連休あけから加速度的に案件が増加し、あっという間に休日モードがふっとんだ。先週は仕事がウィークデイに終わらず、休日に細かいところを調べたり資料のアウトラインを作ったり。いつも土日はいまどきの小学生よりも早い時間、夜10時にベッドに入ってしまうので、5時くらいには夕ご飯を食べる。夕方に仕事を終わらせて、開け放したドアから初夏の爽やかな風が通るワインバーでコロナを飲みながらこの本を読んでいたら、「睡眠の話ですか?」と知らない人から声をかけられた。
日本人は睡眠に平均以上に関心の高い民族と思う。寝具のクオリティの高さもそうだし、エアコンや壁クロス、空気清浄機など快適な睡眠の時間をうたった家電、熟睡するためのお茶にサプリに医薬品、入浴剤。私も夜6時以降はコーヒーとかのカフェインを摂らないし、ベッドに入る前には蛍光灯を消してやわらかい光の間接照明に切り替える。朝の太陽光があたって活動期に入ってから12~13時間後には、ヒトの体は自然に休息のサイクルに入るそうだ。そんな話を読むと、なんとなく必要以上に身体をいじめている気になる。
休日、夜10時に寝るのはおもに肌のためだが、24時を過ぎた深夜に寝ても、寝ばなに深いノンレム睡眠に落ち込む時に回復のしくみが働くから、あまり気にしなくても大丈夫なんだそう。なーんだ。ベストな睡眠時間、時差の解消法、夢をみる理由など、意外に知らなかった科学的根拠のあるエピソードが満載。