熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

アジアで起業する

2013-10-12 14:02:35 | Weblog
あるテレビ番組で「アジアで起業する日本の若者」の特集をしていました。

日本の若者は、チャレンジ精神がないと言われていますが、そんなことはありませんね。

なぜ日本ではなくアジアの他の国で起業するのか。

それは、①日本は規制が多く起業しにくい ②日本よりもビジネス発展段階のアジアの他の国の方が成功できる可能性が高い、というのが主な理由のようです。

そう言えば、私がまだ20代の頃、米国で行われているビジネスを日本に持ち込んで成功した話を数多く聞きましたね。

当時、ビジネスの先端を走っていた米国で成功した例を日本に持ち込むのは道理に合っていますね。

当時、特許法の新規性要件の内、公然実施は日本国内での実施が対象のため、米国で公然実施をしていた技術を日本で特許出願して登録になり、他社にライセンスしたという話を聞いたことがあります(これは私のことですが)。

日本とアジアの国々との間でも、日本で行われているビジネスをアジアの国々で起業して成功するケースはありそうですね。

日本の政府や地方自治体が、大企業の休眠特許を中小企業に開放して新たなビジネスを創り出そうという対策が採られていますが、ベンチャービジネスを創り出す環境が整わないと、特許だけ開放しても成功するとは思えませんね。

日本には既得権益に群がる人が多いので、規制改革といっても掛け声だけで終わりそうです。

産業の空洞化に加えて起業家の空洞化が進むと、日本国内でビジネスをする意味がなくなり、沈みゆく太陽になりそうです。









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コメント (4)
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