WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『社会認識の歩み』(著者:内田 義彦)

2013-12-06 19:19:19 | 本と雑誌
社会認識の歩み (岩波新書)社会認識の歩み (岩波新書)
価格:¥ 756(税込)
発売日:1971-09-30


体にあわない抗生物質を飲むと信じられないくらい体調が悪くなるから、(そして飲んでみないと合う合わないがわからないこともあり)、ひいた風邪は自力で治そうと、一切薬を飲まないことにした。首の後ろのリンパ腺が腫れ、ひたいに熱が集まってきて、充溢した体力がウイルスと戦っているのがわかる。不思議に元気でつらくないのだが、ぶっ通しのミーティングでしゃべる時間が長く、咳がひどくなる。今日は声を出さないために調整してお休みをもらう。



管理業務が10年以上と長かったわりに実務の勘どころを柔軟に動かせることが嬉しく、仕事のアイディアが次々に生まれてきて楽しい。今年は公私ともに環境の激変した年だった。考え方も大きく変わり、自分の精神の拠りどころになるものも変わった。結果としてより良く生きられているといいのだけれど。



個人がいかに生きるかのハウトゥと、その行為を通じた集団形成についての学問、社会学。高校3年生の冬、辞書をひきながら読んだ資本論の文節がところどころにひいてあって懐かしい。断片を大事にしつつたまに体系、全体観に立ち返ってみる、と書かれた言葉通りにアダム・スミスやルソーやホッブスの言葉のピースが、その読み解きを積み重ねて大きな科学理論のネットになっていくさまが見事である。