11月10日、イェーテボリ交響楽団(Göteborgs symfoniker)のケルンフィルハーモニーでのコンサートに行ってきました。
指揮:ケント・ナガノ
バイオリン:アラベラ・シュタインバッハー
曲目
シベリウス、フィンランディア op.26(1900)
メンデルスゾーン、バイオリンコンチェルト 、ホ短調、op.64 (1838–44)
ブラームス、交響曲第1番、ハ短調、op. 68 (1862–77)
シベリウスは、あまり馴染はないのですが、コンサートの出だしとして適した小品で、素敵な曲でした。
メンデルスゾーンのバイオリンコンチェルトは有名過ぎて、私も耳が肥えてしまっているので、バイオリニストの力量不足がちょっと耳に触ってしまったような気がしました。バイオリンがオケに負けているような、深みが足りないような、そんな感じでした。
それでも、シュタインバッハーさんがアンコールで演奏してくれた曲は、題名は聞き取れなかったのですが、面白い曲で、彼女の技巧の高さがよく表れていたような印象を受けました。
ブラームスの交響曲も有名ですが、私は普段ブラームスも交響曲もそう好んで聞いたりしないので、新鮮でした。ティンパニーは迫力があり、フルートは繊細。本当に鳥肌が立つほど素晴らしい演奏でした。
指揮者のナガノさんの気前が良かったのか、オケ団員の時間的な余裕があったのか、アンコールで2曲も演奏してくれました。1曲目はグリークのペール・ギュントより『朝のすがすがしさ(Morgenstemning)』。2曲目は知らない曲だったのですが、間違って聞き取ったのでなければ『スウェーデン舞踊曲』という、思わず踊りだしたくなるような、かわいらしい感じの曲でした。
結局演目に入ってた3曲の他にアンコールで3曲、トータル6曲を堪能させていただきました。
実は、このコンサートのチケットはメルマガ購読者だけが注文できる2割引きお得チケットでした。その上に、3曲もアンコールで演奏してもらって、すごく得をしました。
仕事を早めに切り上げることができず、帰宅後は着替えて、軽く食事してすぐ、慌ただしくケルンに向かったので、コンサートが始まるまで結構ストレスを感じていたのですが、終わった後はこのお得感もあって、上機嫌