懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 石垣のある風景

2012年04月24日 | 蒸気機関車
撮影場所 伯備線 岡山県高梁市

昭和45年から国鉄ではDISCOVER JAPANという旅のキャンペーンが行われた。
日本のよさの再発見するものだった。
日本の古い町並みなどが老朽化して建て替えの時期でもあった。
昭和40年代はスクラップ&ビルドの時代でもあった。
古い建物や環境破戒される地域へみんなの眼がいったのもこの時期だった。
屋久島の屋久杉の伐採が禁止されたのもこの時期であった。
私が初めて屋久島にいったのは昭和42年、屋久杉を見に来たのに歩けど歩けど荒廃した伐採のあと。昭和45年まで伐採は行われ禁止で小学校も営林署も廃止となった。

蒸気機関車の写真もDISCOVER JAPANに合うような撮影場所を探していた。
高梁の西外れに線路に沿った石垣を見つける、松も植えてあり城跡の雰囲気もあり何度か通った。
その当時免許も持たず自分の足がたより高梁駅から30分かけて歩いた。
ここで昼飯を食べながらひたすら列車を待った。昼飯はお好み焼き二枚とパン二個だった。
定食の二人分がいつも食事だったように思う。
撮影した場所が高梁高校の入り口だったのを知ったのはずっと後になってからだ。石垣の上はグランドか


DISCOVER JAPANは古い町並みを見直す契機にもなった。
昭和46年に小柳ルミ子が歌った「私の城下町」がキャンペーンソングの役割をはたした。
その頃、各地の古い町並みが残る地を小京都と呼ぶようになったと思う。
さらに昭和48年に山口百恵の唄った「いい日旅立ち」が国鉄のキャンペーンソングになった。