懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

絶倫

2016年09月16日 | 日記
世の中には本来の意味と全く違った方向で使われる言葉がある。

そんな言葉をいくらか上げてみる。

1.絶倫もそれだ。
某中学の校長が1万2千人を買春という記事に絶倫校長の名がついた。
絶倫は絶対的倫理観を持った人の意味かと思ったら倫は仲間、クラス、学校などのなかで 一番優れた人の事だそうだ。学力絶倫、武芸絶倫というそうだ。精力絶倫だけが誇張されている。

2.風俗は私の写真のタイトルによく使うが風俗店、風俗嬢とか性風俗に使われる事が多い。
 本来は風習や習俗の造語ではないかとおもう。

3.アダルト 本来は大人の意味だが、アダルト画像、アダルトビデオと性を表現したものになっている。

4.御前(おまえ) 本来は天皇を意味することばが成り下がったものだ。
時代劇では武将に妻がおまえさまと呼んでいた。長屋では旦那を女房がおまえさんと呼び
今はおまえと言われるのは喧嘩の時か蔑ます時に使われる。

5.貴様(きさま) も随分成り下がったことばになった。
本来は位の高い人への敬称だったはずだ。

6.一味 盗賊の一味や不良の一味などいい意味には使われない。
本来の言葉は神社の氏子で一味一帯といわれていたそうだ。

間違った解釈や年月ととに言葉は変質するものだ。

茅葺き民家 石川県能登半島の民家

2016年09月15日 | 茅葺き民家
能登半島に一度だけ行った。
観光と茅葺民家の撮影だ。
この時は歩けていた。杖も必要なかった。
海岸線に観光地があったので歩けない者には見るところがない。
浸食された崖が見ものだ。
能登半島は硬い石がない。海底の堆積岩が地震で隆起したのだ。
石と泥のような岩石だ。足蹴ったら崩れそうな岩だ。
日本列島はゴミでできているという人がいる。
泥と砂の堆積物と溶岩や噴石物とサンゴのクズの石灰岩でできているという。
能登半島は堆積物の半島だ。
あれだけ隆起するには何回地震があったのであろうか

能登半島の内陸部は意外と平野があり豊かな田園地帯が続く。そんな柳田村に茅葺民家があつた。
能登半島にも鳴き砂の海岸があった。海岸に猫が何匹もいた。
サーファーがエサを持ってきてくれるのだ。人懐こくて寄ってきたカッパエビセンしかなかったのでやったら食べた。野生で生きるには炭水化物でも菓子でもたべないと生きられない。

今回茅葺の写真展をしたら石川県の写真が一枚もなかったと言われた。せめて罪滅ぼしに


日本茅葺紀行写真展終了

2016年09月14日 | 日本茅葺紀行
一週間に亘り開催されました日本茅葺民家写真展が昨日終了しました。
場所的に繁華街でないので人出は多くありません。茅葺が好きな人や写真の好きな人、昔の懐かしい風景の好きな人など目的意識を持った人しか集まりません。
絶えず誰か訪れる程度の人出でしたが退屈することなく絶えず誰かと話していました。日頃、家に籠り誰とも話す事もない生活ですのでいい刺激になりました。
毎年のように写真展をするのは人を感動させる作品であるか評価してもらいたい。知らない情報を教えてもらったり改善すべき点を指摘してもらうのが目的です。会話をしているといろいろなヒントが飛び出してきます。これは後々の活動に役に立つものです。
写真展で気づいた事
1.見学したあと黙って帰るのではなく。よかった点(具体的に)、改善点、作品の利用などをアドバイスいただけるのは有り難いことです。自分も他人の展覧会を見た時は黙って帰るのではなく評価(いただき)を述べるべきかと思った。

2.じっくり真剣に解説文まで読んでいただけるのは作者冥利につきる。中には一時間くらいじっくり見る人もいる。

3.写真展会場は写真グループの社交場になっている。岡山の写真グループはみんな顔見知り自分たちの自慢話を始める。結局写真はほとんど見ずに談話に終始して帰っていった。写真展と言いながら人間観察が面白い。

4.自己顕示欲の強い男性と思われる人の中には褒めることはしないでアラを探して女房にそれをいう(誤字だとか展示方法が素人だとか)。私の目の前では決して言わない。

5.毎回来てくれる人で他の会場でも15回は会っているのに、今回あんたは絵を描く人かなと言われた。私の写真展ですと説明した。私は相手の名前はフルネームで知っている。自慢話ばかりする人で人の作品を真剣に見ていないし人の名前もおぼえようとしない。人の名前は覚える努力をしないと相手に失礼だと思った。

6.プロの写真家で40の教室を教えていると自慢話をして帰った人がいた、名刺を置いて帰ったので岡山の写真グループに詳しい人に聞いたら香具師のような人間で信用できないみんなに嫌われている。写真と言いながら俗世間の人間模様をみた思いだ。





日本茅葺紀行 NO,313 千葉県長柄町

2016年09月06日 | 日本茅葺紀行
情報も持たず千葉に行った。
鉄道で茂原まで行きレンタカーを借りた。どのあたりに茅葺があるか見当もつかない。
雨は降るし最悪のコンディション、冬場の雨はカメラが濡れるとレンズが曇って乾燥に時間がかかる。
まず茂原市の教育委員会の郷土史などの担当者に話を聞く。
個人情報に抵触するので警戒され身分証明を提示して茅葺の残っていそうなところの情報をえる。
次に訪れたのが警察署、警察は異動が多く若い警察官は茅葺民家の人がすんでいるのを見たことがないというありさま」警察はこんな用には役にたたない。
次はタクシー会社に行きベテラン運転手に聞いた。タクシーに乗りもしないのに厚かましい限りだ。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と念仏を唱え聞いてみた。
さすがタクシーの運転手4軒教えてくれた。
まだありますかねと念を押したら「昨日お客乗っけてこの前、通ったから間違いなくあっから」と言 った。

その当時は残っていたが今はどうか
訪れた家に撮影許可を貰いに行ったら奥さんが傘を差してついててきて世間話をするのだ。
海外旅行にいろいろ行った事、千葉県は成田があるので海外旅行に行っていない人はいないわよ。という。息子が結婚したが嫁が田舎暮らしが嫌で別れたこと。いい人いないと初対面のわたしにそんな話をするのだ。娘も結婚しないしと私に家庭の事情を話すのだ。

人の話や悩みを聞いてあげるのも茅葺探訪の役割かもしれない。




暇なので散歩でもする

2016年09月05日 | 日記
暇なので散歩でもする。
やることがないので毎日散歩でもして時間をつぶすという話を聞く。こんな話を聞くと無性に腹が立つ。
五体満足でなんでもできるのに何もせず老後の時間をつぶす。
身体の動かない者から見ると阿保とちゃうんのである。

老後の20年間はまさしくゴーデンタイムである。
やろうと思えは何でもできる。一仕事できる絶好の時間である。
伊能忠敬の日本地図作製、奥の細道の芭蕉、日本百名山の深田久弥
人間やろうと思えば誰でも何でもできる。

散歩で貴重な時間をつぶす人は相田みつおさんに言わせると。
1.「やれなかったのかやらなかったのか」
2.「そのうち」そのうち、そのうちと言いながら何もせず墓標が立ったという詩があった。
双方の詩は身につつまされる。

当の本人に言わせると人の人生なにしょうと勝手じゃ、昼から酒飲もうと他人から言われる筋合いはないわい。
ハイハイわかりました残りの人生好きなように生きてくださいな。

自分の人生は死ぬまでなんかの目標を持っていきたいと思う。
どんなジャンルでもひとつの事に長年取り組んでいる人は多い。
何事も人生は体験である。本や映画、ネットの情報でなく実体験である。

こんな楽しみがある晩年のテーマをリストアップしてみた。

1.日本の海岸線を走破する。地形の起源と岩石を調べる。石コロ一個と砂少し採取
2.消滅集落、限界集落を巡り集落の全景、人の暮らし記録
3.日本の市町村1700箇所を巡り人、風景を記録する。
4.日本の寺院2000箇所回る。
5.日本の神社2000箇所回る。鎮守の森を撮る
6.神社の狛犬3000体撮影する。
7.マンホールの蓋3000箇所撮影
8.日本のダム探訪
9.天然温泉巡り500湯以上
10.巨木巨樹1000本以上
11.日本の城、城跡1000箇所めぐる
12.鉄道路線、私鉄も含めすべて撮影、駅2000駅撮影、現行の電車、機関車撮影
13.日本の漁港を1000箇所訪れる、東日本大震災で小さな魚港の写真を撮っている人少なかった。
14.各地の市場を訪れる 農産物、海産物市場
15.各地の美術館、博物館、郷土資料館巡り
16.各地の石仏を2000体以上撮影
17.日本の川、河口から上流まで訪れ撮影
18.各地の公園、遊園地巡り
19.各地の図書館巡り
20.各地の道の駅に立ち寄る
21.各地の団地巡り
22.各地の木造の古い民家を撮る
23.古い街並み昔からの集落を巡る
24.池、湖沼を訪れ起源と特徴を調べ撮影
25.鉄橋、橋を撮影する。吊り橋を撮る
26.日本の造り酒屋を訪れる
27.各地の場末の飲み屋街を訪れ撮影
28.日本の火山を訪れる
29.各地の街路樹を撮影、木の種類
30.旧街道を歩く訪ねる、宿場町を訪ねる
31.全国の桜の名所、桜並木を撮る
32.日本の花公園、花の名所を訪れる
33.白砂青松を訪れる。
34.紅葉の名所を訪れる
35.離島を訪れ集落、暮らしを撮影
36.日本のフェリー連絡船を撮影
37.日本の滝と渓谷巡り

私の昭和鉄道遺産 その5 機関庫作業

2016年09月02日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 鹿児島県 肥薩線吉松機関区

C55とC57蒸気機関車が機関庫に入っている。
点検作業もしていた。
作業担当者に挨拶をして三脚で撮影する。
山勘で露出を数秒の開放撮影。
C55のスポーク動輪を撮影している。
無機質な写真だが自分にとっては懐かしい写真である。