徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」

ドイツ・ボンの森、コッテンフォルストを歩く

2015年09月27日 | 日記
今日は、天気も良く、日中最高気温20度近くと、温かい絶好の散歩日和でした。
コッテンフォルストはドイツ、ボン市の西部に広がる比較的大きな森林地帯で、その多くが自然保護区域です。そのため、指定の遊歩道から外れて森の中に入ることは禁じられています。アカシカ、ノロジカ、アナグマ等がいるらしいのですが、実際に出くわしたことはありません。

天気の良い日曜日は、散歩、サイクリング、ジョギングなどを楽しむ市民で賑わいます。
   

コッテンフォルスト周辺は乗馬用の馬の飼育場や馬場が数件あります。

 

森の中を自由に乗馬することは許されていません。乗馬用に決められた道があり、青地に白の馬の標識でそれと分かるようになっています。


乗馬用の道に歩行者が立ち入ることは基本的に禁止されてますが、まあ、馬糞を踏む危険を冒してまでわざわざ立ち入ろうとする人はあまりいないのではないでしょうか。

コッテンフォルストは特にブナやシデが多いため、秋でもあまり秋らしく色づくことはないので残念なのですが、それでもところどころ楓もあり、少し色を添えています。


しかし、やはり目立つのはセイヨウナナカマドの赤い実でしょうか。ドイツ語ではVogelbeere「鳥のベリー」と呼ばれている木で、街路樹としても好まれています。


ちょうど、ナナカマドの木に止まっているズアオアトリをカメラに収めることができました。


残念ながら、森は高速道路で分断されています。


森の端の方は農耕地が隣接しています。ちょうどビートの収穫が終わったところのようで、大きなビートの山ができていました。

 

秋の森といえばキノコ類です。田舎育ちでない私は残念ながらキノコ狩りの経験がなく、日本にあるキノコ類とも違うので、どれが食べられるものなのか区別がつきません。食用キノコによく似た毒キノコもあって危ないということなどで、素人が手を出すのは控えた方が良さそう。カメラに収めるだけで満足しましょう。



今日の散策は2時間余り。良い運動になりました。