材料で染めるんだね~」
植物染料の種類も多く、紅花、紫根、くちなし、ざくろ、びわの葉、クルミなど、いろいろな材料が揃っています。

また天然土顔料もあります。「いろんなもので染めるんだね~」とここでも同じように言うミモロです。


お店に並ぶ品は、染色をする人には、さぞや心躍るものでしょう。
ミモロにとっては珍しいものばかりが並ぶ棚です。


「あ、青花ペンだって~これ知ってる~。図案を布の書くとき使うんだよね~」やっと知ってるものに出会いました。

サインペンのような使いやすいスタイルのもの。

「わ~こんなにいろんな種類の筆があるんだ~」


「キレイな色が並んでる~」こちらは化学染料です。染色の初心者には、使いやすいものだそう。


ここには、染色する素材も種類豊富です。和服の白生地をはじめ、帯地、帯揚げなども、また絹、木綿、レーヨンなどの素材の白い布が揃っています。
 

染織をする人のためには、糸もいろいろ。


白いTシャツやストール、バッグ、傘などそこに自分の好きなデザインを染めれば、オリジナルの品の出来上がり。
 

「あ、キレイな色のストールだ~これ欲しいなぁ~」お店の人に伺うと、それはサンプル。あくまで自分で染めないと…


「あの~染色のことよくわかんないんですけど~」とミモロ。「そういう方には、講習会がありますから、そちらにぜひ参加してください」と。
柿渋の型染、藍染などいろいろな材料の使い方や染め方を学べる講習会が毎月開催されています。受講料は8640円(講習料5400円、材料費3240円)で、10時~16時、各講座定員8名 要予約。
「なんかしっかり学べそうな講座だね~エコバックや手ぬぐいなんか作れるんだって~」と興味を示すミモロでした。

染色に興味のある方は、ぜひ…

「さすが友禅の本場、こういう専門店もあるんだね~」と、改めてものづくりの本場京都の奥深さに関心するミモロなのでした。


*「田中直染料店」の詳しい情報はホームページで


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祇園「香鳥屋」の橋本社長に伺う、金運をもたらす財布

2019-01-11 | 老舗

祇園のレトロな建物を本店とするハンドバッグと財布の専門店「香鳥屋」。ミモロは、ハンドバッグのお話を、4代目となる橋本社長に伺った後、次はお財布のお話を伺うことに。
「わ~お財布いっぱい~」店内には、本当にさまざまな財布が並んで、選ぶのに迷ってしまいます。

「あの~どういうお財布がいいのかな~。お金持ちになれるお財布がいいなぁ~」とミモロ。

「そうですね~。お財布を新しくするのは、1年の初めのころや春がいいと言われますから、この時期、新しいお財布をお求めになるお客様が多いんですよ~」と橋本社長。


「う~いろんなお財布があって、迷っちゃう~」と、店内をあちこち歩き回るミモロ。

「ミモロちゃん、お財布は、ぜひ派手で、存在感があるものを持ってみてください」と橋本社長。
店内には、キラキラ輝く、まばゆい財布がたくさん並んでいます。
 
お金は、存在感があり、キラキラ輝くお財布が好みなのだとか。

「なんかすごくゴージャスな感じがするお財布ですね~」とミモロ。


厳選した牛革に、特殊な塗料を使ってエンボス加工を施したり、金属箔を貼ったものなど、素材のすばらしさに感激。


イタリアのルネッサンス時代に始まり、その技術が途絶えた幻の黄金の革「クオイドーロ」を再現したゴージャスな雰囲気のものをはじめ、京友禅風の図柄を特殊技術でプリントしたもの、日本の伝統工芸である金唐革の技法を使ったものなど、さまざまな技を施した革が使われています。

「なんか見るからにお金が増えそうな感じがする~」とミモロ。

店内にある財布は、同じ素材で、いろいろなサイズの財布や小銭入れなどが揃っているのも魅力です。


「お財布はお使いになる方の好みがあって、カードがたくさん入るものや、スリムなものなど、さまざまです」と。

人によって使いやすい財布は異なるもの。それに対応できるよう、種類豊富に品ぞろえがされています。

「最近は、形態するカードの枚数が多く、カード専用のケースなども人気です」


「あの~お財布の寿命ってあるんですか?」とミモロ。
「そうでうね~。使い古したものは、縁起が悪いと言われます。2から3年で新しいものに替えた方が、縁起がいいとも・・・」と橋本社長。

確かに、汚れた印象を与える財布は、お金も居心地が悪いかも…。


できれば、小銭とお札は別々に持った方がいいのだそう。それは小銭が増えて、お財布を膨張させて、型崩れや傷みやすくなるからとか。

毎日、必ず持つ財布。お気に入りのものを、そばに置くことで幸せな気分になります。



ここには、財布のほかに、印鑑ケース、メガネ、ペンケースなども揃っています。

「これ小銭を分類できる財布なんですが、ピルケースになさる方もいらっしゃいます」


大切なお金を、大切に扱うことが金運アップにつながること。

「ミモロもお小遣い増えるようなお財布欲しいなぁ~」と、横目で私の顔を見上げるミモロでした。



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和洋両方の装いにマッチする上質のバッグと財布の老舗。祇園「香鳥屋」

2019-01-10 | 老舗

祇園の四条通に面して建つレトロの建物。創業明治19年のハンドバッグと財布の専門店「香鳥屋」です。
 
その前を通るたびに、ミモロは店内を覗きます。「なんか高級そうなお店…」ショーウインドーに並ぶハンドバッグや財布に心惹かれていましたが、ちょっと敷居が高そうと遠慮していたのです。

「こんにちは~」ある日、ミモロは、思い切って店内へ。「いらっしゃいませ~」
出迎えてくださったのは、笑顔が素敵な4代目のご店主の橋本昌治社長。

「あの~お店のこと教えてください」と、リポータぶりを発揮するミモロ。

「では、まずお店のお話しましょうね~」と…
創業は、明治19年。はじめは、草履などの履き物を扱っていて、それから次第に着物に似合う袋ものなどの和装小物を手掛けるように。今は、一般的なエナメルの草履は、このお店が最初に手掛けたのだそう。

昭和元年に、当時、最先端の建築様式の鉄筋コンクリート造のモダンな4階建てのビルを建設。現在、京都市登録歴史的意匠建造物に指定されています。
「入口のステンドグラスなどは、その当時のままなんですよ」と橋本社長。

「建物は、祇園では、歌舞練場に次ぐ2番目に建てられた、大林組による鉄筋コンクリートの建物です。内部も昔からあまり変わっていないんで、使いにくい部分もありますが、歴史的に貴重な建造物ならではの魅力もいっぱいなんで~」どっしりとした建物は、ハイカラな京都の面影を今も留めています。

京都のおしゃれな女性たちが、憧れ通ったお店です。

「昔は、着物には、布製の袋物を合わせていたんです。革製のバッグは、戦後から普及したんですよ」
「へぇ~昔からあると思ってた~」とミモロ。そう、巾着や木製のハンドルが付いた布バッグだったのです。

戦後、和服から洋装に、女性の装いが急激に変化するに伴い、いち早く、女性用のバッグの専門店に。
「これからは、洋服に合うハンドバッグの時代が来る」と履物からハンドバッグや財布の製造に特化することになったそう。

「うちで扱うのは、オリジナルの製品で、デザインから製造、販売まですべて行っています」と。

京都の女性たちには、まさに憧れの品で、多くの女優さんなども愛用したのだそう。

「わ~これキレイなバッグ!」とミモロが気に入ったのは、ビーズバッグです。
 
「ビーズバッグは、昭和38年に昭和天皇皇后陛下のご還暦のお祝いに献上したんです」
以来、ビーズバッグは、女性の憧れの品のひとつに。今も、熟練の職人さんによって、ひとつひとつビーズをさして丁寧に作られるバッグです。「へぇ~日本のハンドバッグの歴史を作ってるんだ~」

「あの~バッグもずいぶん時代と共に変化してるんですか?」とミモロ。
「はい、女性の社会進出や服装のカジュアル化で、昔と比べ、持つものが増えています。そのためバッグのサイズも大きくなっているんです」と橋本社長。

財布、化粧ポーチ、ハンカチなど、あまりバッグに入れるものが多くなかったのですが、今は、スマホは必須アイテム。さらにペットボトルをはじめ、A4サイズの書類が入るものなどを求める人が多くなったのだそう。

手荷物の増加に伴い、近年求められるのが、軽いバッグです。

「香鳥屋」の品は、上質の革を使用したもの。その革もさまざまな工夫を施し、丈夫で軽いものを近年多く使用してるのだそう。
橋本社長が手に取ったバッグは、コロンとした形で、キルティングの加工がされているもの。
「このバッグかわいい~。でも結構中身いろいろ入りそう~」
バッグの中を覗きます。
「このバッグは、とても丁寧な造りで、ハンドルがバッグの底から絶妙なカーブを描きながら、手に馴染むようになっているんですよ~」と橋本社長。

熟練した職人さんだからこそできる技が、集約されたバッグなのです。
「すごく軽いんだ~」とミモロが驚く重さです。

「香鳥屋」のオリジナルバッグの特徴は、日本女性のために作られていること。

「和服でも、洋服でも、その両方にマッチするバッグなんです」と。
「え~それどういうことですか?」とミモロ。
「それは、金具をあまり使わないで、おとなしい上品な印象の大きく見えないバッグです。色も、やさしい感じの色でしょうか」確かに、洋服に持つバッグだと、和服の時にバッグが目立ちすぎる気がします。

つまり、和洋両方の装いに寄り添い、女性を美しく見せるバッグなのです。


「あの~ミモロ、よく歩きまわるんで、リュック愛用してるんですが、最近、旅行などには、両手が使えるタイプのバッグが人気なんじゃないですか?」とミモロ。
「そうですね、そういうご要望には、リュックも作りました」
オリジナルデザインの小ぶりなリュックタイプです。

「バッグ関連で、人気なのが、特製のポーチなんです」
いろいろなサイズが揃ったポーチは、バッグの中を整理するのに重宝するもの。
大きなバッグをもつとき、中身がゴチャゴチャになるのを防いでくれます。

店内には、わに革やトカゲ革などの高級バッグもいろいろ。きちんとした印象をもたらす正装やおでかけ着に相応しいバッグです。


「これ、ミモロに合うかも~」
「ホント、ミモロちゃんサイズですね~。でも、それアクセサリーなどを入れる小物なんですけど~」

外国製などブランドのバッグが人気の現在、日本デザインで、日本の職人さんが丁寧に作ったバッグの魅力を改めて知ったミモロです。

「長年お使いいただけるように、修理などアフターケアも万全です」と橋本社長。

「あの~お財布もいろいろ揃ってますが、金運がよくなるお財布教えてください~」とミモロ。
「じゃ、次はお財布のお話しましょうね」

*「香鳥屋」の詳しい情報はホームページからどうぞ

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