みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

記憶

2010-01-26 | kid
昨日の夜、こうたろうを寝かしつけていたら、薄暗い部屋でこうたろうがさめざめと泣き出した。

「お母さん、ごめんね。こうくん、お母さんのおなかにいたとき、
早くお母さんに会いたくて、いっぱいけっちゃったんだ、ごめんね」

ええーっ。

こうたろうの胎内記憶話はいくつかあるんだけど、昨日のこれが一番びっくりした。
こうたろうは予定日より一週間ほど早く生まれた。
産院の最後の健診で「予定日くらいに出てきそうですね~」と言われていたのだが、
そのあと、胎動の位置が変わったなと思ったら破水して入院となったのだ。

蛇足になるが、当初の予定日ではこうたろうは天秤座のはずだった。
私は天秤座の友人が多く、彼らはみな一様に素敵であるし、
双子座(私)とも相性がすごく良いので、天秤座だったらうれしいなあと思っていた。
それが一週間早まったことで乙女座になり、
あらら、繊細な乙女座……それはそれは……とは思ったけれど、
乙女座の友人もみな善良で感性ゆたかである。それも良いではないか。
なんにせよ、元気に生まれてきてくれたのだからそれで何よりであった。

しかし、もしや、そのときの私の「あらら」が伝わって残ってしまったのかしら。
6年もたって、泣くほどあやまらせてしまって、こちらこそごめんなさい。

それにしても、胎内記憶って何歳まであるものなんだろう?
こうたろうは、こちらからあれこれ訊ねるといつも「わかんない」と言うのだが、
こんなふうに気を抜いているときにやぶからぼうに話しだすので
本当にびっくりする。

赤ちゃんもおなかの中で「お母さんに会いた~い!」って思うものなんだな。
そういう理屈というか、原理というか、自分の立ち位置がわかってるんだな。

お母さんも会いたかったよ、こうたろう!!
君の足や手やほっぺにさわるのが楽しみだったんだよ!!

そんなことを考えながら、ぎゅ~っと抱っこして眠る夜である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿