ウドン喰うかい
うどんのギャグに、こんなのがある。
うどんは空海が中国から持ち帰った。ウドン喰うかい(空海)
ウドン含むコナモンは本来、ケ(日常)の食べ物 ケとは穢れ(けがれの意味)
白米が貴重で粉物は代用食だった。ハレの日は白米や寿司を食べた。
ハレとは祝事(正月、結婚式、成人式、祭りなど)ハレの日に着るので晴着の言葉が残る。
ここ30年は米食より粉物に人気が集まり、B級グルメだとかパン食、カップラーメン、中華ラーメン、パスタ、ピザ、お好み焼き、うどん麺類で米の消費は半減した。
米の個人消費量1962年 115キロ 2019年53キロ
現に私も朝はパン 米は夜だけの日もある。それも茶碗一杯
若い人は白米がそんなに貴重という感覚はない。粉物の方が好きで美味しい感覚さえある。
司馬遼太郎氏は街道を行くで、東北の飢餓について氏、独自の見解をしている。東北で10万人に及ぶ餓死者をだしたのは米の石高制度だという。
米の取れ高で各藩の評価した。寒冷地の東北でも米を作った。寒さに強い小麦や雑穀を作れば飢え死することはなかった。
粉物のひとつのウドンは好きで時々たべにいく。全国各地にはウドンの類の食べ物がある。
もう、車で全国を食べ歩くのは難しくなった。せめてネット通販で取り寄せ食べてみたいと思う。関東圏、東北もいろんなウドン類があるが食べた事がない。
群馬のお切込み 茨城から宮城のハット汁、岩手ひっつみ、八戸のセンベイ汁。
山梨 吉田うどん、群馬 水沢うどん 埼玉も旅番組で名物ウドンがでてくる。
山梨のホウトウだけは4回食べた。カボチャや野菜たっぷりで米が貴重な時の代用食だ。今はホウトウのような食べ物が大好きになった。
歳を取り腰の強い麵より、きし麵のような柔らかい麵がいい。
タモリがよく言う、うどんの発祥は福岡なのに香川がウドン県というのはけしからん。
福岡はラーメンだがうどん屋も多いらしい 柔らかいうどんらしい。
九州はホウトウのような麺をだご汁という。だご汁はだんご汁の事である。
九州の人は糸が絡まってもだごになるという。
同じダゴ汁でも熊本のだご汁はスイトンである。大分、福岡南部は太麺である。
倉敷にはぶっかけうどんというのがある。香川のウドンかと思った。
香川はカマ玉ウドンはあるがぶっかけうどんはない。
先日、ケンミンショーに倉敷のぶっかけうどんが、でたら翌日から店に行列ができたらしい。