わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

学びは楽しいものなのだ、たぶん、きっとそう。

2012-07-23 01:10:15 | カイシャ・シゴト
怒涛の3週間が終わって、さ、来週(今週?)からは課題やろ、ちょっと腰据えて仕事しよ、と思ってますが、既に次の山場、苦手な仕事が大挙して押し寄せてきております。
いろいろあるけど、このことを整理しておかないと先に進めそうにもないので、ツイートしたのを中心に残しておきます。


先週の木曜日、当社にとってはものすごーーーーーーく久しぶり、実に2年ぶりの終日丸一日の集合研修を行いました。


テーマはOJT。


リーマンショック以降、親会社の従業者数がだだ減りしていたので、当社は新規採用をしなくても雇用率は2.6%あたりの高水準をマークしていました。が、とーぜんのことながら、そうこうしているうちに自然減も含めて、あらら、そろそろ新規採用しておかないとまずいんじゃね?ってな具合で去年の3月にこれまた実に2年ぶりに新入社員を迎えた。その後はほぼ毎月新しい仲間を迎え入れている。


よくある話ですけど、後輩を持つのがはじめて、育成って初めてっていうメンバーが増えてきたこともあるし、入社した人に対してきちんと育成しよう、という機運もそこそこ高まっていたので、OJT担当者研修を企画した。


コンテンツ、講師ともに、この研修は絶対にみんなに喜んでもらえる、絶対的な自信のあったメニューでした。


しかも、ある程度パッケージになっている研修だったにも関わらず、当社の事情を汲み取っていただき、さらには、せっかくひめさんと一緒にやるんだから、とラップアップ(というかクールダウン)にワークショップやりませんか?とご提案いただいて、講師によるメニューが終わったあと、まとめにワークショップを行うことになった。


がちゃトーク形式で、この1日に習ったこと、対話したことを持ち寄って、今、自分自身が抱えている”育成””人を育てる””人に教える”上で困っていることを考えよう、というもの。


このワークショップ部分のファシリテーションと、この研修への参加動機についてきちんとコミットを取っておかなったメンバーがいたことに激しく凹んだ。


すべての人に満足してもらうことはムリだと思う。それでもやっぱり何かを持ち帰ってほしいと思うから、些細な失敗や設計の甘さに激しく凹むのです。たとえ大多数の参加者がよかった!と言ってくれたとしても。
99人がよかった!って言っても1人がイマイチな反応してるとそれだけでダメ。それはプログラムや事務局のあたしの問題ではない、大多数を救えと上司によく諭されるけど、それでもやっぱりダメ。


今回の研修では(というか集合研修って大なり小なりそうだと思うんですけど)、具体的なノウハウを身につけるというよりも、OJT担当者としての心構えとか、相手本意のスタンスが大事だよ、ってことを伝えたかった。
だから、「相互理解や相手本意はわかるけど、時間がない中でそんなことはムリ。だから心構えよりもすぐに役立つことを教えてほしい」と堂々と主張して参加した人がいたことに少なからずショックを受けた。いや、そういう考えもあっていいのに(共感は1ミリもできないけど)、その考えはおかしいよ、って言いたくなっちゃう自分がいて、それって参加者を統制しようとしてるってことでは?と思って凹んだり…つくづくこの仕事向いてないなぁと思う。


そして、社内で、特に研修の一環でやるワークショップでは設計通りに進まないと気が動転する。テンパってしまう。
研修だから目的を達成しなければ・・・とゴール志向になってしまうから、シナリオに戻そうというファシリテーションをしてしまう。
イマココをだいじにしたいのに、組織の意向との葛藤が生まれて混乱しちゃうんだ。


カラ回りしている感、前のめり過ぎてる感、いろんな感情が渦巻いて、どよよよーーーーんと落ち込む。いつも研修の後はこんなキモチになる。


でもね、ネガティブなこと書いてるけど、すごーくよかったんですよ、研修。
終わった後、何人も「楽しかった!」って高揚した顔で言ってきてくれた。後からいろんな人から、「研修に参加した○○がものすごく愉しかった、良かったって言ってました」って聞いたり、まだまだ〆切りまで時間があるのにどんどんとレポートが集まってきていたり。
共通した感想は「楽しかった!」


楽しいだけでいいのか?とおぢらは言うだろうし、研修なんだから何かを学んでこそ、実践できてこそ、なんだろうとは思う。


でも、いいんだよ。楽しいだけで。
楽しくなかったら、学びが苦しいものになったら誰も学びたがらなくなっちゃうもの。


自分自身のファシリテーションの未熟さ、設計の甘さ、根回しの甘さはこれからも精進するとして、今回の研修を通じて、ひとつだけ確信が持てたことがある。


学びは楽しいものなのだ、楽しく学ぶ、学んでるって感覚なしに学ぶ…そんな場を作りたい、いざないたい。


中原先生追っかけてたときの原点がこれ。そして、これがあたしの根源的能動性なんだと思う。
人材育成とか人事とか、教育とかそーゆー括りはどーでもよくて、楽しく学ぶ場を作ること、ただそれだけ。
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