常々思うのですが、「笑顔でね?」っていうと、どうしても顔を作ろうとすることが多いと思います。
顔をつくるとこころからの自然ではないのでどこか怖い!
下手をすると、笑顔が睨めっこの引きつった顔のようにさえ感じる時がありませんか?
茶雅馬のみんなは顔が写真顔になって怖い!と思う今日この頃です。
普通にお茶を出すだけなのに、睨めっこのように、硬い顔をされ目の前にきてお茶を「どうぞ!」といわれても有難くもないし美味しくも感じないだろうと思っているのですが、
やはりお茶を出す時にいつものように「笑顔でね?」とついつい言ってしまう。
受け身は「はい!」というが、その瞬間に顔をつくって茶室へ向かう。
どう考えてもへんだと思ってずっとずっと分析していました。
どうしてだろう?
普段の緩んだ優しい顔でただただ「どうぞ!」と進めてほしいだけなのに!
かっこつけすぎかな?
普段の生活で、いや会社でも「おちゃしない?」「コーヒー飲まない?」「お茶入れたよ!どう?」。
そんな気持ちには、こころから気持ちが動かされて「どう?」っていうところから差上げる一杯があるのだと思います。
なので、優しい笑顔がそこにはあるでしょう?
その笑顔に素直にありがとう!って言えると思いますし、ありがたいな~、飲みたかったんだよね!気がきくじゃん!なんて感じるのではないでしょうかね?
なのに、会議中や打合せのお茶って、「気がきくじゃん!欲しかったよ~」なんて思えることってまず少ないのでは?
緊張しているでしょうし・・・、味わうお茶にはならない・・・。
お茶一服って味わってほしい!、ゆっくり心身ともに緩んで沁みわたってリフレッシュしてもらいたい!
何よりも「こころ休めて飲んでいただきたい」と思うひとときを込めて差上げているのではないのでしょうか?
なのに「どうぞ!」とカチコチでドンと差し出されても
「あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す・!」と言う気持ちで終わりのように感じます。
それでは、・・・ね?(-。-)y-゜゜゜
お茶を差し上げるって自分のことで精一杯ではなくって、お客様の気持ちを忘れてはいけないのではないでしょうかね?
何故か、うちの方々は、「よし!お茶を運ぶ!行ってくるぞ!」と言う気持ちで水屋を出て、頑なにお茶を差し上げ、無事に差上げたぞ!と言う気持ちで水屋にもどってほっとする顔をしています。
違うと感じる・・・。
ほっとする笑顔を、どうぞお客様に差上げてほしい!
だって、本当に好い笑顔をうちの皆さんもっているのです!
お客様にもその笑顔見て戴きたい!と思いますし、
お客様のこころからの「ありがとう!」を、いただけたら、一期一会を感じられるのではないでしょうか。
もっとこころを育てると笑顔が優しくなるかもね?
頑張って!と思う今日の茶雅馬教室でした!
睨めっこからの脱出、皆様も応援して下さい!