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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

創業文政6年、扇子の老舗「宮脇賣扇庵」。日本人の暮らしを彩る扇子の数々

2020-08-16 | 老舗

京都の町中、六角通と富小路通が交差する東側に歴史ある商家があります。江戸後期、文政6年創業の扇子の老舗「宮脇賣扇庵」です。
 
「すごく趣あるお店で、ちょっと敷居が高いけど…覗いてみよう…」とミモロは、お店の中へ。

そこには、さまざまな種類の扇子がいっぱい。
 
「わ~こんなに種類があるんだ~どれがいいのかな?」とキョロキョロしながら店内を歩き回ります。

「どうしよう…どれにしたらいいのか、選び方がわかんない~」と困惑気味。そこでお店の方にアドバイスを頂くことに…。
「お友達にプレゼントしたいんですけど…アドバイスしてください~」と。

「扇子といっても、実は、用途によって、いろいろな種類があるんですよ~」とご対応くださった中川さん。

夏、涼しい風を起こすための扇子をはじめ、茶道や和服用のもの。また、舞に使われるものや、室内に飾るためのものなど、いろいろ。
「そもそも紙を貼った扇子は、日本で生まれたものといわれています」と中川さん。
「え?そうなんだ~中国から渡って来たのかと思ってた~」とミモロ。
確かに、中国をはじめ、エジプトやローマなどでも、風を送る大きな団扇などはありますが、コンパクトに折りたたみができるものは、日本発祥という説が…。

扇子の素材は、骨となる竹と扇面の紙が主な材料。真竹を細く薄く削った骨に、紙を貼り合わせて作ります。
今は、扇面が紙製のものだけでなく、洋装に合うように、薄い布や革を貼ったものも人気。その際、扇子は、表面だけに布が貼られます。
 

さて、扇子には、男性用(八寸=24センチ)と女性用(六、五寸=20センチ)が昔からありますが、最近は、ユニセックスで選ばれるそう。

「女性も大きなサイズを持たれる方が増えています。また男性でも、ポケットに入れるのは、小さいサイズの方がいいという方もいらっしゃいます」と中川さん。「つまり、今は、自分の好みでサイズ選べばいいんだね~」とミモロ。

「わ~この扇子の色素敵~」と、艶やかな扇面は、柿渋で表面加工をしたもの。多彩な色が揃い、装いに応じて持つオシャレな方も多いとか。

紙製の扇面には、涼を呼ぶ絵が描かれているのが、昔から人気。
 
有名な日本画家が描いた模様なども…。日本らしい風情を描いた扇子は、外国人観光客の日本土産に大人気。手ぬぐい同様、嵩張らず、軽量な扇子は、持ち運びに便利なのです。

「あの~扇子の値段って、なにが違うんですか?」と、ストレートな質問をするミモロ。
「そうですね~職人の手がいろいろ加えられているものは、それなりのお値段になります」と。
 
例えば、カワセミが描かれた扇子は、扇子の親骨の部分に装飾が施されたもの。「う~素敵~」とミモロ。

「ミモロちゃんは、どういう柄が好きですか?」と中川さん。

「う~あのね~ミモロ、お洋服のことが多いから、それに似合うの…それから、体が小さいから、大きな柄じゃないのがいいかなぁ~」と希望を伝えます。
「じゃ、こんなのはどうですか?」と見せてくださったのは、小さな模様が扇面全体に散りばめられたもの。
 
小さなトンボた飛んでいます。同じ模様で、サイズ違いもあり、ペアで持つ方も…。
扇面に用いられる柄は、縁起のいいものが選ばれます。トンボはよく兜や刀にも用いられます。

「ミモロちゃん、2階にもいろいろな扇があるので、どうぞ見てください~」と言われ、お店の2階へ。
 
広いスペースには、豪華な扇が展示され、「なんか美術館みたい~」とミモロ。

ここには、季節の飾りになる飾り扇などがいろいろ。「お正月飾りに素敵~」とミモロ。そう、末広がりの扇子は、それだけで縁起物。

「これが、お雛様の扇だ~」とミモロがいうのは、檜扇。薄い板を重ねた扇は、平安時代から宮中などで広まったもの。

「ミモロね、十二単着た時に、この扇持ったんだ~」と。「え~ミモロちゃん、十二単も着たことあるんですか~」と中川さん。
「うん、まぁ~ね~」と、ちょっと自慢気に鼻を膨らますミモロでした。

「これ、日本舞踊なんかに使われる扇でしょ」そう、舞扇もいろいろ。


さて、2階の天井を見上げると、そこには、格天井が…。

幕末、蛤御門の変で、焼失した旧店舗。その後、明治35年、三代目の時代に製作された天井画は、竹内栖鳳、富岡鉄斎、神坂雪佳など京都画壇の48画伯の手によるものだそう。

また、建物の各所に扇をモチーフにした飾りが施され、それを見て回るだけでも楽しくなります。
 
「あ、ここにもある~」


お店の一角にある和室…そこにも扇が飾られています。


「まだまだ暑いから、扇子、必要だよね~」とミモロ。
涼やかな雰囲気の扇子で誘う涼…目からも涼しさをもたらす扇子です。

*「宮脇賣扇庵」の詳しい情報はホームページで オンラインショップもあります。


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金平糖の老舗「緑寿庵清水」。一子相伝で伝える技。スイカやマンゴなど夏の味も勢ぞろい

2020-07-05 | 老舗

梅雨前線の影響で、連日雨降りの京都。ミモロは、雨の合間を縫って、百万遍近くの金平糖の老舗「緑寿庵清水」を訪れました。
 
暖簾の掛かる歴史を感じさせる店構え…弘化4年(1847)創業の日本唯一の金平糖専門店です。

そもそも金平糖は、1546年にポルトガルから伝わったと言われます。種子島に鉄砲伝来が1543年と言われますから、同じ時期に日本にもたらされたお菓子です。「信長も食べたのかな?」と想像するミモロです。

さて、ミモロは、お店の中へ。棚には、さまざまな種類の金平糖が並んでいます。「いっぱいある~」とお店の中をキョロキョロ。
 

色とりどりの小さな金平糖…「いろんな味があるんだ~」と興味津々。


「いらっしゃいませ~」と迎えてくださったのは、ご店主の奥様の素敵な笑顔の清水さん。

ミモロは、お店のこと、金平糖のことを教えていただくことに…。

「ミモロちゃん、これ見てください~」とミモロの前に、細かい粒が入った器が置かれました。

一番細かい粒は、もち米から作った「イラ粉」で、これが金平糖の核になります。それを熱した大きな釜に入れ、砂糖などで作った蜜を何度もかけて、核の周りに蜜を付着させてゆきます。その作業は、1日中、休むことなく続けられ、金平糖の特有のイガが生まれるまでに、3日間かかるそう。

ゆっくりと回転する大きな釜の上を、ザーッと音を立てながら動く金平糖。

「あの~どうして、金平糖ってお星さまみたいなイガイガがあるの?」とミモロ。
それは、釜に触れた部分の蜜が乾いて、少し硬くなったことに蜜が付きやすくなってでっぱりが生まれてくると…。釜の上の金平糖は、コロコロと回転しているので、全体にイガができると言われています。

小さなイガが生まれてから、完成するまで、さらに14日以上がかかるそう。
「え~金平糖って、そんなに大きくなるのに時間かかるの?」とビックリするミモロ。
「そうです。しかも、作る季節や天候によって、蜜の掛け方など、その加減が微妙に異なります。職人は、耳を澄ませて、金平糖の音を聞き、蜜の掛け方などを決めているんです」と清水さん。一人前の職人さんになるには、20年以上かかるとも言われます。

「作り方のマニュアルってないんでしょ?」とミモロ。「はい、全部口伝で代々受け継がれ、体で覚えてゆく技なんです」と清水さん。
初代より、一子相伝で伝えられる、まさに伝統の技なのです。

4台の大きな釜がある工房は、大きな釜を熱していることから、常に50度近い気温になっているそう。一度、釜に入れた金平糖は、職人さんが、その日、休むことなく、長い尺を動かして、釜の上を転がります。「え~一日中、釜の前で作業するんですか?」とミモロ。
「そうです。ひたすら金平糖と向き合う作業です」と。

もちろん、釜の上の金平糖は、その成長の過程で、釜から降ろされ、熱を取り、再び釜へ。それを何度も繰り返します。
「朝、冷えた金平糖を釜に戻す時は、本当に緊張するんですよ」と。
その作業だけでなく、蜜を掛けるタイミングなど、気を抜くと、金平糖がくっついてしまったり…そうなれば、製品にはなれず、今までの努力が泡となってしまうそう。「だから金平糖づくりは、緊張の連続なんです」

「すごい~そうなんだ~」と、小さな金平糖に込められた職人さんの技と努力に、ただただ感激するミモロです。

小さな核から愛らしい姿に成長してゆく金平糖は、特別な菓子であり、明治以降、皇室などの御慶事の引き出物として、現在も使われているそう。

「あ、知ってる~ボンボニエールでしょ!」と目を輝かすミモロ。

素敵な器に入ったボンボニエールは、お祝い事の引き出物やプレゼントに喜ばれる品です。


現在、年間を通じ、さまざまな種類の金平糖があり、その数は、60種類以上におよびます。季節の限定品も多く、すべてがお店にあるわけではありません。
種類の違いは、主に蜜のフレーバー。季節の果物をはじめ、日本酒、ワイン、コーヒーなどの金平糖も評判になっています。
 

「あ、美味しそう~」とミモロが心惹かれたのは、大好きなスイカやマンゴなどの夏限定の金平糖です。「これ、今だけだって~」
 
素敵なパッケージで、贈り物にも喜ばれている品です。

「わ~七夕飾りのもある~」また、籠に入ったグレープフルーツ味も…
 
今年の七夕に飾りたい笹に下がった金平糖です。

「う~どれにしようかな~?」と、豊富な種類の金平糖を前に迷うミモロ。

「はい、ひとつどうぞ~」とお店では、スタッフの方が1粒おすすめの味をお客様に渡し、試食を…。
「ミモロちゃん、金平糖は、なめるだけじゃなく、かんで食べてくださいね~」と清水さん。それぞれの風味の蜜は、金平糖の外側部分なので、中心部の甘味とかむことで溶けあい、いっそう美味しくなるそう…。ガリ!「うん、美味しい…スイカの味がする~」と瑞々しいスイカの甘さが口の中に広がるよう。
「でも、どれも美味しいから、どれにしよう~」といっそう悩むミモロでした。

この日は、お店に並ぶ小袋入りから3種類を選びました。この小袋入りは、午後になると売り切れの品が続出しますでの、お早めに…
 
「え~もうサイダーとイチゴ売り切れだって・・・」と、ちょっとがっかり。「今度、もっと早く来る!」と。

雨も上がったころ、「今日は、いろいろ教えてくださってありがとうございました~」と、お礼を言って、お店を後にしました。


尚、お取り寄せも可能です。ホームページから品を選んで、電話かFAXで注文できます。そこで送料などもご相談ください。
緑寿庵清水」京都市左京区𠮷田泉殿町38の2  ☎075-771-0755 FAX 075-771-0766 営業時間10:00~17:00 水曜休み

*インターネットでの販売は一切していません。


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手荒れにおすすめ。老舗「山田松香木店」の心を癒す香木のかおりのハンドクリーム

2020-03-21 | 老舗

コロナの影響で、アルコール消毒を頻繁に行って、手荒れを気になる人が増えているそう。
そこで、今回ミモロがご紹介するのは、京都らしい香りのする上質のハンドクリームです。

それがあるのは、香木、お香の老舗「山田松香木店」です。
 

「京都御所」の西、室町通沿いにある「山田松香木店」は、江戸・寛政年間に創業した香木の専門店。
平安時代ころから、育まれた、香道を頂点にする日本の香りの伝統を今に受け継ぎ、さまざまな薫香の品々を作り続けています。

お店には、お香の原料が、引き出しの中などに、種類報復に収納されています。
  

「わ~たくさん種類あるんだ~」と驚くミモロ。お香に使われる天然香料には、薬種として漢方に使われるものも多数あるのだそう。

いろいろなお香の品々が並んだお店の中をあちこち歩き回るミモロが、足を止めたのは、ハンドクリームの前。


「あの~これ試しに使ってもいいですか?」と、「はい、どうぞ~」とお店の方に言われ、さっそく手にのせることに・・・・


ミモロが、試しているのは、[白檀」と「龍涎香」の2種類のハンドクリームです。(各1320園税込み)

同じ香りで、練り香水のソリッドパフューム(各1,980円 税込み)もあります。

「わ~いい香り~」手に伸ばすと、やさしい香りがほのかに漂ってきます。


「白檀」は、インドやインドネシアなどに産出する香木で、幹の芯の部分に含まれる精油が豊かな香りを放つのです。また「龍涎香」は、動物性香料で、マッコウクジラの消化器内に生じるロウ状物質で、人を魅了する独特の甘い香りを持っています。

どちらも昔から、その香りは、心を癒し、鎮めるパワーがあると言われます。

「ねぇ~見て、お手て、すべすべになったよ~」と、ハンドクリームを手に伸ばしたミモロ。

保湿成分もたっぷり配合されたハンドクリームは、伸びもよく、しっとり感が手を包み込みます。

「なんかうっとりしちゃう~」と目を細め、香りに浸るミモロ。その手もスベスベです。
このところ、コロナ感染予防で、どこに行ってもまずはアルコール消毒。
そのため、ミモロの手も、カサカサした感じです。「わ~ん、どうしよう…」と手を見て心配しています。

ミモロと同じような思いをしていらっしゃる方も多いはず…。
「やっぱりハンドクリームでお手入れしないと、大変かも~」と思っていたミモロなのです。

さまざまな種類のあるハンドクリームですが、香木をベースにしたここのハンドクリームは、その香りも穏やかで、手を鼻に近づけると、ほのかに甘い香りが…。
「この香り、嗅ぐと、なんか気持ちが落ち着く感じ~いいなぁ~クンクン」

料理をするときには、ちょっと気になるかもしれませんが、外出の時などには、おすすめ。

コロナで不安な気持ちを、和らげてくれそう…。
「お友達にプレゼントしよう~」と思うミモロです。

「山田松香木店」の奥には、日本庭園があり、そこでさらに深呼吸。


「春だよね~」と景色を眺めるミモロです。


外出の自粛も続く今、少しでも、心安らぐことをしたい・・・
「いい香り~クンクン・・・」手に伸ばしたハンドクリームを嗅いでは、楽しい春の景色を思い浮かべるミモロなのです。

*「山田松香木店」の詳しい情報はホームページで
インターネットでも購入できます。



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京都へ!
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三条通の「國島器械」。大学や研究室などへ納める計器や器具。日常生活にも便利な品々

2020-01-20 | 老舗

古い洋館などが今も残る三条通。そこは、かつて京都の時代を先駆ける通りでした。その通りには、ミモロが心惹かれるお店がいろいろあるのですが、今まで、なかなか入れなかったのが、「國島器械株式会社」というお店です。

すごく興味があって、前を通るたびに中をのぞいていたのですが…「なんか気軽に見せて~」と言いにくかったよう。
それでも、毎回、立ち止まっては、中を覗くミモロです。

ある日、「金魚の浄水器のパイプを洗うブラシがないかなぁ~」と思ったミモロ。「きっとあそこならある!」と出かけました。

店に入って、「あの~金魚のブラシください~」とミモロ。「え?なんですか~」とお店の奥からご店主が現れました。

ご店主の國島さんは、4代目。この店は、明治時代に文具や印刷店として開業し、戦後、この場所で、主に計器を扱う店になったのだそう。

店内には、歴史を感じさせる計器や顕微鏡が展示されています。
 
「なんか博物館みたい~」と目を丸くして、店の中を見回すミモロです。

秤もいろいろな種類が…古いタイプから新しいものなど種類豊富。重量だけでなく、長さを測る物差しなども。
 

また、試験管やビーカーもいろんなサイズがそろっています。
 

「なんか理科の実験室にいるみたい…」とミモロ。「そうですね~うちの製品は、大学をはじめ、いろいろ研究室で使われているんですよ」と國島さん。京都大学のいろいろな分野の研究室にも、昔から納めているそう。

でも、そういう専門家だけではなく、最近は、一般の人の需要も多く、キッチン用具や洗面所などで使うために買いに来る人も多いそう。
 
「調味料入れたり、香料を擦りつぶしたりするんだ~」。そう、試験管は調味料入れに、また胡椒などをつぶすのに乳鉢が人気とか。

コーヒーのミルクピッチャーやサラダのドレッシング入れにビーカーは人気です。


「本格的な機器だから、使いやすいし、用の美を感じる」とミモロも興味津々です。
研究室で使う紙ナフキンは、吸水性も高く、なかなか丈夫な優れものなのだそう。

「これでコーヒーわかす人もいそうだよね~」

実験用具を組み合わせて、いろんなことができそう。

さらに店は、ミモロにとってワンダーランド。
 
不思議なものがいろいろあって、見飽きることがありません。

「あの~金魚鉢で使うブラシでしたね~」と國島さん。「あ、そうだった~」と買い物の目的を忘れかけていたミモロです。

試験管を洗うための細いブラシが、金魚鉢の浄水器のパイプ洗いにぴったりです。
「はい、200円です~」と。包んでもらうミモロ。「また、来ま~す!」そう、まだまだ見たいものがいっぱいのお店なのです。

*「國島器械株式会社」京都市中京区三条通堺町東入る桝屋町71 ☎075-221-3482 営業時間9:00~19:00 不定休


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京都に遊びにきてくださ~い!!
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京都のお正月準備。千本通の「大福餅老舗」。お正月のお餅づくりがピークに。

2019-12-30 | 老舗

師走の京都は、お正月の食材などを求める人たちで町は、賑わっています。
ミモロは、用事があって、千本通の商店街を歩いていました。

千本通の商店街は、昔から地元の人たちが通う店が多い場所。師走のこの日、その中でもひときわ忙しそうな店が…

「あ、このお店忙しそう~こんなお店あったかな~?」と立ち止まったのは、「昔からの京の生菓子 大福餅老舗」です。


店先には、大小さまざまな丸餅が並んでいます。
 

「お餅ついてるんですか?」とお店の方に声をかけるミモロ。

「はい、今は、鏡餅や丸餅づくりで忙しいですよ~」とお店の方。

ここは、大正時代から続く餅菓子のお店です。
普段は、店先には、ガラスケースがあって、そこにいろいろな餅菓子が並んでいますが、この時期は、それらを奥に移動して、お正月のお餅づくりをなさっているのだそう。
「だから、分からなかったんだ~」と納得のミモロ。

ご家族全員で励む餅づくり。
 

「あの~どれくらい作るんですか?」とミモロ。「う~よくわかりませんが、ここのところ、朝から夕方までずっと作り続けています~」と。
毎年、注文するお寺や常連さんが、すでにあらかじめ注文して、次々に取りに来たり、届けているのだそう。

「美味しそう~」
 
「大福餅って、なんかすごく縁起のいいお名前ですね~」とミモロ。まさにお正月にふさわしい店名。

京都のお雑煮は、白味噌に丸餅が定番。角餅は、ここでは注文で作るのだそう。

丸餅が並ぶ中に「星付」というお餅があります。小さなお鏡餅のような感じ
「あの~このお餅なんですか?」とミモロ。「それは、台所やトイレ、風呂場などにお祀りするお餅で、下にウラジロなどを敷いて飾るんですよ~」とお店の方。
なんかミモロサイズの鏡餅という感じです。「あの~これ1つください~」とミモロ。

さらに「このお餅も飾ろう~」と紅白の丸餅に興味津々。


小さな丸餅は、アワ、ヨモギ、エビと黄色、緑、赤、そして白の4種類。「みんな自然の色なんだ~」と。

袋詰めもありますが、好きな数だけ量り売りで購入することができるのです。「あの~赤いのと、白いの2こずつください~」とお願いします。

ミモロは、お餅の袋を持って、お店を後に…

近所の魚屋さんには、お正月用のハマグリなども店先に。


「ここにお詣りしていこう~」と、立ち寄ったのは「千本えんま堂」です。
 
「今日は閻魔様に会えないんだ~」と、年に何回か、公開される大きな閻魔様が、ミモロは怖いながらも、大好きなのです。閉じた扉に向かってお詣りします。

「ミモロちゃん、今年もよくお詣りに来てくれましたね~。来年もどうぞいい年でありますように~」とご住職。
「こちらこそ~お世話になりました~。今日はちょこっとご挨拶に来ました~どうぞいいお年を…」とミモロ。

「ここでも除夜の鐘つけるんだ~」明日は、京都各所のお寺では、除夜の鐘が響きます。
「いよいよ大晦日だね~」と1年を振り返るミモロです。

年末に交わす「いいお年を~」という挨拶がミモロは大好き。
「なんかいい言葉だよね~」と。
そう、いつも会う人にも「いいお年を…」という挨拶は、なんて素敵な響きでしょう。

そしてお正月になると「あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく~」というご挨拶。
日本のネコに生まれてよかった…と思うミモロなのでした。


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