茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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更新!増上寺月例「一服如何でしょうか?」無事に終了!

2009年10月25日 | Weblog
今日は朝から雨!天気は最悪でした。
雨足は強くまるで今日これから来られるお客人を想定してかのようでした。
そう、出没「駄目だし4人組ではなく3人組!」久々登場です。
あら~大丈夫かしら?今さら遅いわね!ひとりつぶやきやっぱり気分は、ずぶぬれの雨でした。
なぜって、今日は雨だし朝だし睡眠不足だし頭さえていないし考えていないし・・・?と言い訳が連なり、いつものことかと立ち向かうことよりも駄目だしを受けることに潔く決めたくらいでした。
そんなことより、やっぱり3人組のチェックは掛軸に集中・・・とほほ・・・なんてこった・・・やってしまった・・・蕪村め・・・。
そう、一応今回の掛軸は与謝蕪村といわれているものを掛けたのですが蕪村は江戸の俳人。やたらわからない字体をずらずらずらずら書いてあるのです。
俳画ではあるのでその部分もあり2部構成になっているような横物の掛軸です。
ようは「読めと言われても芸術作品読むわけにはいかぬ、なんて書いてあるかは蕪村に尋ねよ!」そんな気分で駄目だしチェックを受けてました。
チャック最終結果は面白い、なんと横物わけもわからない字体をいれて悩むよりも半分に切ってしまえばちょうどよい掛軸になるのでは?とご提案を!なんとも大胆な発言。
でも一理と少々押され気味な私がいるのが見え隠れしていました。
しかしどうしてこの掛軸は粗末に扱われるのだろうか?少々疑問になりました。
親先生には表装をし直して接がしてか紙表装にしてしまい古切れを新たなものにとこれまた大胆な発想でして、この方もまたこの掛軸に対して「好きじゃないわ!」と冷ややか。
「ちょん切れ」や「接がしてしまえ」や本当にこの掛軸は可愛そうね!と思いつつ、俳画に書かれているウサギに惚れて求めたのに!とぼやきは続きます。
つまるところわけもわからない字をつらつらつらつらと綴る蕪村がいけないと思う。
後世に伝いたいのならわかりやすい字で書くべきだ!全くもってやっかいよ!とぼやきたくもなりました。
とはいえ、芸術作品としてみてくれればいいのにと思いつつ、蕪村の大胆な性格も見え隠れしていて面白いと我は思っていましたが・・・。
ただ、感じたのは持主によって原型を変えてしまうことが出来るんだよな~?なんって感じ勉強しました。
駄目だし3人組から考えることを常々学ばされています。感謝です。
朝も早くからお越し戴き駄目だしを連発、結構楽しかったです。どうもありがとうございました。
お蔭様で「ちょん切れ物語」をその後のお客様にも披露でき話題とさせて頂きました。(うしし!)
これに懲りずまたぜひお越し下さい。お待ちしております。
今日はお客様のお越しが少なかったのでゆっくりとお話できました。
遠路大島から船で来てくださった会員さんとも再会。嬉しかったです。
来月に向けまた頑張ります。

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