WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

Lean In by Sheryl Sandberg

2014-10-25 19:51:21 | 本と雑誌
Lean In: Women, Work, and the Will to LeadLean In: Women, Work, and the Will to Lead
価格:¥ 2,495(税込)
発売日:2013-03-12


I saw Sheryl Sandberg's talk in "TED", my favorite application, I've been interested with the problem of gender. A fifty-fifty partnership between men and women is more difficult in Japan than Western countries. But I never thought US has a same problem and prejudice. Finding a boss or husband who thinks men and women's roles are equally important is difficult.




If a little boy shows his leadership, adults around him say he has a great sense of being leader, but when girls show the same performance people think "She is bossy". Wow, it's an accurate parable. She said, this is no laughing matter for women, how can we hope to live in an equal environment? Women do not only household work after leaving from office, but sometimes have to work more than men. And company's system often puts men's promotion before women's due to their hesitation over the world. The sooner we think and act on our own, the faster we will reach greater equality.





『ローマ人の物語(11)~(13) ルビコン以後』(著者:塩野 七生)

2014-10-13 17:20:24 | 本と雑誌
ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下) (新潮文庫)ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下) (新潮文庫)
価格:¥ 529(税込)
発売日:2004-09-29


カエサル、ルビコンを渡ってポンペイウスとのローマを二分する決戦から、新時代の国家の枠組みをドラスティックに作り替える寸前で暗殺されるまでの5年間。ぐいぐい展開される密度の濃い物語に途中でやめられず、朝の通勤電車で一気に読み切る。シェークスピアの戯曲「アントニーとクレオパトラ」は、運命に翻弄されるローマの武将とエジプト最後の女王の美しくも悲しいラブストーリーだけれど、ここでは放恣に甘えきって敗れるべくして敗れた2人の姿が浮かび上がって、それに比べて、カエサルの完璧なまでのビジョン、施策の見事なこと。



強い意思で政治システムを変えただけでなく、行政改革に治安対策、首都ローマの再開発、市民のための大規模な建築工事の構想、防衛のための城壁を取り壊し、他民族の優れた点は何のこだわりもなくローマに取り入れ、ローマ人の得意とするところは広く地方にも導入させた、超・合理的なものの考え方と、寛容(クレメンティア)に大きく開かれた精神。描写がイキイキしていて、きっと塩野氏はカエサルを大好きなんだなあ。



実行そのものの自己満足ではなく狙った成果が必ず上がるように徹底的に実行し、それも天才的にうまくやり、詩から軍事記と輝くような文才さえ授けられて、23か所も刺されているのに見苦しくないようトーガを優雅に巻き付けながら立像の下に倒れたという最期まで、完璧で圧倒的な生きざま。さらに後継者選びまで狂いもない眼力で、彼の選んでいた18歳の若者は、500年続いたローマ共和制に終止符をうち、初代皇帝となった。このスーパー建国の父が、中年期のガリア戦役まで借金漬けで泣かず飛ばずだったところも歴史と人生の妙。6冊ともおもしろかった。




『偉大なる、しゅららぼん』(著者:万城目 学)

2014-10-05 20:29:41 | 本と雑誌
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)
価格:¥ 821(税込)
発売日:2013-12-13


数年前、右肩に突然激痛がはしり、1週間ほど、寝ても覚めてもすさまじい痛みが続いた。PCのマウスどころか、お箸ももてない。病院でレントゲンに写っていたのは、長さ3センチ以上の大きな石灰のかけら。骨から少しずつ溶け出した石灰質がかたまって、弾丸のような形になり、鋭利な角で筋肉と腱のあいだを押し広げている。「これは痛いね」とため息をつきながら医師がうってくれた大きな注射の鎮痛剤も、ここまで痛いとあまり効かず、歯を食いしばって我慢する日々になった。



石灰のかたまりが大きく育つまで何の存在感もなく、急に激しく痛み出したきっかけは、整体。首から肩、腕をほぐされて、あたる角度がずれたのだろう。以来、長時間のデスクワークでいくら肩や腰に負担がかかろうとも敬遠していたが、背骨と骨盤がゆがむとだんだん身長が低くなる驚愕の事実に、ここ最近また通いはじめた。その効果たるや絶大。背すじがピンとし、体が軽くなり、ぐっすり眠れる。免疫力も回復するそうだ。



今日はあいにく、行く途中に土砂降りの雨。台風18号が近づいているというので、早めに帰り、自宅で雨音を聴きながら読書。ちゃんと細部まで考えられたストーリーと、独特のゆるい間が絶妙である。ついでに岡田将生主演のDVDも借りてソファに寝そべり、ココアをすすりながら映画鑑賞。この1か月は週末ちゃんと休むと決めて、外は嵐だが気分的にはほんわかした平和な一日。明日は電車動くかしらん。