懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の古い町並み写真展 その19 「運ぶ」 岡山県倉敷市玉島

2012年04月16日 | 昭和の古い町並み写真展
昭和の古い町並み写真展 その19 「運ぶ」 岡山県倉敷市玉島

この写真は今年一月に行いました昭和の古い町並み写真展に展示した65点のなかから順次投稿しています。
今回のテーマは運ぶに関する写真を掲載しています。

魚の行商の女性が手押し車に魚を乗せ行商している風景を本人に了解をもらい撮影させてもらった。
写真展をしている時に県庁に勤めて人が見に来て「この行商の女性を知っている」と話し始めた。
自分は10歳くらいだったが行商に来ている姿をよく見ていた。この女性の息子さんは70歳代で近所に住んでいて健在だと教えてくれた。
息子さんに電話してくれたそうだ。数日して息子さん夫婦が写真展を見に来てくれ感動してくれた。82歳まで行商をして88歳で亡くなったと話してくれた。

この時は自分の記録写真もたまには役に立つものだと感じた。

後ろの民家は岡山県南部の形をよ残している。
本瓦葺きに虫篭窓(むしこまど)漆喰壁、ナマコ壁
岡山の民家は漆喰で防火をしているのでウダツが発達しなかったのかと思われる。