懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

苦味は春の味

2021年04月05日 | グルメ
苦味は春の味

苦味は春の味だと思う。
フキノトウ、菜の花のほのかな苦味、山菜の僅かな苦味、ラッキョの若苗のエシャロット、分葱や野草の野蒜や土筆、魚ではハヤの腹の苦味。

味には五つの味があると言われている。甘味、塩からみ、唐辛子のような辛み。酸味、苦味
これを五味といわれている。作家の五味康佑氏のような苗字にもなっている。
塩辛いは関東ではしょっばいと区別している。西日本は塩辛いも唐辛子の辛みも辛いという。しょっぱいと塩辛いの分岐点は富山県だそうだ。
東の魚津はしょっぱい 真ん中の富山市はしょっ辛い 西の高岡市は辛いだそうだ。

苦味は大人の味かもしれない。若い女性でコーヒーが苦くて嫌い言う人がいた。

東北の民宿の奥さんが雪の降る所のフキノトウは苦味が少ないと言った。私は西日本のフキノトウと東北、北海道のフキノトウはサイズ、種類が違うと思う。
北へ行くほどフキの丈も高い.北海道のは2.0メートルにもなる。西日本のフキはせいぜい40センチくらい。苦味はフキノトウの小さいほど強い。

田舎出身の同僚に土手の野蒜を生のまま味噌を付けて食べると美味しいと聞いた。
さっそくやってみたが苦くてたべられない。ラッキョも塩漬けをせず漬けるくらいだから焼酎で胃が麻痺しているのか。

鹿児島の人は生のラッキョを刻み、酢味噌にチリメンを入れて酒の肴にする。苦味に胃が麻痺しているとしかおもえない。

今、土手や河川敷に咲いている菜の花、西洋からし菜と西洋アブラナである。アブラナは種子に油が沢山ふくまれている。油分は旨味成分である。

あれだけあっても採取している人を見かけない。

西洋からし菜は苦味があるが食べられる。ネットをみると食べかたのレシピが載っているる。からし菜の種は潰してマスタードやおでんのカラシの原料になる。