徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」

コッテンフォルストの森を歩く(2)~ドイツ統一記念日

2015年10月03日 | 日記

今日は25年目のドイツ統一記念日です。4半世紀というのは一つの節目なのでしょうが、毎年「東西ドイツは本当にともに発展したのか」というような歴史振り返り記事や式典などやっていて、少々食傷気味になっています。私がドイツに来たのはベルリンの壁が崩壊した後の1990年3月末で、まだ通貨統合の前でした。それからあれよあれよという間に同年の10月3日正式に東西ドイツ統合ということになってしまいました。そういうわけで、自分がどれだけ長くドイツにいるかを計るには良い目安となっています(苦笑)。
ドイツの未だにある東西格差などについては、また別の機会に回すとして、今日は天気も良く、祭日で買い物にも行けないので森に散歩に行きました。多くの人たちが同様に考えていたようで、結構な人出でした。


今回行ったところはボン西部に広がるコッテンフォルスト (Kottenforst) の中でもかなり人気のある「ヴァルダウ (Waldau)」というエリアで、私の近所の森より南に位置しています。ここは親子連れに対応した子供用の遊び場や、子供向けの木々や動物の説明等がところどころにあり、またイノシシやシカを囲っているところもあるのが人気の理由です。昔このエリアの近所の女子寮に住んでいたことがありましたが、久々に行ったら、パンフレットまでできていて驚きました。


こちらがイノシシたち。
  

さすがにオスは迫力の大きさです。囲いのないところでは絶対に出会いたくないですね。大人しくクリやドングリなどのエサを食べてるところなら、そっとそばを通り抜けても危険はないでしょうけど。
このイノシシの囲いの隣に鹿の囲われているエリアがあるのですが、人の多さに恐れをなしたのか、しかの姿は全く見当たりませんでした。

ヴァルダウ・エリアはブナ、オークの他、松、菩提樹などが多い混交林で、自然保護区域ではなく、適度に林業に利用されています。昔、18世紀から19世紀末ころまでは果樹園があったそうで、その名残で多少果樹が残っています。



鳥類観察のための小屋も設置されてます。


森の出入り口にはカフェ。バス停も目の前にあります。


昔はこのカフェで散歩の後にコーヒーとケーキを頂いたものですが、今日はお水持参でしたので、寄り道せずに帰宅して、家でまったりとコーヒーを頂きました。