WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『絹の家』(著者:アンソニー・ホロヴィッツ 訳:駒月 雅子)

2013-06-02 10:48:04 | 本と雑誌
絹の家  シャーロック・ホームズ絹の家 シャーロック・ホームズ
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2013-04-27


いやー、ものすごくおもしろかった。コナン・ドイル財団が初めて公式認定した80年ぶりのシャーロック・ホームズ最新作。こどものころ小学校の図書館でシリーズ作品に読みふけって、どう考えてもわからない謎を快刀乱麻をたつように解決していくイギリス最高の探偵に、わくわくと心が躍る時間を過ごしたファンとしては、こんな本が出てくれてとてもうれしい。



ホームズの斜にかまえているせいでぜんぜんそうは見えないけれど、実は正義感と愛国心にあふれる性格とか、1800年代末ロンドンのいぶしたような魅力あふれる小道具とか、ホームズとワトソンの信頼関係のベースになっているお互いの価値観とか、ファンでないとわからない微妙なところが、原作とちゃんと同じなのがいい。このあたりも公式認定された大きな点であろう。



週の前半、午後オフにして終了まじかのラファエロ展を楽しんできた。ここまでは好調だったのに、週の後半にかけて風邪がぶりかえしてきたうえに仕事がたてこんで会社からの帰宅が遅くなり、金曜には体調が絶不調ピーク。しかし夕方から部署の幹部キックオフに出かけたら、気持ちがとても上向いて不思議に元気に。昨年の今ごろはアトピー激化で一人つらい季節を過ごしていたことを考えると、今年は自分の体力だけでなく周囲の目覚ましい頑張りにも滋養をもらっている気がする。



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